年齢 | 性別 | 相談日 |
---|---|---|
代 |
女性 |
2025年5月29日 |
質問1
5年間とても酷い舌痛症に悩まされています。仕事もできず生活にも支障があります。今は抗不安薬を少し寝る前に飲むだけです。あちこちの病院に行きましたが、架空の痛みだから、抗うつ薬が使えないならどうしようもないと言われたりもしました(抗うつ薬でセロトニン症候群になったためです)。タリージェ使ってた時もありましたが、不妊治療を開始してから辞めました。
舌痛症は架空の痛みだと教えられてきたのですが、ひぐち歯科さんのホームページには
神経の痛みと書かれていましたが、これか架空の痛みとは別物でしょうか。私はあまりにひどくて、発症から半年で舌が攣縮するようになり、常に舌が緊張していて、特に痛い右は味覚も少し弱かなった気がしています。舌がもつれて話しにくさもあり、このまま一生治らないのかと、それなら死んでしまいたいと思うくらい毎日が辛いです。私が使える薬はあるのか?架空の痛みでは無いのか?など教えていただけますと嬉しいです。
下の歯が2本いろいろあって無くなってしまい1年間その状態を放置していたら舌痛症になりました。その歯がない所から痛みがはじまったので、入れ歯使ったりもしましたが、そもそも痛くてはめていられません。すごく口の中の事は悩んでいます。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌痛症は舌神経が脳に痛みの信号を伝え続けている神経の問題で生じるものと、何らかの理由により舌粘膜が傷ついて痛むものとに大別できます。神経の問題による舌痛症は、痛覚変調性疼痛という種類の痛みが生じていると考えられ、治療法は薬物療法(抗うつ薬やタリージェ、リリカ、クロナゼパム、麻薬系鎮痛薬、抗不安薬、漢方薬など)、認知行動療法、運動療などが効果的です。
舌粘膜が傷つく理由はさまざまです。食いしばりや歯ぎしり、低位舌、歯磨き粉に含まれている界面活性剤による損傷、亜鉛不足、鉄不足、ビタミン不足、口腔カンジダ症などが挙げられます。下顎前歯が欠損して舌痛が生じたという点からは低位舌が疑われ、筋機能訓練や保護床の使用により症状の緩和が期待できるでしょう。