年齢 |
性別 |
相談日 |
50代
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男性 |
2015年9月24日 |
【相談者】2015年9月24日 50代 男性
質問
数年前から、唾液が多く、また、少し甘味があります。唾液を吸う(または飲み込む)ために、口をもごもごさせたり、口をとんがらせたりするくせがついてしまっています。どのような病院でどのような治療を受ければよいのかご教示いただけないでしょうか。(口腔内科を探しているのですが、自宅の近くにはなさそうです)
なお、虫歯はありません。以前、歯医者さんで3か月程かけて歯石をとってもらいましたが、症状は改善しませんでした。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
唾液が多く甘味があるという症状から、唾液分泌過多症と味覚障害が考えられます。ただし、実際には唾液が異常に多く出ているのではなく、唾液をうまく飲み込めなくて口の中に溜まりやすくなっているケースの方が一般的です。唾液が少なくてうまく飲み込めないために、唾液が多く感じられる場合もあります。唾液の分泌量や性状を検査することにより、どのような状況なのかが判明するでしょう。
一方味覚は唾液と密接な関係があり、亜鉛不足は味覚異常につながりやすいため、ドライマウス外来や味覚異常外来のある耳鼻咽喉科や口腔外科、歯科を受診し、血液検査を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2015年9月2日 |
【相談者】2015年9月2日 P
質問1
歯医者のレントゲンで歯茎に黒い影あると言われ大学病院口腔外科へ。抜歯したところ(抜歯してみないと分からないと言われ)単なる空洞。膿も膿疱もないと言われました。抜歯されたことが解せないです。これは抜歯しなくてもよかったということでしょうか?他に3本黒い影があるのでまた抜歯されてしまうしかないのでしょうか?(虫歯、治療は一切なく体質らしいのですが)
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
顎の骨の中に黒い陰(透過像)が見られる病気で最も多いケースは歯根のう胞で、虫歯が進行すると発症し、大きくなると抜歯が必要になる場合があります。
また鼻口茎管のう胞、単純性骨のう胞、脈瘤性骨のう胞、ろ胞性歯のう胞など別ののう胞や、透過像を示す良性腫瘍、エナメル上皮腫、角化のう胞性歯原性腫瘍、歯厚性粘液腫なども病変部が大きい場合は抜歯が必要です。
大学病院での手術の結果「単なる空洞」といわれたことから、上記のようなのう胞や腫瘍ではなかったようですね。「単なる空洞」が顎骨に生じる病気に「静止性骨空洞」があり、下顎骨の内側(舌側)の骨がくぼんで薄くなり、その部分に唾液腫や腺脈組織が入りこんでいる状態です。エックス線写真で透過像が生じますが治療の必要はなく、もちろん抜歯も不要です。
CTを撮れば静止性骨空洞であることが確認できるはずです。他の黒い影についても同様です。
【相談者】2015年9月7日 P
質問2
ご解答ありがとうございます。本日も抜歯したガーゼ交換で口腔外科に行って参りました。病名を伺ったところ「単純性骨膿疱」というものでした。 やはり抜歯しなくても良かったみたいですね。健康な奥歯だったし右側全ての痛みに耐えられません。ありがとうございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
女性 |
2015年8月31日 |
【相談者】2015年8月31日 M
質問
歯医者でCTを撮ったときに、唾石が見つかり、別の口腔外科で診てもらったところ、唾石と思われるものが無数あり、こんなにあるのは珍しく、もしかしたら石ではないかもしれないと言われました。リンパにも一つ写ってると言ってました。
石でないとしたら、何なのか尋ねると、昔結核か何かに感染したことがあって、その影響かもと言うのです。私は結核など罹ったことはありません。どちらにしろ、それが石なのか何なのか、精密検査しないとわからないということでした。
大きい病院で唾液の検査をするとのことでした。その検査とは日帰りで出来る検査なのでしょうか。痛みなど伴う検査ですか?今フルで仕事をしているので、すぐに休むわけにもいかず、検査は様子をみてすることになりましたが、不安でしかたありません。
痛みなどまったくないのですが、すぐにでも精密検査を受けた方がいいと思われますか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
唾液腺や唾液の通り道である導管にできる石を唾石といいます。唾石のために唾液が正常に流れなくなると、唾液腺が腫れて痛みます。
通常唾石は1つだけできますが、その周囲に幾つか小さな唾石が見られる場合があります。今回は無数の石のような像(石灰化像)が見つかったということから、唾石ではなく粟状結核や筋炎などが疑われます。唾液腺の検査には唾液腺造影や超音波断層撮影、MRI、唾液腺シンチグラフィーがあり、いずれも入院せず外来での検査が可能です。
たとえ痛みがなくても放置せず、検査を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2015年8月24日 |
【相談者】2015年8月24日 M
質問
はじめまして。口腔外科総合相談所のHPを拝見させていただき、相談させていただきました。これまでの経緯をお話しします。
2年ほど前に左の頬に違和感があり歯医者で相談しました。レントゲンでははっきりしないが昔根の治療した歯が原因かもと言われ詰め物を外し中を消毒しました。頬の違和感はよくなりましたが、その後歯茎に拍動性の違和感が生じ耳鼻科をすすめられ受診したところ、副鼻腔炎で三ヶ月ほど抗生物質を飲み治療しました。
副鼻腔炎は完治したのですが歯茎の違和感は取れず大きな病院を紹介され、今度は顎関節症と言われました。確かに20年以上前に口が開かなくなり、それ以降も生活に支障はありませんが大きな口は開けられませんでした。顎関節症を診断されてから、口腔外科専門医が開業している歯医者に変更し、今は就寝時にマウスピースをつけ、二週間に一度マイオモニターをやっています。
前歯の歯茎の違和感については噛み合わせによる咬合性外傷と言われ、歯が強く当たっている部分を少し削ってもらいました。しかし症状は相変わらず、今日歯医者で相談したところ、神経を抜くことを提案されました。ただ、神経を抜くとデメリットも多いようで、この不快感から解放されたい気持ちを持ちつつ判断に迷っています。
迷って色々調べていたところ、口腔顔面痛を知りました。色々な症状が当てはまっているように思うのですが、治療方法を見るとうつ病の薬を服用するとあり、踏み込めずにいます。うつ病の薬は離脱症状やめまいなどの副作用があるようなのでどうしても飲みたくありません。
薬の服用なしで治すことはできないのでしょうか?長いあいだこの症状に悩まされており、軽いめまいや不安感などがでています。不安感で心療内科にもかかったことがあり薬をすすめられましたが、やはり薬だけはどうしても飲むことができず、普段は頓服だけ持ち歩き、なんとか気力で乗り切っています。お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
違和感の継続に対する治療法として、歯の神経を抜くことを提案されているということですね。歯の神経と関連している違和感であれば改善する可能性はありますが、本当に改善するか否かについては、神経を抜いた上で様子を観察しなければわかりません。何の変化もなく違和感が続く場合や逆に症状が悪化する場合もあるため、やはり神経を抜くことはお勧めできません。
このように原因不明の違和感をおぼえる病気を「口腔異常感症」といいます。似たような病気に「口腔セネストパチー」がありますが、口腔異常感症は口の感覚を脳が勘違いすることにより何らかの異常を感じる病気です。
最も有効な治療法は、抗うつ薬の内服です。ご心配されている離脱症状やめまいなどの副作用が見られるケースは、それほど多くはありません。また、これらの症状が起こりにくい抗うつ薬もあります。他には抗けいれん薬や局所麻酔薬、漢方薬が効く場合もあり、薬物以外の治療方法としては認知行動療法があります。"
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代
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女性 |
2015年8月20日 |
【相談者】2015年8月20日 60代 女性
質問
69歳の母のことで相談いたします。6年前に右視症脳出血発症。左片麻痺、要介護3、身長手帳2級1種で車椅子です。
ここ3~4年ほど、口腔内が粘つく、唾液が大量に出る、味覚がないと言い続けています。 かかりつけ内科医から紹介状を得て、関東労災病院の口腔外科を受診。ガムテストは異常なしでした。ベタベタの唾液が口の中に粘着し、呼吸ができない、声が出ないとの訴えが強くあります。
本人が納得する結論を探しております。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口の中の症状について説明します。まず、口腔内の粘つきは交感神経が活発になって緊張状態が続くとき起こるものです。
ドライマウスにより唾液の分泌量が減るとネバネバしますが、何も異常がなくてもネバネバした感覚が生じる場合もあります。これは感覚の異常であるため、脳の働きに問題があります。
次に、唾液が大量に出るという問題について言及します。大量の唾液が出る場合もありますが、実際には唾液の分泌量が低下する唾液口嚥下障害がほとんどです。つまり、唾液が出過ぎているのではなく、唾液の嚥下障害が起こっているのです。
味覚の障害については、風邪やインフルエンザの感染後の他、薬の副作用、ドライマウス、亜鉛不足、脳腫瘍などの頭蓋内の問題でも生じます。
口腔内が粘つく、唾液が大量に出る、味覚がない3つの問題には共通してドライマウスが関連しています。一度、詳しい検査を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2015年8月18日 |
【相談者】2015年8月18日 KK
質問
18年前に顎関節症を発症し、スプリントで口は開くようになり、音もしなくなっていたのですが、ずっと首や顎周り~全身にねじれたような不快感を持っていました。それでも普段は顎関節症を意識することもなく体力はないながらもふつうに生活していました。
それが1月末に首を激しく回したり、左にずれた顎を右方向へカンカンずらしていったところ、筋肉が右方向へ常にひっぱられるようになってしまいました。つっぱり感だったり波打ち感だったりとにかく苦痛に耐えられず何もできない状態になってしまいました。
顎は右の方へガクンガクンと震えるような不安定な動きをしていてカチカチッと関節も鳴るようになりました。しゃべったり食べたり、身体を動かしたり寝転がった時起き上がった時に症状が強くなります。
1月28日の晩からのことですが、同時に心臓の動悸、呼吸の苦しさ、熱感、めまい吐き気も出ていて、1か月不眠の状態になりました。その後心療内科で抗不安薬を出してもらい眠れるようになっています。鍼灸なども通って心臓や呼吸、めまい、吐き気はおさまったものの。頻脈と微熱は続いています。顔面両サイド(特に右)~後頭部にかけてのしびれるようなつっぱり感が特に耐え難いのですが、のどや胸、骨盤辺りにも出ます。両手もしびれています。
神経内科や脳神経外科では特に異常は見つかっていません。首も激しく回していたので頸部の交感神経を刺激してしまったのか、でも、上記のとおり、顎の動きもかなりおかしくなってしまっているのです。精神的にもかなり追い詰められており、もう治らないのだとあきらめてしまっています。このような症状ですがどのように思われますでしょうか。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
首を動かし過ぎて神経を痛めた時点で、心臓や手足に異常が出現した可能性があります。神経内科や脳神経外科ではそれを否定されているようですが、顎の動きについて疑問が残ります。
実際に診察していないので断言はできませんが、顎関節や筋肉、骨格、噛み合わせのいずれかに何らかの問題があると推察します。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
男性 |
2015年8月17日 |
【相談者】2015年8月17日 H
質問1
初めまして、宜しくお願いいたします。2年位前からなのですが、唇の内側にピリピリした痛みや痺れ及び口角から頬にかけて痛みや痺れが出る様になりました。それと同じ位から頬が異様に痩せてしまい、顔が酷く変わってしまいました。それからとゆうもの、人とすれ違う度に笑われるようになり、精神的にとてもまいっています。
これまで2件の歯科医に見て頂きましたが、口腔内は特に異常が見当たらないとの事でした。その内1件では、精神的なものではないかとゆう事で心療内科を紹介されました。その後耳鼻咽喉科にも掛かりましたが、同じく異常無しとゆう事でした。ただ精神的なものでは無いですねと言われ、サプリメントの亜鉛をとる様勧められました。そこから半年間位飲みましたが、何も変わらないのでやめました。
今現在はこれ以上どうして良いか解らず、皮膚科で処方して頂いた漢方とビタミン剤を飲んでいますが、一向に良くなる気配はありません。一体どうすれば良いのでしょうか・・・?
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
唇や頬の痛みや痺れの原因が判明せず、有効な治療法が見当たらないようですね。痛みや痺れの原因は細菌感染や真菌感染、ウイルス感染、腫瘍、外傷などさまざまです。
脳腫瘍や脳栓など頭蓋内の異常がある場合もこれらの症状が出現する可能性がありますが、歯科や耳鼻咽喉科で診察を受けられ、異常がないことは確認されていることでしょう。
このように原因不明の症状に悩まされることは珍しくありません。打開策として原因の探究はひとまず打ち切り、症状の改善を目指しましょう。慢性的な痛みには抗うつ薬や抗けいれん薬などの薬物療法が有効で、アセトアミノフェン(商品名カロナール)という痛み止めも効果が期待できます。
また、頬が痩せて顔の形が変わったことについても、何らかの原因が見つかれば対応は可能ですが、原因がわからない場合は化粧や美容整形外科手術で改善をはかることになります。
容観的には顔の変化がほとんどないにもかかわらず、本人だけが思い悩んでいる場合は「身体醜形障害」という病気に該当し、抗うつ薬の他に認知行動療法が有効です。
【相談者】2015年8月17日 H
質問2
こんばんは。お返事、有難う御座います。歯科医院では、見ただけで何の検査もして貰えませんでした。その後脳神経外科で頭部のMRIを撮ってもらいましたが、脳も三叉神経も異常無いとの事でした。内科も行きましたが、その時に「サインバルタ」と言う抗うつ剤と「リリカ」と言う痛み止めを処方されました。しかし、どちらも効果が無かった記憶があります。
顔が変わってしまった事は会社の同僚にも言われましたし、頬が痩せてしまった事は親にも言われました・・・。これは頬だけの事では無く、3年以上前から瞼が腫れてしまっている(違和感もあり)せいもあります。今現在3年位で7件目の眼科に通院していますが、「アレルギー性結膜炎」とゆう診断ですが未だ治っていません。先月、眼科の方で血液検査と再度頭部のMRI検査をしましたが・・・糖尿や蓄膿も無く、甲状腺ホルモン等の異常も見られませんでした。
この3年間の間色々な科を受診しましたが、見つかったのは「頸椎のヘルニア」だけです。これは、一昨年に両手足に痺れが出て精密検査をした時に見つかりました。今現在、極端に酷い状態ではありませんが・・完全に神経には触れてしまっています・・・。この頸椎ヘルニアが関係している可能性はあるのでしょうか・・・?
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
サインバルタは、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)という抗うつ薬で、リリカは抗けいれん薬です。いずれも慢性的な難治性の痛みに効く薬ですが、少量では効果が出にくく、増量するにつれて効果を発揮します。
内科(心療内科?)でサインバルタやリリカを処方されたにもかかわらず、効果が無かったのは、増量することなく少量のままで効果なしと見なし、服用を中断したからではないでしょうか。もう一度これらの薬を再開し、増量してみるのも一案です。
また、SNRIより疼痛抑制効果が高い三環系抗うつ薬を試してみるという方法もあります。さらに、これらの抗うつ薬や抗けいれん薬で十分な効果が得られない場合には、麻薬系鎮痛薬を用いるという選択肢もあります。
頸椎のヘルニアとの関連を疑われているようですが、頸椎は首から下の痛みや痺れと関係することはあっても、顔面の神経とは無関係です。
【相談者】2015年8月19日 H
質問3
サインバルタ,リリカ共にひと月位使って効果が無かったので(増量無し)、そこで中止になりました。ただ増量しなかった理由としては・・自分がドライバーをしているので、職業的な問題もあったのではないかと思います。確か両者とも眠気を催す成分が入っていたと記憶していますので・・・。
取り敢えず・・今回アドバイス頂いた内容を医師と相談し、試してみたいと思います。お忙しい中迅速にご回答頂き、本当に有難う御座います。
あと、最後にお聞きしたいのですが・・・以前歯科医院にかかった時は、飲食時に痛みが出たり強くなるとゆう事は無かったのですが・・・今現在は、刺激のあるもの(塩辛い物やスナック菓子など)を食べると、唇や口内に痛みが出ます。これは、口内に炎症などがあるからなのでしょうか?もし今歯科医院にかかったら、何か異常が見つかる可能性があるのでしょうか?
【回答3】口腔外科総合研究所 樋口均也
飲食によって痛みが生じたり、強くなったりするのは粘膜が荒れているからでしょう。これらの痛みの原因は口内炎や外傷、火傷、咬傷、細菌感染、真菌感染、ドライマウス、亜鉛不足、鉄欠乏性貧血、ビタミン不足などです。また、歯磨き粉に含まれる界面活性剤の刺激で粘膜が荒れる場合もあります。
【相談者】2015年8月25日 H
質問4
折を見て、もう一度歯科医に行ってみようと思います。色々なアドバイス、誠に有難う御座いました。"
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性
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2015年8月5日 |
質問
今年3月中旬に左下の親不知を抜歯していただきましたがその後治りが悪く4月上旬に再切開しました。がその後ずっと痛みは止まらず抜歯していただいた歯科医とは別の病院にて治療というよりブラッシングと薬を塗布していただいていました。
しかしながら歯と歯茎の境目のひりひり感がいまだ残っており特に食事後はすぐに歯磨きしないといけないくらい痛みがきます。その病院の院長先生の診断ですと抜歯時に神経を痛めたと思われるのでこれ以上の治療はできないと自由診療の病院を進められました。こういう場合どういう科を受診すればよいのでしょうか?
回答
「歯と歯茎の境目のひりひり感」は、抜歯した親知らずのひとつ前の歯に生じているのでしょうか。その歯の知覚過敏や歯髄炎、歯周病が原因であれば歯や歯周組織の治療により回復するはずです。
ただし、現在の症状は歯や歯周組織の問題とは別物かもしれません。このような痛みを「非定型歯痛」と称し、抗うつ薬や抗けいれん薬などによる治療が有効で、一部の口腔外科やペインクリニック、心療内科で受けることができます。
質問2
こんにちは。早速のご回答を頂き恐縮です。ご回答いただいた科のある病院を探してみます。ありがとうございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
女性 |
2015年8月2日 |
【相談者】2015年8月2日 TH
質問
一昨日から、左の目の下が晴れ、ほっぺ。も腫れ、内科、耳鼻科に行きましたが、何んにも無く、腫れがひきません。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
目の下には下まぶた下眼瞼、頬、頬骨、上顎骨、上顎洞などがあり、これらの組織に炎症が生じると腫れが生じます。主な原因は外傷や細菌感染、真菌感染、アレルギーなどですが、腫瘍(良性や悪性)やのう胞、乳腺内出血の可能性も あります。
内科や耳鼻科でこれらの問題について確認されたようですが、腫れの原因は判明したのでしょうか。あるいはすでに治療を受けたにもかかわらず、腫れがひかないという状態でしょうか。再度詳しい診察を受けたうえ、今後の治療法について相談されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2015年7月29日 |
【相談者】2015年7月29日 A
質問
先々週の日曜日にリンパマッサージをしに行きました。顔と体やりました。その後から左右耳下が酸っぱいものを食べるときゅーっと痛くなります。食べ続けると痛みはなくなります。腫れてる感じはなくて耳下を押すと少し痛い感じです。
2年前におたふくをやったのでおたふくは無いだろうし…マッサージの後遺症みたいな感じなんでしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
耳の下の部分には唾筋、顎二腹筋、内側翼突筋、胸鎖乳突筋、広堅筋といった筋肉があります。また、耳介前リンパ節、頸動脈、顎静脈といった組織もあります。リンパマッサージにより、これらの組織が損傷し、痛みが生じた可能性があります。元々これらの組織に何らかの炎症があったのであれば、マッサージ後に症状が明確になったということかもしれません。
ここで「酸っぱいものを食べるときゅーと痛くなる」「食べ続けると痛みがなくなる」という点に注目すべきだと思います。このような症状は耳下腺から口腔内に唾液が出にくくなると生じます。正常であれば耳下腺で産み出された唾液がステノン管を通って頬粘膜にある耳下腺乳顎部から口腔内に分泌されます。耳下腺やステノン管に細菌感染や唾石が生じるのです。
元々このような細菌感染や唾石があった場合にはリンパマッサージの刺激が耳下腺に強く加わり過ぎると炎症が起こり痛みが出たとしても不思議ではありません。