口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

骨露出の原因と治療法

年齢 性別 相談日

 代

男性

2024年2月3日

質問1

歯科にいったら、骨露出といわれました。治らない時は、削って縫うといわれました、大きな病院紹介すると、いわれました。縫うとなるも入院ですか?自然に治ることは、ありますか?親知らずを抜いた後だそうですが、もう4年前ぐらいに抜いてます。考えられる原因はなんですか?教えてださい

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

4年前の親知らず抜歯後から骨露出が持続している可能性と、最近骨露出が生じた可能性があります。いずれにしても、骨露出には何らかの原因が存在するはずです。

義歯(入れ歯)を使っている場合は、義歯のガタつきにより粘膜が傷つき、骨露出が生じることがあります。その場合は歯科で義歯の調整を受けることにより、骨露出は治癒すると推察します。

骨粗鬆症の薬やがんの骨転移を抑える生物学的製剤を使用すると、顎骨壊死が生じて骨露出が生じることがあります。また、虫歯菌が顎の骨の中に拡がって顎骨骨髄炎になると骨露出が生じることがあります。骨壊死や骨髄炎に対しては骨を切除し、傷口を縫合して封鎖します。縫合するために入院する必要はありませんが、持病があったり、全身麻酔下で骨を削ったりする場合は入院する可能性が高くなるでしょう。