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口腔外科無料相談室



口腔上顎洞瘻孔閉鎖術後の頬の腫れ

年齢 性別 相談日

  60代

  女性

2025年3月12日

質問1

昨年6月抜糸した右側C6に穴が空いていたようで穴が塞がるのを経過観察してきましたが塞がらず3/10上顎洞瘻閉鎖手術を受けました。翌11日朝から右側の頬が腫れて未だ腫れが引きません。病院からはアモキシリンを処方され一日3回しっかり飲んでます。腫れの原因は何故でしょうか?

10日術後医師から鼻を強く噛まないよう指示されましたが副鼻腔炎もあり鼻が垂れてきて一度だけ鼻をかんでしまい、それが原因でしょうか?ご教示お願い申し上げます。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

鼻を強くかむと空気圧によって傷口が開き、閉鎖した口腔上顎洞瘻孔が再度開いてしまう場合があるため、強く鼻をかむことは控えるよう注意されたのでしょう。一度だけ鼻をかんだ程度で頬が腫れる可能性は低いと考えますが、運が悪ければ「気腫」という頬粘膜下の組織に空気が入り込み、頬が腫れる症状が出現するかもしれません。

むしろ気腫より可能性が高いのは、術後の炎症による頬の腫れです。その場合は時間の経過とともに治癒するでしょう。

質問2

ご回答頂きありがとうございます。仰る通りで、腫れが落ち着いてきました。紫色のあざから黄色になり今はうっすらと黄色が残っている程度です。術前に樋口先生のように説明がありませんでしたので、腫れが出た時は細菌感染したのかと不安になりました。明日抜糸予定です。この度はありがとうございました。また何かありましたらご相談させて頂きよろしくお願い申し上げます。

舌の裏にできものがあります

年齢 性別 相談日

  50代

  女性

2025年3月16日

質問1

舌の裏にできものをたまたま鏡を口の中を見て見つけました。粘膜下嚢胞の場合、クリニックの口腔外科で手術は可能なのでしょうか。大学病院にしても、入院はどのくらいかかるのでしょうか。様子をみるのが可能なのでしょうか?小さいうちに手術するべきでしょうか。今2.3ミリかな?もう少しあるかもしれません。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

舌の裏のできものが粘液嚢胞である場合は、クリニックの口腔外科で入院することなく手術を受けることが可能で大学病院も同様です。あるいはしばらく様子を見て、大きくなってから手術を受けることも可能です。

舌の裏のできものが粘液嚢胞であるかどうかについては不明です。良性腫瘍やがんの可能性もあるため、一度診察を受けられることをお勧めします。

 

ルフォーⅠ型骨切り術後の麻痺や違和感

年齢 性別 相談日

  30代

  女性

2025年3月12日

質問1

私は美容目的で両顎手術(ルフォーI SSRO)+オトガイ形成を受けました。術後から麻痺や知覚異常が出ていましたが、執刀医からはずっと経過観察を指示されて半年がたちました。今は両頬の痺れ、上歯肉・口蓋全域の麻痺と知覚異常、傷口の強い突っ張りが残存しています。

上歯肉に関しては、触られている感覚はあるのですが、歯磨きをした際に歯肉の痛みがあり、歯を噛み合わせた時に歯肉の違和感もあります。口蓋も触れている感覚はあるのですが、喉に近い軟口蓋まで麻痺や知覚異常があるため、唾を飲み込むだけですごい不快感があります。傷口は針金でも入っているのかと思うくらい突っ張っていて、常にギュウギュウに締め上げられているようです。

会話や食事がうまく出来ず、日常生活に支障が出ていてすごく困っています。通常であれば術後半年もたてば症状が消失していることが多いとも聞き、不安で仕方ありません。この後遺症が改善するなら何でも試してみたいと思っています。鍼治療やインディバ等はよく聞きますが、何か出来ることはないものでしょうか。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

ルフォーⅠ型骨切り術後、上顎神経の損傷による麻痺や違和感が生じたようですね。神経の損傷は治癒が遅く、いつまでも治らない場合もあります。残念ながら確実な方法はありませんが、針治療の他に近赤外線照射、星状神経節ブロック、漢方薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、ビタミン剤などの治療法が症状の改善を期待できます。

扁桃腺に口内炎みたいなものが出来ています

年齢 性別 相談日

  20代

  男性

2025年3月11日

質問1

先週辺りから扁桃腺に口内炎みたいなものが出来ています。出来始めの時より、食べた時や話してる時の痛みは改善していますが炎症部分を見てみると白く楕円の形をしています。こちらは治りかけの口内炎なのでしょうか?

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

痛みがあり、白く、楕円形の粘膜病変という点を考え合わせると、口内炎の可能性が高いでしょう。ただし、扁桃炎や扁桃がんの可能性も否定できません。

舌先が3か月前からヒリヒリします

年齢 性別 相談日

  40代

  女性

2025年2月27日

質問1

舌先が3か月前からヒリヒリします。舌の真ん中が痛いときもあります。舌痛症かもと思っていますが、何科を受信しればいいでしょうか?口腔外科か耳鼻咽喉科ならどちらがいいでしょうか?

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

舌がヒリヒリしたり痛んだりするということから、まずは舌痛症が疑われます。ただし舌がんや口腔カンジダ症など、舌痛症以外の病気の可能性もあるため、医療機関で診察を受けられることをお勧めします。

診療科については、口腔外科か耳鼻咽喉科のいずれかがよいでしょう。

下唇粘膜が発赤し腫脹していています

年齢 性別 相談日

  50代

  女性

2025年2月16日

質問1

1ヶ月位前から口を閉じてる時に、下唇の内側が腫れてる感じがしました。痛くも痒くもありません。唇をめくると内側が全体的に赤く膨れてる様です。 下唇をめくると、手を離しても下がったままで、自然に元に戻りません。病気でしょうか?

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

下唇粘膜が発赤して腫脹しているようですね。粘膜の色を正しく見分けるには慣れが必要で、本当に赤くなっているのか下唇粘膜本来の正常な赤さであるのかについては、専門家が診察しないと判断できません。腫れに関しても同様で、本当に腫れているのか腫れているような気がするだけで腫れていないのか、ご自身で正確に判断することは難しいでしょう。

下唇粘膜が本当に赤くなっている場合は、何らかの異常があると推察します。細菌感染や真菌感染、アレルギーといった炎症の他、口腔扁平苔癬という病気の可能性もあります。これらは痛みが出やすいため該当するかどうかは不明です。痛みがなく赤くなる病気には血種や紅板症、血管腫があります。

下唇粘膜が腫脹する病気には細菌感染や真菌感染、アレルギーがありますが、痛みがなく腫脹する病気としては血種や肉芽腫性口唇炎、血管腫が挙げられます。

口呼吸により粘膜が乾燥し、腫れぼったくなっている可能性もあります。

オトガイ形成手術に顎が突っ張って疲れます

年齢 性別 相談日

  30代

  女性

2025年2月12日

質問1

2024年11月にオトガイ形成手術のオトガイ前進をしました。もともと後退気味だった下顎をオトガイ前進の骨切りで前に出してチタンプレートで止める形で作って頂きました。2025年2月現在、顎先に突っ張るような違和感を感じます。顎先の皮膚は軽く触ってもわかる(米粒などがついたらわかる)ので麻痺ではないと思うのですが、下の前歯の歯茎が、歯医者で麻酔を受けたような鈍い感覚です。なんとなく下の前歯の歯茎がいずいような、怠いような…(口の中に手を入れて直接触った感覚や温度等は鈍いですがわかるので完全に感覚が無いわけではないと思います)

そして、話したり笑ったり食べたりすると顎が突っ張って疲れます。下唇を持ち上げる動きがしづらく、力を入れて口を閉じるのがしづらい状況です。「うー」や「おー」という口の動きの時や、口を閉じて下唇で上唇を押し上げながら口角をあげるような動きをすると特に突っ張り、強く押さえつけられているような感じがします。口を窄めるような動きをするとまるでフェイスバンドのようなもので押さえつけられているような感覚というか、顎が前に出ようとすると後ろに押さえつけられるような感覚があります。

これは一体何なのでしょうか?麻痺なのですか?術後の経過として正しいのでしょうか?そしてこの症状はちゃんと完全に無くなるのでしょうか?その場合どのくらいかかりますか?

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

オトガイ形成手術の影響で、下前歯の歯茎の知覚をつかさどるオトガイ神経が傷付き、部分的な麻痺が生じているようですね。結論を述べると、このような神経の損傷は避けがたいといえるでしょう。この知覚麻痺は当分持続すると考えられ、徐々に回復する場合もありますが回復せずに麻痺が持続する可能性も否定できません。

またオトガイ形成手術によってオトガイが前方に張り出し、口輪筋などのオトガイ部の筋肉が伸びきって突っ張り、動きが悪くなっているようですね。形態の変化(改善)により、機能に変化が生じることも避けられないでしょう。伸びた筋肉は徐々に柔軟性を取り戻し動きやすくなると考えられますが、次期については予測できません。ストレッチなどの方法により改善に努められることをお勧めします。

抜歯後から食事中と就寝中以外唾液過多が酷いです

年齢 性別 相談日

  40代

  女性

2025年1月23日

質問1

食いしばりで歯が割れているとの事で昨日右下奥から2番目の被せ物を削ると4つぐらいに粉砕しており抜歯しました。
①12時間たちましたが食事中と就寝中以外唾液過多が酷いです。通常は翌日には治まりますか。5分ぐらいで唾液で口いっぱいになりつらいです。舌が損傷したのでしょうか
②又、歯茎の際に残っている歯の根本に接触している箇所の舌が痛みます。麻酔のせいでしょうか?全然耐えれる痛さですが。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

唾液過多と書かれていますが、唾液の分泌量が急に増加することは考えにくいため、唾液がうまく飲み込めなくなっているのではないかと推察します。原因としては舌が痛くて動かしにくい、抜歯により精神的ダメージを受けた、あるいは口やのどの動きに悪影響が生じている可能性もあります。

また、舌の痛みについては抜歯や麻酔の注射時にたまたま舌の神経を傷つけてしまった可能性がありそうです。

不定期に右下か左下がツキンと痛みます

年齢 性別 相談日

  20代

  女性

2025年1月15日

質問1

◯現在厚さ2mmのマウスピース(7番まで覆う)を毎夜使っています。
◯いつもナイトガードは半年たたないうちに穴があきます。
◯効果があると言われてエラボトックスをしています。

昨年初めての海外旅行に行った際ズキン!と痛みが生じました(右下)。元々ヒビが少し入っていると言われていた部分なので帰国後かかりつけ医に診てもらいました(実のところ帰国してから痛みはなぜかなくなっていました)。エアーや水をかけられても痛みは全くなく、噛んでももちろん痛みはありません。いたみがないことから「ホルモンバランスにも左右されるし元々歯ぎしりする上に初めての海外旅行というストレスもあったんじゃないか?」ということでした。しみ止めを塗ってくださり、それ以降はズキン!とすることはなくなりました。

そして今年に入って休み明け…ちょうど生理が始まる前あたりから右下がツキンとし始めてかと思えば左下がツキンとしたりと、やはり場所が変わります。
・不定期に右下か左下がツキンとする
・冷たいもの熱いものは全くしみない
・噛んでも全く痛くない
・夜間痛もない

今のところこのような状態です。仕事中が特にツキンとしますが、休みの時はほとんどツキンとしません。お風呂の時と寝る時は全く痛くないです。昨年9月に作ってもらったナイトガードが左右両方とも7番のところに小さい穴があいてしまっているのでそれも原因で歯ぎしりが直接歯に伝わってしまって痛みが出ているのか…
・仕事中にツキンの頻度が多くなる
・リラックスできている時はほとんど痛まない
上記のような状態です。

詳しいことは診てみないと判断は難しいとは思いますが、私の症状はやはり非原性歯痛と言えるのでしょうか?非原性歯痛だとするとマウスピース以外でできる対処法はあるのでしょうか?アドバイスいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

しみたり噛んだりして痛むわけではなく、痛みの部位が変化するといった症状から判断すると、特定の歯に痛みの原因があるわけではなさそうです。従って、非歯原性歯痛に該当すると考えられます。

非歯原性歯痛にはいくつもの原因がありますが、仕事中に痛くなりリラックスしているときは痛くないという点から、歯ぎしりや食いしばりによる痛みが疑われます。夜間の歯ぎしりによる痛みはスプリント(ナイトガード)の装着により防止できているようなので、日中の食いしばりに原因があるのではないでしょうか。

上記の場合は、食事中を除いて上下の歯を接触させないようにすると痛みを和らげることができます。「歯を離す」と紙に書いて目につくところに張り、その張り紙を目にしたときは上下の歯が当たっていないかチェックしてみましょう。当たっていたら上下の歯を2~3㎜離すようにしてください。普段から食いしばりのことを意識する必要はありません。張り紙を見たときだけチェックしましょう。毎日続けることにより、上下の歯を接触させない癖を身に付けることができます。

中学生の頃からから舌苔と口臭に悩んでいます

年齢 性別 相談日

  20代

  男性

2025年1月14日

質問1

自分は中学生の頃からから舌苔と口臭に悩んでいます。自分の舌を観察し、第三者に自分の行動後口臭を確認してもらった結果、食後にでる痰のような唾液???それ自体の臭い、そしてその後に白にちかい黄色の舌苔が濃くなっていることがわかりました。

この食後にでてくる痰?または唾液?は特に果糖の含まれるもの(ジュースやグミなど)をたべるとよく出るような気がします。米や他の炭水化物を食べても多少出るのですが、味噌汁や肉などを食べてもあまり出ません。そして食後その粘り気のあるものが落ち着くと舌苔が濃くなります。

出先など食事した後、トイレなどでこまめに舌磨きをすることでなんとか対処しているのですが、食事中その粘り気のあるもの自体の匂いは抑えることができず、また舌磨きができない状況もあるため困っています。

この痰のようなものはなんなのか、それ自体を抑える、または舌磨き以外に舌苔に有効なケアアイテムはありますでしょうか。お返事お待ちしています。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

食後に出てくる痰のようなものの正体は、診察していないため不明です。食事中はさらっとした唾液(専門用語では漿液性の唾液)が出ますが、食後はこのような漿液性の唾液の分泌が少なくなり、どちらかと言えばネバリ気のある唾液(専門用語では粘液性の唾液)が出てきます。特にストレスや緊張により交感神経の活動が活発になると、粘液性の唾液が出やすくなります。このような状況が生じている可能性があります。

食後の粘液性唾液を少なくするためには、人間関係を含めた日常生活上のストレスや緊張を軽減させる必要があるかもしれません。対応策としては自律訓練法や呼吸法、マインドフルネス、抗うつ薬や抗不安薬、漢方薬などの服用の他、考え方のパターンや行動の癖を見直して改善する認知行動療法も効果が期待できます。

上記のような方法により、食後に粘液性の唾液が出てくることは抑制できますが、唾液が臭うことについては別の問題点をクリアする必要があります。粘液性の唾液自体に臭いがあるわけではなく、口腔や咽頭に棲息する嫌気性菌が唾液に溶け込んで臭いの原因になっています。

しかしながら臭いには個人差があり、時と場合によって発生頻度も異なります。従って、このような問題についてはさまざまな角度からアプローチしたうえ、問題点ごとに対処していく必要があるでしょう。