年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
女性 |
2015年6月15日 |
【相談者】2015年6月15日 K
質問
よろしくお願いいたします。2年くらい前からでしょうか、舌を噛むことが増え、去年2回、今年はもう3回噛みました。3回目は舌先を内出血程度でしたが、後は出血して血豆みたいなのが出来ました。
ちょうど、ひと月ほど前噛んだ時は出血は数時間続き、ティッシュやガーゼを噛んだりしてました。出血止まった後は赤い血豆みたいなものができ、ちょっと白い小さいものもありました。傷は治り見た目もわからないんですが、うがいなど水を含みクチュクチュしたり、飲み物を飲むとき?違和感あり治りません。すごく気になります。
歯の治療中で医師に噛むのは歯並びに関係ないかと聞くと、そうなら毎日噛むはず!だし噛むならもっと先の方!と言われ舌がうまく動いてないからじゃないか?頭の方じゃない?と言われました。
最近は舌を噛むのが怖くて恐る恐るたべてます。舌を噛みやすい原因、このうっすら白いもののあたりの違和感なんでしょうか?場所は真ん中よりちょっと左側です。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌を噛む理由、とりわけ常時起こるわけではないことの理由の究明は大変困難です。年齢的な筋力の衰えにより舌を噛みやすくなったのかもしれませんし、協調運動障害といわれる脳の外傷や感染、腫瘍が原因でこのような問題が生じるケースもあります。また、薬の副作用の可能性も否定できないでしょう。
粘膜が白く違和感があるという状態は、噛むことにより粘膜の厚みが増して白くなっているのではないかと推察します。他には舌苔や口腔カンジダ症、白板症、扁平芳癖で白くなっている可能性もあります。違和感については、傷によるひきつりや神経損傷による可能性が考えられます。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
男性 |
2015年6月4日 |
【相談者】2015年6月4日
質問
はじめまして、相談お願いします。約3年前からですが、急に喉に違和感(異物感)が出て、耳鼻科ではファイバースコープ等、内科では、胃カメラ、甲状腺の検査をして異常なし鍼灸にも通いましたが全く治らずです。あげくのはてに精神科を紹介され、精神安定剤等も飲んだ時期がありました。
最初は怖い病気かと思い、軽いノイローゼにもなりました。今は精神的には落ち着いていますが、症状は全く一緒です。耳鼻科も5件位は変わっても異常無しでした。正直、毎日が辛いです。現段階の毎日の症状は、常に喉の違和感(右側)たまに耳の奥の痛痒さ、肩凝り、首痛、背中痛、耳鳴り、脇の張り?(神経痛?)喉の違和感から倦怠感、喉痛(風邪の喉痛と違う感じ)です。
ずっと続くので、辛いです。ただ、何とか生活に支障はありません。食欲もあり、仕事はしています。先生に聞きたい事は茎状突起過長症の可能性はありますか?? 茎状突起過長症かを見て頂きたいですが何処にいけば良いかわからないです。耳鼻科はどこも、ファイバーで見るだけでした。
昔から軽い副鼻腔炎はありますが、あきらかに副鼻腔炎でのしんどさと違います。歯も綺麗な方ではありません。藁もすがる気持ちです。長文になりましたが、先生、宜しくお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
側頭骨にある茎状突起が長過ぎたり大き過ぎたりする場合は、のどの側面(咽頭側壁)がつかえるような感じや痛みが起こることがあります。
のどの違和感や痛みの原因は、茎状突起過長症に因る可能性があります。茎状突起の異常があればパノラマエックス線写真にくっきりと写るため、かかりつけの歯科で撮影されることをお勧めします。茎状突起過長症と診断された場合は、全身麻酔下で茎状突起を切除する手術を行うことにより症状が改善します。
万一茎状突起に異常がなく他にも問題が見当らない場合は、咽喉頭異常感症や口腔顔面痛という病気が疑われます。治療法は抗生物質や抗アレルギー薬、ムスカリン作動薬、漢方薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、拡不安薬などの服用が効果的です。
年齢 |
性別 |
相談日 |
70代 |
男性 |
2015年6月4日 |
【相談者】2015年6月4日 S
質問
90歳男性。前立腺がんの骨転移がみつかり、ランマーク使用予定の為、抜歯を行いました。ランマーク開始までどれくらいの期間を開けた方がいいのでしょうか?
抜歯の歯科では最低1か月、できれば3ヶ月あけるようにと言われましたが、年齢、骨転移の痛みも増してきておりますのでそこまで待っていいのか迷っております。歯科では理由がございまして、骨転移ではなく骨粗しょう症の為と話しております。
ネットでもいろいろ検索しましたが、至急の場合は2週間で開始可ともありましたが、先生はどのようにお考えでしょうか?宜しくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
ランマークは破骨細胞の働きを抑制することにより、骨吸収を阻害します。つまり、破骨細胞ががんの骨転移巣の拡大を防いでくれるのです。
ランマーク使用時に生じる副作用として、薬物関連顎骨壊死があります。抜歯など骨面が露出するような治療により、稀に顎の骨が壊死する可能性があるということです。
顎骨壊死を避けるため、ランマークの使用を中止するという考え方もありますが、ランマークを用いることで骨転移の進行を遅らせる効果が期待できます。そのメリットと副作用の心配のいずれを重要視するかで判断が分かれますが、一般的にはがんに対する治療効果の方を重要視するでしょう。
前立腺がんの担当医とよく相談されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
男性
|
2015年6月4日 |
質問
はじめまして、相談お願いします。約3年前からですが、急に喉に違和感(異物感)が出て、耳鼻科ではファイバースコープ等、内科では、胃カメラ、甲状腺の検査をして異常なし鍼灸にも通いましたが全く治らずです。あげくのはてに精神科を紹介され、精神安定剤等も飲んだ時期がありました。
最初は怖い病気かと思い、軽いノイローゼにもなりました。今は精神的には落ち着いていますが、症状は全く一緒です。耳鼻科も5件位は変わっても異常無しでした。正直、毎日が辛いです。現段階の毎日の症状は、常に喉の違和感(右側)たまに耳の奥の痛痒さ、肩凝り、首痛、背中痛、耳鳴り、脇の張り?(神経痛?)喉の違和感から倦怠感、喉痛(風邪の喉痛と違う感じ)です。
ずっと続くので、辛いです。ただ、何とか生活に支障はありません。食欲もあり、仕事はしています。先生に聞きたい事は茎状突起過長症の可能性はありますか?? 茎状突起過長症かを見て頂きたいですが何処にいけば良いかわからないです。耳鼻科はどこも、ファイバーで見るだけでした。
昔から軽い副鼻腔炎はありますが、あきらかに副鼻腔炎でのしんどさと違います。歯も綺麗な方ではありません。藁もすがる気持ちです。長文になりましたが、先生、宜しくお願いします。
回答
側頭骨にある茎状突起が長過ぎたり大き過ぎたりする場合は、のどの側面(咽頭側壁)がつかえるような感じや痛みが起こることがあります。
のどの違和感や痛みの原因は、茎状突起過長症に因る可能性があります。茎状突起の異常があればパノラマエックス線写真にくっきりと写るため、かかりつけの歯科で撮影されることをお勧めします。茎状突起過長症と診断された場合は、全身麻酔下で茎状突起を切除する手術を行うことにより症状が改善します。
万一茎状突起に異常がなく他にも問題が見当らない場合は、咽喉頭異常感症や口腔顔面痛という病気が疑われます。治療法は抗生物質や抗アレルギー薬、ムスカリン作動薬、漢方薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、拡不安薬などの服用が効果的です。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
男性 |
2015年5月31日 |
【相談者】2015年5月31日 M
質問1
4年前ぐらい前から口蓋(上あご内壁の前歯の根本の少し奥の左右1つずつ少し窪んだあたり(小唾液腺があると聞いてます)から、かなりしょっぱい唾液と思われる液体が出だし、最近 からりひどくなり、そのじゅるじゅる感としょっぱさに思考を束縛されつらい思いをしています。睡眠にも入りにくくなってきました。
痛みやただれなどは全くなく、味覚や舌、前歯自体には何の異常も見られません。歯科医や口腔外科に何軒も行きましたが、いずれも何の異常も見られないとのこと。とはいえ、口蓋の唾液量などを測定したり調べてくれた医者はなく、外観だけで異常なしと言われたものです。何かアドバイスを頂ければ幸いです。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
上顎前歯裏側(口蓋側)の粘膜の凸凹した部分を切歯乳頭といいますが、この部分には小唾液腺がなく唾液が出てくることはありません。従って、唾液分泌量を測定することもないはずです。
味覚や舌、粘膜に異常がない場合は、唾液や味覚そのものの問題ではなく、感覚の障害が疑われます。このような病気を口腔異常感症といいます。
口腔異常感症に対しては抗うつ薬を中心とした薬物療法が有効です。医療機関で診察を受けられることをお勧めします。
【相談者】2015年6月1日 M
質問2
早速のご回答ありがとうございます。口腔異常感症の可能性があることは存じていました。ただ、実際に液状のものが出てきているのは指で触っても感じているので何らかの液体が出ているとしか思えないのです。
①唾液かは分かりませんが、液体成分を調べてもらうことは意味があるでしょうか?②それと、ネッ トを調べると、あちこちに、口蓋腺:軟口蓋及び硬口蓋の粘膜中にある粘液腺。と書いてあります。これは口蓋に小唾液腺があるということではないのでしょうか?であれば、口蓋腺とは何の事なのでしょうか?
お手数おかけして申し訳ございませんが、この2点について、もう一度、コメント頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口蓋腺は硬口蓋、軟口蓋の左右に分布しますが、真ん中の部分にはないため、気にされている部分である切歯乳頭付近にはないのです。
何らかの液体が出ているとすれば、歯肉溝から出て来る浸出液や血液の可能性が高く、繰り返し刺激を加えることによって切歯乳頭付近の粘膜が傷つき、浸出液が出ている可能性はあるでしょう。
口の中の唾液全部を採取して調べることは可能ですが、一部の液体成分だけを採取することは技術的に難しいと推察します。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
女性 |
2015年5月28日 |
【相談者】2015年5月28日 h
質問
2年前、耳下腺の粘表皮癌になり、手術、放射線をし抗がん剤を服用しています。術後から口の開きが悪くなり、今では指一本も開かないような状況になってしまいました。食事もできなくなるのでは、と不安になり、担当医にリハビリはないのかなど質問すると、「手術でとってしまっているし、もう手術はできない。リハビリもない。マッサージも効果があるとは思えない。流動食を出そうか」と言われてしまいました。
ネットで調べてみても、顎関節症のことばかりで、癌の術後のリハビリなどは見あたりません。このまま何もできないのでしょうか。リハビリなどあれば教えていただきたいです。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
粘表皮癌は腺様嚢胞癌と並ぶ、代表的な唾液腺の悪性腫瘍です。組織学的に分化度が低いものは周囲組織に浸潤しやすく、手術を行っても周辺部に癌細胞が残存し再発しやすいため、悪性度が高いとされています。
手術に加えて放射線治療や抗癌剤を用いた化学療法を受けられたということは、このような問題が懸念されたためでしょう。放射線治療により、開口が困難になったのではないかと推察します。
耳下腺を切除した部分の周囲、下顎から頸部にかけて放射線を照射すると軟組織が委縮して固くなり、動きにくくなります。特に咬筋、側頭筋、内側翼突筋など口を開ける動きを担う筋肉が委縮すると、開口が困難になってしまうのです。
残念ながら、現状を簡単に解決する方法はないでしょう。近赤外線やレーザー、ホットパックなどで血行を良好に保ちながら地道に開口訓練を重ねると、多少は開口量が増加すると考えられます。従って、上記のようなリハビリを受けられる医療機関を探すことをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性
|
2015年5月22日 |
質問
はじめまして。長年の痺れ、痛みで先生のホームページを拝見し、質問させて頂きます。13年前に1人目を出産し背中が痛くて体調不良になりました。約4年前から首がいたくなり、接骨院へ通う事になりました。背中の痛みは取れたのですが、突然朝起きると口の中、主に下顎が痺れだし、痛みがないのでそのままにしていましたが、だんだんと痛みが増して背中まで痛む様になってきました。そして内科、神経内科、心療内科、ペインクリニック、整形外科、針治療、マッサージ、カイロプラクティック等にも通いましたが治る気配がありません。
大学病院の歯科口腔外科で上歯につけて寝るマウスピースを作って貰ったのですが外すと下顎が痺れが強くなるのでやめました。昨日10時からの仕事だったのですが、あまりの痛さに1時間で帰ってきました。通院中の精神科でトリプタノールを車を運転する理由で出してもらえず、元々通っていた診療内科でトリプタノールを出して貰うようお願いしたら快く出してくれました。痛みはなくなるのですが、痺れはずっとそのままです。矯正も考えてたのですが、数件歯周病の為断られ、1件は痺れが酷くなったり歯が折れたら撤退すると告げられました。
正直、トリプタノールで痺れが改善するか不安です。現在、3ヵ月に1回歯石を取って貰ってます。虫歯はないと思います。そちらに通うのも四国なので遠いです。どこか宿泊し徹底的に診て貰おうかとも考えています。一番悩んでいるのは痺れです。お忙しいとは存知ますがご回答を宜しくお願いします。
回答
外傷や腫瘍など何らかの原因によって神経がダメージを受けると麻痺が生じます。また、しばしば神経障害性疼痛という痛みも生じます。
この痛みに対しては三環抗うつ剤であるトリプタノールが有効ですが、実際に服用されて痛みがなくなったようですね。
痛みはなくなっても痺れは残っているようですね。痺れは痛みよりも改善が難しいですが、トリプタノールを増量していけば軽減する可能性はあります。一度試してみてはいかがでしょうか。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2015年5月10日 |
【相談者】2015年5月10日 KY
質問
65歳になる父の事ですが1~2ヶ月程前から左耳横の骨が出てきています。掛かりつけの歯科医では歯の噛み合わせが悪くて筋肉が硬くなっていると言われ噛み合わせの調節で様子を見ています。段々大きくなっている様ですが噛み合わせが原因でしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
左耳付近の皮下や筋肉に腫瘍かのう胞が生じている可能性があり、手術で取り除く必要があります。また、側頭骨や下顎骨の下顎突起に生じた骨腫や軟骨腫の場合も、摘出手術が必要となります。
一方、筋肉の凝りが原因である場合は、噛み合わせよりも食いしばりに注意が必要で、対策としてスプリント療法を行います。
下顎突起の動きによっては開口時に突出した状態になることもありますが、治療の必要はありません。 また、顎関節や皮下組織が細菌感染による炎症のため腫れている可能性もありますが、局所を清潔に保ち、抗生物質を服用すれば治癒するでしょう。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2015年4月26日 |
【相談者】2015年4月26日 D
質問1
17歳男の息子のことです。4月18日にレントゲンを撮ったところ、右下7番の下に黒い透過画像がありました。6番目にも少しかかっています。生活歯です。写真上は縦横2センチくらいで丸く、歯根吸収はないように見えます。親不知はありません。歯科用CTを撮ったところ、7番と6番の歯根にかかるように、もこもこした塊が見えました。神経を包みこんでいるとのことでした。
単純性嚢胞だと思うがエナメル上皮腫の可能性もある、と言われました。5ヶ月前にもレントゲンを撮ったのですがその時は何もなかったです。先生も、半年で?みたいな感じでした。その後口腔外科を紹介受診し、造影剤の検査結果待ちです。
半年もしないうちにこここまで成長する嚢胞、腫瘍はあるんでしょうか?嚢胞か腫瘍か心配でなりません。また、手術をすると、骨を削る必要があるのか、麻痺などはどの程度なのか、抜歯は必要なのか。早く知りたいので相談させていただきました。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
画像で下顎骨の下半分に直径2㎝の空洞がある場合は、のう胞か良性腫瘍の可能性が高いでしょう。
単純性骨嚢胞は外傷性骨嚢胞ともいい、打撲による出血で骨に空洞が生じるとされています。5ケ月前以降に発生したことを考えると、まずこの嚢胞が疑われます。
治療方法は手術となり、のう胞がある部分の粘膜を切開して表面の骨を削り、顎骨内部ののう胞腔の内容物を掻爬して骨面から出血させた後、傷を縫合します。内部に溜まった血液がやがて骨となって治癒するため、抜歯する必要はなく、下歯槽神経の損傷により麻痺が生じる可能性も少ないでしょう。
エナメル上皮腫は良性腫瘍ですが再発しやすく、治療に注意を要する病気です。隣接する歯も一緒に抜歯する場合があり、特に腫瘍が大きい場合は腫瘍がある部分の下顎骨を切り取ってしまう(区域切除)こともあります。
しかしながら、腫瘍が直径2cmと比較的小さく年齢が17歳と若いことを考慮し、大掛かりな手術は避けると推察します。腫瘍を取らない開窓療法や下歯槽神経に隣接する腫瘍は残し、一部を摘出して開窓する治療法を選択するのではないでしょうか。順調に回復すれば腫瘍は小さくなっていくため、術後は定期的にエックス線検査を行い、縮小した腫瘍を摘出することになります。ただし経過観察中に再発が認められれば再手術が必要で、万一腫瘍が大きくなる場合は、区別切除などの手術が必要となります。
また、手術の際の病理組織検査が悪性であればさらに広範囲の手術が必要となり、放射線照射や抗がん剤による化学療法を併用する場合もあります。
【相談者】2015年5月10日 D
質問2
先日相談させていただきました17歳の息子の顎骨嚢胞のことです。造影剤検査で単純性顎骨嚢胞との診断を受け、全身麻酔で摘出手術する予定です。右下7番目の顎骨あたりです。2センチくらいと思われます。主治医は夏休みでもいいよと言ってくれていますが、心配です。
7番目の歯が駄目になるかも、と言われているので、一月伸ばしたことで歯が駄目になる可能性が高くなるのではないかと心配です。半年前に撮ったレントゲンでは何も写らなかったのに半年で2センチの嚢胞ができるというのは息子の嚢胞は発育が早いのではないかと思ってしまいます。主治医は、レントゲンだと大きくならないと写らないことがあるから、と言います。学校のことを考えれば夏休みにしてもらえれぼ有難いですが、2ヶ月先延ばしにしたことでリスクが増えるのは嫌です。発育が早い嚢胞は本当にないのでしょうか?
あと、左下に水平埋伏智歯があるので、一緒に摘出してもらおうと思っていますが、大丈夫でしょうか?日にちを変えた方がいいですか?
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
前回もお答えした通り、単純性骨嚢胞に隣接する歯を抜かなくてはならないということはありません。嚢胞の圧迫によって骨が溶ける場合など、その歯の状態が悪ければ抜歯が必要となる場合もあるというだけです。
5ヶ月以内に急に出現した嚢胞が今後そのまま大きくなっていくことを心配されていますが、その可能性は低いでしょう。外傷による出血などで単純性骨嚢が突然出現することがあっても、その後はほとんど変化しないと考えます。
とはいえ、手術を先延ばしすることで多少は大きくなる可能性があるため、ご心配であれば早期に手術を受けられることをお勧めします。また手術の際、左下の親知らずを抜くことは可能です。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
男性 |
2015年4月19日 |
【相談者】2015年4月19日 M
質問
歯医者で誤って舌の裏を切られました。回復してますが、どうしてもしこりがとれません。先生は1ヶ月位でしこりも完治すると言ってますが、不安です。回答お待ちしてます。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
粘膜の傷は徐々に回復しますが、当分の間は傷の部分が硬化するものです。ご心配でしょうが、通常は時間の経過とともに治癒します。
ただし傷口に異物が入り込んでいる場合は、異物が自然に排泄されずいつまでも粘膜下に残っている可能性があります。その場合はしこりはなくなりません。また、ケロイド体質を持つ方はなかなか傷が治らず、時間とともに悪化する場合もあります。
上記のように異物や体質の問題がある場合は、当然ながら追加治療が必要となります。即時治療するのか、それとも当分の間様子をみるのかについては、傷ついた時の状況や経過、現在の体調、治療に対する希望などから総合的に判断することになるでしょう。