年齢 | 性別 | 相談日 |
---|---|---|
40代 |
女性 |
2025年3月29日 |
質問1
昨年12月に開咬と下顎後退のため顎変形症手術(上下)を受けたのですが、顎関節症の悪化や左の下唇辺りの麻痺、口を開けると上の歯が見えず下の歯や歯茎が見えるなど、多くの後遺症が出てしまいました。
特に舌の付け根が喉を少し塞ぐようになってしまい、以前より息苦しくなったことが辛いです。(口を開けた時に舌で喉の奥が見えなくなりました。)顎全体が上に3ミリ移動したことと顎の角度が通常よりも急なために、舌を押し上げてしまっていることが原因のように思います。
通院している矯正歯科では「できることはない。耳鼻科で相談して」と言われましたが、耳鼻科で改善できるとは思えずどうすればよいのかと日々不安に思っています。矯正歯科で顎を下げる再手術ができないかとお聞きしましたが、顎の関節が細いので今の位置からは変えられないとのことでした。
今はまだ呼吸はできていますが、これから顎が後戻りで後退したり開いてしまったりした時、また年齢を重ねた時に、さらに喉が塞がってしまうのではないかと不安です。何か改善できる方法はありますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
下顎の移動に伴い、舌の位置も変化したようですね。現在息苦しさにお困りのようなので、やはり耳鼻咽喉科での診察が必要でしょう。鼻炎や鼻中隔湾曲症、上咽頭炎など、舌の位置以外に息苦しさの原因が見つかるかもしれません。その場合は耳鼻咽喉科で治療を受けられるはずです。
今後、加齢により息苦しさが悪化することを心配されていますが、年齢とともに舌の筋力が低下し、舌の位置が下方移動することが予想されるため、悪化する可能性は低いと推察します。