口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

三田市 60歳 女性

奥歯(数本)のじりじりとした痛みから非定型歯痛ではないか、と言われたのが4年前のことです。虫歯の痛みではないのか、と非定型歯痛を認めたくない気持ちが自分自身にずっとありました。何軒もの歯科医院・口腔外科を受診しましたが、痛みを理解してもらえず、時には錯覚だとか気のせいだと言われ、がっくりしながら非定型歯痛を徐々に受入れる気持ちになりました。歯の痛みとの長い戦いが始まったのです。やっと見つけた心療歯科で非定型歯痛薬として出された抗うつ薬を2年近く服用しましたが、副作用の口の渇きで舌の側面の痛みが始まり、塗り薬を出されましたが痛みは良くなりませんでした。この心療歯科では薬が主で、歯の治療はしてもらえず歯科医院を別に探さなければなりませんでした。痛みを遮断する薬と歯の治療を同時にしてもらえる病院はなかったのです。
じりじりと引っかくような奥歯の痛みと舌の側面の擦れる痛みが続くので、別の口腔外科を受診しましたが、歯周病の治療が続き、心療内科を勧められました。弱い抗うつ薬を服用しましたが痛みは取れませんでした。痛みのあった奥歯の1本が割れてしまい、抜歯を頼んだのですが断られてしまいました。仕方なく他の歯科医院や麻酔科を受診しましたが、痛みは取れず食欲も無くなっていきました。痛がって横になる私を見た娘がインターネットで「ひぐち歯科クリニック」を見つけ出してくれました。弱っていた私に代わり娘が電話をすると、症状を的確に聞いて下さり対応が良かったのです。「ひぐち歯科はいままでの歯医者さんと違う!」と娘は言いました。
当日ふらふらした状態で伺うことになりました。もうここで駄目だったら行く所がどこも無いなあと内心思っていました。緊張しながら問診を受け、病歴を説明するだけで長い時間がかかりましたが、よく聞いてもらえ、だんだん落着いてきました。先生の説明があり、私の症状に合う漢方薬と薬、舌の痛みを緩和させるうがい薬を処方していただきました。薬が効き始めるのは後になるとのことで、祈る思いで服用しました。出されたうがい薬で舌の痛みは和らぎ、楽になりました。二日後、歯の痛みが続くので伺うと、今までの歯医者さんで断られ続けていた抜歯を樋口先生の素早い判断でしていただきました。怖いと思っていた麻酔も痛みは無く、あっという間に終わりました。抜かれた歯を見て、「長い間ご苦労様でした。最後は痛みもあったけど良く働いてくれました」となんとも言えない気持ちになり、救われたと思いました。
日が経つに連れ、体調も元に戻り、非定型歯痛のじりじりとした痛みは徐々に弱くなってきました。お陰さまで散歩や家事も出来るようになりました。痛みを感じない普通の状態になるまで、希望の持てる治療をしていただける「ひぐち歯科クリニック」に通院し続けたいと思っております。私を救って下さった樋口先生、スタッフの皆様に感謝いたします。