年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
男性
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2015年2月27日 |
質問
唾液が過多ぎみで、それを飲み込む度に耳の奥が詰まったような気がするなと思った次の瞬間には、パキとかカチそして時には爆発音のようなドーンという音とともに耳詰まりが無くなるという奇怪な症状に中学生くらいから悩まされており、その頃から今でも首の横にしこりみたいなものがあり、軽い微熱感や中程度のだるさが続いています。
大学病院で耳下腺機能検査やガムテストなど受けましたが、その度に、医師からは正常の範囲ですよと言われてこの数年一向に解決には向かいませんでした。何科に行くと良いとかアドバイス的なものがあればよろしくお願いします。
回答
耳の周辺でバキッという音がするということですが、これは顎関節に生じるクリック音であると推察します。顎関節のクリック音は顎関節症の代表的な症状です。また、顎関節の症状には口を開閉する際の痛みや口が開きにくくなる開口障害、耳詰まりや筋肉の凝り、しこり、熱感、だるさなどがあります。このような症状に心当たりはありませんか。
一方、耳詰まりの原因には耳自体のさまざまな問題の他、首にしこりができる病気や微熱を感じる病気などがあります。大学病院では耳鼻咽喉科を受診されたのでしょうか。それとも口腔外科でしょうか。上記の問題について、できれば両診療科で診察を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性
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2015年2月27日 |
質問
はじめまして。昨年の12月末に、左上顎の奥歯を抜歯しました。その後、ドライソケット及び感染症(上顎洞炎)を患い入院しました。ドライソケットの穴は塞がりましたが、現在でも患部に痛みがあります。
主治医の見解は、三叉神経痛なのでリリカを200mg処方していただきましたが、眠気が強く、ペインクリニックの高周波を使ったブロック手術をうけました。患部には有効でしたが、他の第三枝が痛くなりました。顔面痛にも悩まされています。
現在は、トリプタノールを1日30mgを服用していますが、痛いです。回答をお待ちしております。宜しくお願いします。以上。
回答
上顎や顔面の痛みが続き、現在は三叉神経痛が主な原因のようですね。ドライソケットは既に治っているということですが、抜歯の部分はよくなっているのでしょうか。それとも、以前からこの部分が痛むために抜歯したのでしょうか。
歯自体には問題がないにもかかわらず、歯が痛むことも珍しくありません。三叉神経痛や神経障害性疼痛、筋・筋膜痛、疼痛性障害など、該当する症状は多種多様にあります。
現在トリプタノールを30mg服用されているようですが、増量により痛みが和らぐ可能性がある他、麻薬性鎮痛薬、アセトアミノフェン、漢方薬、抗不安薬を併用すればさらなる改善も期待できます。担当医とよく相談されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2015年2月23日 |
【相談者】2015年2月23日 M
質問
10代の頃、摂食障害があり、嘔吐を繰り返していたせいか、その後、口角が黒ずんでしまい、悩んでいます。摂食障害は治ったのですが、今では人と対面で話すと、だいたいの方は私の口角の黒ずみを見ているように感じます。口紅や化粧もあまりきれいにできません。
口角の黒ずみを治したいのですが、どのような治療であれば、もとのきれいな肌色になりますか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口角が黒ずむのは、何らかの炎症によりメラニン色素が沈着するためです。炎症にもさまざまな原因があり、細菌性の口角炎、口腔カンジダ症、ドライマウス、化粧品の刺激、舐性皮膚炎、貧血、ビタミン不足などが関係するとされています。
まずは診察を受けてどのような問題があるのかを調べ、その原因に応じた治療を受ける必要があります。抗生物質や抗真菌剤、副腎皮質、ホルモン、ビタミン剤、漢方薬などの薬物療法の他、レーザー治療やケミカルピーリングを行う場合もあります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2015年2月20日 |
【相談者】2015年2月20日 M
質問
根管治療中でなかなか痛みが治まらなく、三週間がたちます。いつも同じ痛みで、精神的に参って、心療内科に行きました。サインバルタを処方してもらったのですが、よけいに痛くなり、同じ日にエチゾラムを処方してもらったので、これは眠れないと困るから処方してもらいました。
エチゾラムを飲むと痛みが和らぐので、変えてもらいました。たまに痛いときもあります。飲んでいる方が痛みが和らぐ感じです。精神的の痛みが続いてたのかと思いました。治療の方は、根っこの方はもうきれいだしあとは痛みが取れるだけと言われました。
このことは先生にはまだ話してないので話ます。エチゾラムはこういう精神的なものでも痛みは効くのでしょうか?私は今のところ効いてます。飲むのをやめると痛くなってしまうのでしょうか?よろしくお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯の根の中(根管)には神経や血管が走り、これらを合わせて歯髄といいます。ここまで虫歯が進行した場合は歯髄を取り除く必要があり、抜髄後は根管内をきれいにして消毒する根管治療を行います。歯髄まで進んだ虫歯による炎症は、歯の周囲の歯根膜や歯槽骨にまで拡がっているため、根管治療を受けてもすぐには痛みが引かない場合もあるのです。現在はそのような状況かもしれませんね。
治療を繰り返しても痛みが治まらないと誰もが不安をおぼえるものですが、その不安が逆に痛みを増強させたり、新たな痛みを引き起こしたりするケースもあります。
エチゾラムはチエノジアゼピン系の抗不安薬です。このような症状に対して効果的なので、痛みが和らいだのではないでしょうか。エチゾラムの内服を中止すると痛みが強くなるかどうかについては、何ともいえません。中止しても悪化しない場合がある一方、中止すればやはり悪化する場合もあるからです。やはり薬を処方してもらっている心療内科の先生に相談されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代
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女性
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2015年2月17日
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質問1
2ケ月前から歯を磨いてうがいをすると口の中が塩分でしょつぱくなります。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯磨き後に口の中が塩辛くなるということですが、歯磨き粉に塩分が入っていないにもかかわらず塩辛くなるという状態でしょうか。
口の中で塩味がするものは血液です。血液には0.9%の塩分が含まれ、太古の海水の塩分濃度と同じ濃度が保たれ、海水と同様に塩辛い味がします。
歯磨き後に塩辛い味がするということは、歯磨きにより歯肉から出血している可能性があります。歯周病にかかっていると歯肉から出血しやすくなります。あるいは歯磨きにより歯肉が傷ついて出血しているのかもしれません。歯周病の有無や歯磨き方法の問題について、歯科で診察を受けられることをお勧めします。
他の可能性として、口の中に塩辛いものが何もないのに塩辛く感じる味覚障害の場合もあり、味覚に異常があるか否かは「味覚検査」により判明します。この検査は耳鼻咽喉科や口腔外科で受けることができます。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2015年1月29日 |
【相談者】2015年1月29日 k
質問1
10日程前から上顎右側奥にポコッとした膨らみがあります。(歯磨きの時に気付いたもので出来た日はハッキリしません。)色味は周囲と同じか少しピンク色といった感じです。痛みはありません。ここ10日間の限りでは大きさは変わりません。現時点では米粒よりも小さいです。
(一応耳鼻咽喉科で診て貰ったのですが、見つけられなかったようです。)つぶれたりするような雰囲気はありません。どうぞ宜しくお願い致します。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
上顎の歯肉か歯槽粘膜、頬粘膜に膨らみがあるが、痛みはないのですね。幾つかの可能性が考えられます。上顎の歯肉にできる膨らみにエプーリスがあり、主に細菌感染が引き金となって歯肉が膨らむ病気です。エプーリスには線維腫や乳頭腫、神経線維腫などの良性腫瘍と疣贅癌と呼ばれる悪性腫瘍があります。
次に、歯槽粘膜によく生じるサイナストラクト(フィステル)は、歯の根の先に細菌感染による病巣(根尖病巣)が生じて付近の粘膜が腫れる病気です。ただし、骨や粘膜が膨らんでいるだけの骨瘤起の可能性もあります。
歯槽粘膜や頬粘膜にできる粘液のう胞は、臼歯腺や頬粘膜下の小唾液腺が傷ついて唾液が周囲に漏れ出して膨らむ病気です。他にも粘液腫や脂肪腫、多形性腺腫など良性の腫瘍が発生する場合もあります。
頬粘膜には、耳下腺乳頭と呼ばれる耳下腺から分泌された唾液の出口があります。小さな膨らみなのでその存在に気付く人はあまりいませんが、何かの拍子に気が付いて驚かれているだけかもしれません。また、歯ぎしりや食いしばりがあると頬粘膜を噛んでしまうため、膨らむ場合があります。このような膨らみを「歯痕」もしくは「歯の圧痕」といいます。
【相談者】2015年1月31日 k
質問2
こんにちは。分かりやすく丁寧なご回答ありがとうございました。ご回答を頂いた中で、こちらのサイトのサイナストラクト(症例2の左側)の状態が似ている気がしました。写真のように大きくなく(手触りで存在はハッキリ分かるのですが)パッと見は小さく分かりにくい現状です。
↑気になっている場所は上顎(口蓋)右側奥になります。骨のような固さはありません。腫瘍(多形性腺腫?)も気になりますが、サイナストラクトの違いは何でしょうか?もしどちらかだったとしても診断はハッキリつくでしょうか?腫瘍だと良性でも悪性でも切除が基本との事でとても不安です。
サイナストラクトだとしても切除になるのでしょうか?上記質問とは異なるのですが、右上の親知らずの上(歯茎)に、歯茎の色と異なる白い膨らみがあります。手触りも見た目も骨のような感じです。(左上の親知らずの上にはありません。)こちらは親知らずを抜歯すれば無くなるでしょうか?沢山の質問申し訳ございません。よろしければ、どうぞ宜しくお願い致します。
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
サイナストラクトは虫歯の進行により生じる病気です。虫歯になると最初は白く、次に黒くなってついに穴が開きます。その穴が深くなると虫歯は歯の神経(歯髄)に到達して歯髄が炎症を起こし、さらに重症化すると虫歯菌が歯の根の周囲の骨にまで達し、この部分が炎症を起こして骨が溶け根尖病変が生じます。
やがて膿が治まると周囲に膿が流れ出す通路ができ、粘膜が膨れて膿の出口が形成されますが、これがサイナストラクトなのです。前述の通り、サイナストラクトは細菌感染による炎症であり、この点が腫瘍とは異なります。腫瘍は取り除く必要がありますが、サイナストラクトは取り除く必要はありません。
サイナストラクトへの対応は、細菌感染によって汚染された部分を清潔な状態に戻すことで、特に歯の根の中の歯髄がある部分(根管)が重要です。サイナストラクトの治療の中心は根管を消毒し、最終的には根管内をしっかりと詰めて封鎖する根管治療(歯内療法)を行うことです。
親知らず上部の膨らみについては腫瘍の可能性がないとは言えませんが、骨が膨らんでいるだけで何も問題がない可能性が高いと推察します。このような骨の膨らみを骨隆起といい、口蓋側の骨隆起であれば親知らずを抜歯してもなくならないはずです。一度、歯科でエックス線撮影など詳しい検査を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
男性 |
2015年1月21日 |
【相談者】2015年1月21日 I
質問
親不知を抜歯した後に、水疱が出来ました。抜歯後痛みもなく落ち着いていたのですが、ここ一週間に二度ほど出来ました。常時、出来ているわけではなく、次の日には無くなっていたりと、痛みも特に感じません。昨日、診てもらったところ、唾液がたまって水疱が出来ているようで、今日は水疱を潰したので、様子を診てみようとの事でした。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
親知らずの抜歯後、その部分に唾液が溜まった水疱が生じたということですね。お話から、親知らず周辺の粘膜下組織に分布する臼歯腺から分泌される唾液が、粘膜下に漏れ出した状態であると推察します。このような水疱を粘液のう胞といいます。
唾液が正常に口腔内に分泌されず漏れ出してしまった原因として、抜歯の際に臼歯腺が傷ついたことの他、抜歯後に腫れた粘膜を噛んでしまったことも考えられます。
粘液のう胞を潰したということですが、それで治ってしまえば問題はないものの、繰り返し再発する場合には傷ついた臼歯腺を摘出する必要があります。臼歯腺は多数あるため、幾つかを摘出しても問題はありません。
抜歯の際に欠片が残ってしまったことについては、運が悪いとしか言いようがありませんが、抜歯中の出血などにより欠片が残っていても気が付かないケースもあります。
事後の対応によりすでに問題は解決されていると考えますが、ご心配な点については担当医にもう一度よく診てもらうか、あるいは別の医療機関を受診されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2015年1月16日 |
【相談者】2015年1月16日 T
質問
初めまして。ご相談させて頂きます。先日歯が痛み、仮歯をしている歯の痛み歯根が腫れてしまい、歯医者に行きたかったのですがその日は祝日だったため、痛み止めをのみしのぎましたが、次の日くしゃみをしようと息を吸い込んだ時に、舌先がピリッとつったような痛みがあり、一瞬ですがあります。息を吸い込んだりあくびをしたり、飲食してもそのような症状はないのですが、何か悪い病気でしょうか‥‥
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌先が痛む病気でよく見られるのはアフタ性口内炎で、粘膜に円形のアフタと呼ばれる腫瘍が生じて周囲の粘膜が赤くなり、少し盛り上がります。アフタ性口内炎は刺激物を飲食するとしみて痛みますが、それには該当しないようですね。
舌痛症の場合も舌先は痛みます。食事中は舌の痛みを感じないという点は当てはまるようですが、舌痛症は痛みの持続が特徴であるため、症状が一瞬だけ生じるという点では舌痛症でもなさそうです。
可能性としては、舌の筋肉のひきつり(けいれん)が考えられます。くしゃみのように日常化していない動作を行うと、このような症状が出る場合があります。放置しても治る可能性が高いと推察しますが、稀なケースではあるものの顎や耳の骨の中、あるいは頭蓋内の何らかの病変が神経を刺激していることもあるため、ご心配であれば口腔外科か耳鼻咽喉科を受診されるとよいでしょう。
また、食いしばりや歯ぎしりによって舌が歯に押しつけられて粘膜が荒れているケースの他、貧血や亜鉛不足、ドライマウス、口腔カンジタ症、神経疾患などの問題も考えられます。従って、一度診察を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
女性
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2015年1月5日 |
質問
2年ほど前から下の右前歯2番が虫歯でもないのに痛み、近所の歯医者から県立病院や歯科大を紹介されました。非特定歯痛では、と聞くと、歯科大のペインクリニックでまず漢方薬を、2カ月しても効果がないのでリリカを処方されましたが、めまいなど副作用がひどく、痛みも改善されず服用をやめました。次に別の病院の口腔外科に行きましたが、異常なしと言われました。でも痛みはおさまらず、昨年9月に抜歯し、12月にブリッジを入れました。仮歯の間も抜いた歯の部分に違和感があり、仮歯がとれそうな感じで、ブリッジを入れたら、ますます違和感がひどくなっています。発音もしづらくなってきました。どうすればいいでしょうか?
回答
医療機関において検査をした結果、歯や顎の骨に異常が見つからないことから非定型歯痛を疑われたのでしょう。非定型歯痛は原因により、検査や治療方法が異なるため、まずは原因を詳しく調べる必要があります。
例えば神経障害性疼痛では、アロディニアと呼ばれる特徴的な神経の異常により、局所麻酔を行っても痛みが消えないケースがあります。その場合の治療法のひとつがリリカや漢方薬ですが、抗うつ薬や麻薬系鎮痛薬、アセトアミノフェンなどが効く場合もあります。また、別の種類の漢方薬や局所麻酔薬の塗布、神経ブロック、認知行動療法も効果が期待できます。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2014年12月18日 |
【相談者】2014年12月18日 S
質問
はじめまして、よろしくお願い致します。先日、虫歯の治療で歯医者に行き、レントゲンを撮ったところ、右下、奥歯よりひとつ手前の歯の根っこの下に、白くてほぼ真んマルなものがうつっていました。(奥歯が虫歯)
口腔外科の受診を勧められました。悪性の可能性を聞くと、嚢胞とは思うがこんなの見たことないのでね、、、と。ネットでは、良性は黒いマルで、白は悪性が多いようですが?痛みや腫れはありません。転移性のものなら痛みはありますか?検査するしかないんですが、あくまで可能性として、いかがでしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
エックス線写真で、下顎犬歯根尖部に白い円形の影が写っていたとしたら、何らかの変化があったのでしょう。
そもそも光は物体にぶつかると反射するため、突き抜けて通り抜けることはありませんが、エックス線ではその一部が物体を通過し、残りは反射します。通過したエックス線がフィルムの銀の粒子と反応して黒くなり、エックス線がフィルムに当たらなかった部分は黒くならず白いまま残るのです。
このように、物体によってエックス線が通過する量が異なり、その程度によって濃淡がついたエックス線写真が出来上がります。下顎犬歯の根尖付近の骨は一部エックス線を通すため、やや薄い白色で写ります。
骨の中に黒い影(病変)が写ることがよくありますが、黒くなるのは骨が溶けてエックス線が通過(透過)しやすくなったからで、これを透過像といいます。根尖周囲が黒くなる理由として最もよく見られるのは根尖病変で、歯根のう胞、歯根肉芽腫、根尖膿瘍の3つに分類されます。
骨が黒くなる、即ち透過像が生じる病気には根尖病変の他に顎骨のう胞、顎骨腫瘍、骨髄炎などがあり、稀にガンが生じる場合もあります。
一方、骨が白くなるのは顎骨の中に骨よりも硬くエックス線が通過(透過)しにくい病変がある場合で、この白い影を不透過像といいます。骨が白くなる、つまり不透過像を示す病変は透過像を示す病変よりも出現頻度が低く、歯牙腫やセメント質腫、骨腫などがありますが、いずれも良性の腫瘍です。従って、ご心配されている白く丸い病変は悪性ではなく、転移することもないと考えられます。