年齢 | 性別 | 相談日 |
---|---|---|
60代 |
女性 |
2023年9月7日 |
質問1
7月に舌の裏に口内炎ができ、塗り薬を歯科で出していただきました。1か月たっても良くならず、口の中がヒリヒリして食事をすると痛む状態に。大学病院を紹介していただき、検査ではカンジタ菌てもなく、口内炎の部分をつまんでの検査も悪いものは見つからず。ビタミンを取り、アズノールでうがいして様子を見ることになりました。舌が痛く、味覚も何を食べてもまずい状態です。粘膜が弱っているのではないかとも言われています。これは舌炎?ですか?
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌の裏側(舌下面)の粘膜に肉眼で確認できる変化が生じたようですね。一般的にびらんや潰瘍と呼ばれる、粘膜の表面が欠損している状態ではないかと推察します。このような場合において特に注意すべき点は、がんが生じていないかどうかを確認することですが、検査によりがんは否定されたようですね。
2か月近くこのような状態が続いているということから、難治性の口内炎あるいは難治性の舌炎といわれる状態です。ドライマウス、亜鉛や鉄の不足によってこのような問題が生じたり、症状が持続したりする可能性があるため、一度検査を受けられることをお勧めします。問題点が明確になれば、それに応じた治療法があります。問題が見当たらない場合は、漢方薬で症状を緩和することも可能です。