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年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性H |
2013年2月4日 |
【相談者】2013年2月4日 女性H
質問1
5日前の朝、左頬全体が少し痺れたような感じがありました。しびれは2~3時間で治まりましたが今度は腫れているような熱を持っているような感じでした。内科では三叉神経痛ではないかといわれました。
お灸がいいと聞き、今は電気治療とお灸をしています。その日はお灸の効果があったのか痺れはなくなりましたが、次の日は右頬がすこし痺れてきました。そして昨日から唇と舌先が少しピリピリします。左頬も少し痺れているような感じです。
これはいったいなんでしょうか。とても不安です。病院に行くなら何科に行けばいいのでしょうか?またお灸は効果ありますか?
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
まずは、左右の頬の痺れの原因を究明する必要があります。頬の皮膚や皮下組織、上顎の骨や副鼻腔、頭蓋内に腫瘍やのう胞、炎症などがあれば、痺れが生じる可能性があります。頬の知覚を司るのは三又神経の第2枝ですが、何らかの病変がこの神経を圧迫すれば麻痺が生じます。また、頭蓋底付近で血管が三又神経を圧迫した場合についても同様のことが言えます。
一方、舌先の知覚は三又神経の第3枝が司ります。頬と舌先が同じ理由で痺れているとすれば、第2枝と第3枝が枝分かれする前の脳に近い部分に何らかの病変があると考えられます。冒頭で述べた通り、顔面と頭部に異常がないかを調べることが先決ですから、歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科、神経内科、脳神経外科で詳しい検査を受けられることをお勧めします。
また、お灸については麻痺症状を改善する効果が期待できますが、当然のことながら麻痺の原因となる問題はそのまま残存することになるため、あくまで症状を軽減させる一手段です。万一麻痺の原因となる問題が見当たらず、症状の改善のみを治療の目標にする場合は、お灸も一つの有効な治療方法になるかもしれません。
【相談者】2013年2月7日 女性H
質問2
こんにちは。ありがとうございます。様子をみて脳外科に行ってみようと思います。異常なければ、他に考えられる病気はありますか?
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
上顎の骨や側頭骨、頭蓋内に器質的な病変がなく、三叉神経を圧迫するような原因が見当たらない場合、どのような病気が考えられるかということですね。
神経麻痺が生じる病気には多発性硬化症やギランバレー症候群などもありますが、これらの病気については脳神経外科で診てもらえるはずです。何の異常も確認できない場合は感覚障害や心気症、うつ病などが疑われます。
【相談者】2013年2月7日 女性H
質問3
こんばんは。今日、脳外科に行って検査をしてきました。異常なしでした。少し安心しましたが原因がわからないのでやはり少し不安が残っています。心気症などは何科に行けばいいんでしょうか?
【回答3】口腔外科総合研究所 樋口均也
心気症とは身体的な異常がないのに体に異常を感じ、病気ではないかと心配する病気です。心理的な問題が体に異常を来たす身体表現性障害に属し、他に疼痛性障害や身体醜形障害なども該当します。
心気症とうつ病に関しては、精神科を受診されることをお勧めします。
【相談者】2013年2月8日 女性H
質問4
いろいろとありがとうございます。また何かありましたらお願いします。"
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
男性O |
2013年1月31日 |
【相談者】2013年1月31日 男性O
質問
舌先端より半分奥、中心より1cm左の舌の鈍痛が1年前から続いています。痛みは段々強くなっており、今では1日中強い痛みが続いています。歯のCT、舌と脳のMRIいずれも異常なしです。また3ヶ月前から頬下部内にふくらみがあり痺れと鈍痛が続いています。複数の口腔外科を受診しましたが、舌、頬下部とも原因不明です。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
痛みやふくらみ、痺れの原因としては細菌感染などによる炎症や異物、外傷、口内炎、腫瘍などが考えられますが、口腔外科での診察の結果、そのような異常は見当たらなかったようですね。
原因となる病変が見当たらない場合は「舌痛症」の可能性が高いと推察します。舌痛症は食事中には痛みがない、午前中よりも午後の方が痛みが強くなるという特徴があります。また、用事が片付いた夜更けなどに最も痛みが強くなると訴える患者さんが多いようです。
舌に限らず口腔粘膜にこのような特徴を持つ痛みがあれば、舌痛症ということになります。明白な原因はわかりませんが、ストレスなどの心理的・社会的要因、神経障害、亜鉛不足、うつ病などが可能性として挙げられます。一方、原因が全く見当たらないケースもあります。
舌痛症の治療としては、抗うつ薬や抗けいれん薬、鎮痛剤、漢方薬といった薬物療法が中心となります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
女性E |
2013年1月29日 |
【相談者】2013年1月29日 女性E
質問
二、三年くらい前から口の中の前歯側の皮が白くふやけたようにただれて剥がれてを繰り返してます。下唇の裏がとくに酷くボコボコです。痛み滲みるなどないのですが、地元の口腔外科にいったら解らず、口腔の病気一覧みたいなので10代20代女性に多く原因がわからないみたいでビタミン不足かストレスが原因としかわからなかったんでおなじような症状とかがある病名があれば知りたいです
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口唇の粘膜が?れる「剥離性口唇炎」が疑われます。口腔外科での説明通り、残念ながらこの病気の原因は不明で、今のところ明確な治療法はありません。
口唇ヘルペスや帯状疱疹、天疱瘍、、類天疱瘍などの病気では水疱ができ、それが潰れて粘膜が?れますが、これらの水疱性疾患の場合は痛みを伴うため該当しないでしょう。
年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
女性T |
2013年1月27日 |
【相談者】2013年1月27日 女性T
質問1
私の母のことで質問させてください。母は4年前舌癌(多発性)になり、大学病院で放射線と抗がん剤治療で治療しましたが、放射線治療の影響で骨髄炎、骨壊死となってしまいました。
去年の12月から、近くの総合病院で高圧酸素療法を開始しましたが、その結果舌癌が再発し、また左側の下顎を骨折してしまいました。
1月より抗がん剤治療を始め、良く効いたそうです。(現在1クール目後の休薬中です)ですが、特に骨壊死の酷かった左側の顎の辺りの皮膚が欠損してしまいました。主治医の先生はもう1回か2回抗がん剤をして、それから形成外科で移植手術を元の大学病院でしようと思っておられるようです。
家族としては唇のすぐ横と左顎の2cm程下の首のところに、今回穴があいてしまったような変な赤みがあり、次に抗がん剤をしてしまいそこにも穴があいてしまえば命に関わるのではと心配しています。
本当に形成外科で治せるのでしょうか。また、同時に顎の再建手術を行うことはできると思われますか。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌癌の再発後、抗癌剤による化学療法が奏功して癌組織が壊死を起こし、その部分が空洞化したと考えられます。つまり、皮膚が欠損した部分は癌の再発であると推察します。唇の横と首に赤みがあるということですが、この部分に再発病巣が残存している可能性があり、2回目の化学療法が効けば、ここにも穴が開くかもしれません。
新たな穴について心配されていますが、穴が開くこと自体はそれほどの問題ではありません。むしろ首の癌が周囲に拡大して頸動脈に浸潤すると危険なので、抗癌剤が効く方がよい方向に進むでしょう。
皮膚に穴が開いた別の理由として、放射線治療及び化学療法により血管がダメージを受け、血行障害のために組織に壊死が生じた可能性があります。また栄養状態の悪化などにより、創傷治癒力が低下しているのかもしれません。
化癌療法などにより癌が消失すると、何らかの組織を用いて皮膚の穴を補う手術を受ける必要があります。皮膚や粘膜、筋肉など軟組織の他、骨や歯などの硬組織の再建も今後行うことになります。
放射線照射による骨壊死や抗癌剤の使用を考慮すると、硬軟両組織の再建を同時に行うことは極めて困難でしょう。従って、やはり穴を塞ぐなど軟組織の再建を先行させることになると考えます。
【相談者】2013年1月31日 女性T
質問2
こんにちは。先日、母の舌癌再発の件で問い合わせした者です。早速丁寧なお返事を頂き、ありがとうございました。
抗がん剤が効いたのか、抗がん剤の副作用なのか、どちらにしても母には頭頸部の再建手術が必要ということなのですね。
軟組織と硬組織、同時の再建は難易度が高いとのことで、基本的には形成外科で軟組織を再建、その後日をおいて下顎骨の再建となる可能性が高いのでしょうか。
実は、昨日主治医の先生(抗がん剤の先生で、内科の先生です)が欠損した場所的に骨折して折れた骨が穴から突きだしてきてもおかしくないが…とのことで見たところ、骨がいびつではあるが、くっついているのでは。と言われるのです。
元々兵庫医大の口腔外科にかかっていて、そちらの先生からは、もう骨が自力でくっつくことはないと言われていたのですが…。自力でくっつくなんてことはあるのでしょうか。
確かに、穴の後側の骨折した部分は前は窪んでいて、赤みがありました。今はその部分にも穴が広がっているのですが、窪みはなくなり、穴からはくっついた骨が見えています。カスカスの骨ですが…。
続けての質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
下顎の壊死と骨折、顔面もしくは頸部の皮膚の欠損があることから、何らかの再建術は必要になるでしょう。軟組織と硬組織の再建を同時に行うのか、時期をずらして再建するかは現在の状態などを総合的に判断して決定されるはずです。
放射線骨壊死による骨折の方が自然にくっつくのか否かという件に関しては、くっつかないと推察します。下顎は常に動かす部分なので安静な状態を保つことは難しく、自然にくっつくことは珍しいのです。健康な人が事故やけがで骨折した場合でもそうなのですから、病的に骨折して骨や体の状態が良くない状況でくっつき、治ってしまうという可能性は低いといえるでしょう。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
男性CI |
2013年1月26日 |
【相談者】2013年1月26日 男性CI
質問
お世話になります。約8カ月前から歯の違和感(歯が凝る感じ、歯がヒリヒリする感じ、歯が凍る感じ)があって苦しいです。最初は左上の歯のところから始まって最近は全体的に広がっております。又、左上の歯のところについつい舌が触る事もありますし、たまには口の中がネバネバしたり、口がもぐもぐする事もあります。軽い偏頭痛も伴う場合も多いです。
毎日、一日中気になってますし、気持ち悪くて不愉快です。こういう異常感の症状は何でしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯の違和感については「口腔異常感症」「口腔セネストパチー」、口の中がネバネバする症状についてはドライマウスや歯周病などが疑われます。また、口がもぐもぐする状態は「オーラルディスキネジア」の可能性が考えられます。
これらの原因としては食いしばりや薬の副作用、ストレスなどの心理的・社会的要因、うつ病、頭蓋内の病変などが挙げられますが、原因不明のケースもあります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
10代 |
女性E |
2013年1月23日 |
【相談者】2013年1月23日 女性E
質問
症状は噛みしめ呑気症候群と似ているのですが、原因は噛みしめではなく、多量な唾液をのみ込む事によっておきています。最近悪化してきて大変困っています。何か良い治療法はないでしょうか?よろしくお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
噛みしめ呑気症候群と似ている症状というのは、ゲップやおなら、胸焼け、膨満感などの症状があるということでしょうか。噛みしめる際、お腹に空気を飲み込むとこのような症状が起こるがあるのですが、噛みしめていなくても起こる場合があります。
そもそも噛みしめると空気を飲み込んでしまうのは、唾液と一緒に空気を飲み込んでしまうからです。従って、噛みしめないように注意しましょう。
ただし、噛みしめていなくても舌の後方部が上顎(口蓋粘膜)にくっついていると、唾液の嚥下時に空気を飲み込んでしまうことがあります。こちらのパターンが該当する場合は、舌の後方部を上顎につけないように注意してみてください。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性IM |
2013年1月21日 |
【相談者】2013年1月21日 女性IM
質問1
もうかれこれ20年近く、歯の痛みに度々苦しめられてきました。最近になり口腔顔面痛(非定型歯痛)だったということがインターネットで調べるうちにわかり、歯科で言いましたが、「原因がわからないものをひとくくりにしているだけ」と言われ、その時はがまんしたのですが、最近また痛みが現れ、受診しましたが、結果は今回も歯に異常はなく、しばらく我慢してから、だめなら抜髄しようと言われています。
初期にかかった先生はすぐに抜髄する先生でそのおかげで歯はどんどん悪くなった気がしています。今の先生は容易には抜髄や抜歯はされませんが、痛みに対する理解に欠けています。
以前一度、大学病院にも行きましたが、治療に問題はなく、ストレスで片付けられてしまいました。痛みだすと、あちらこちらに痛みが発生し何も手につかなくなります。激痛ではないので、我慢していますが、正直かなりつらいです。
治療には三環系抗うつ剤が有効ということですが、歯科での処方は難しいようですね。この場合何科を受診し、事情を説明すればお薬を処方していただけるのでしょうか?ご回答よろしくお願いいたします。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
口腔顔面痛の原因には、筋・筋膜痛や神経原性疼痛、神経障害性疼痛、副鼻腔炎、虚血性心疾患、身体表現性疼痛、うつ病、特発性疼痛などさまざまなものが挙げられ、それぞれ治療法が異なります。
大学病院を受診された結果、ストレスの関与を指摘されたとのことですが、ストレス性の筋・筋膜痛、身体表現性障害、うつ病のいずれかと診断されたのでしょうか。それとも原因が見当たらない特発性疼痛でしょうか。
前述の通り治療法は原因によって異なりますが、三環系抗うつ剤がこれらの痛みに有効であることは確かで、主にうつ病に対して使用されます。従って、口腔顔面痛の原因がうつ病であれば服用は可能です。一方、うつ病以外の慢性疼痛に対しては、抗けいれん剤の「リリカ」や麻薬成分を含む鎮静剤「トラムセット」などが使用可能です。
うつ病で三環系うつ剤を処方してもらう場合は、精神科もしくは心療内科を受診するとよいでしょう。担当の歯科医の紹介状を持参の上、受診されることをお勧めします。
【相談者】2013年1月21日 女性IM
質問2
お忙しい中、早速のご回答有り難うございました。以前、大学病院での診断は、原因がわからなかったので、先生のおっしゃるところの特発性疼痛ということだったようです。
先生のご回答のように、様々な原因が考えられるようなので、一度先生のところを受診させていただくことも含め、治療の方法を考えたいと思います。先生のところを受診し、原因を突き止めていただくのが最良の方法と思うのですが、距離的・金銭的にも度々の通院は困難だと思います。
HPの患者様の声に岡山の女性の話がありましたが、治療方針を決めていただき、あとはこちらで治療するということが可能なんでしょうか?それが可能であれば、一度受診する方向で前向きに検討したいと思います。
質問ですが、痛みに波があるので、あまり痛まない時に伺っても診断できるものなのでしょうか?以上、何度も申し訳ございませんが、ご回答よろしくお願い申し上げます。
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
かなり遠方から受診される方の中には、治療の方向性を相談するために一度だけ来院される方もいます。また、薬の種類や量が定まるまでの間、何度か通院される方もいますが、その後は地元の医療機関に移っていかれます。
痛みがあまりない状態でも、ある程度の診断は可能です。痛みが強い時にタイミングよく受診するのが困難であれば、いつ来ていただいても結構です。
【相談者】2013年1月23日 女性IM
質問3
ご返信有り難うございます。しばらく様子を見て、できれば痛みの強い時に、都合良く診ていただければと考えております。その節は、よろしくお願い申し上げます。何度もご回答、有り難うございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
男性K |
2013年1月21日 |
【相談者】2013年1月21日 男性K
質問1
質問お願い致します。舌の表面が茶色か黒いような色素でザラザラして違和感があります。ブラッシングしても取れません。ちなみに煙草は1日30本は吸います。コーヒー、コーラ等は飲食します。何かの病気でしょうか?
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌の表面の色が変化しているようですが、大きく分けて2通りの理由が考えられます。一つ目は舌の表面に茶色あるいは黒色の舌苔が付着している可能性、そしてもう一つは舌粘膜自体の色調が変化している可能性です。
舌苔が黒っぽくなった状態を黒毛舌といい、何らかの色素が舌苔に付着して発症しますが、コーヒーやコーラに含まれる色素も原因となります。また、抗生物質の連用や免疫力の低下によって菌の交代現象が起こると、黒色色素産生菌が増殖して黒色色素を放出するため舌苔が黒くなります。また、逆流性食道炎の場合も同様の状況が生じます。
一方、舌粘膜が黒っぽくなるのは金属の迷入や血腫、粘液のう胞、色素性母斑、悪性黒色腫、血管腫、アジソン病、ポイツ-ジェガース症候群、アルブライト症候群、微小循環障害による?班などが原因として考えられます。
【相談者】2013年1月30日 男性K
質問2
お返事ありがとうございます。先日気になりすぎて、爪と爪で挟むようにしたところ、少し血が出ましたがなくなりました。ですが、これは大丈夫だったのでしょうか?今は痛みも何もありません。血豆だったらいいのですが …
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
内出血した血液が粘膜下に溜まっている血腫であれば、このまま治癒するはずです。ただし粘液のう胞の場合は、漏れ出した唾液が再び溜まって再発するでしょう。
【相談者】2013年2月1日 男性K
質問3
お返事ありがとうございます。今のところそのようにはなっていないので様子を見てみます。また、何かあったら連絡させていただきます。ありがとうございました。
【相談者】2013年2月1日 男性K
質問4
遅くなりましたが回答ありがとうございます。安心とは言えませんが落ち着きました。確かにコーヒー:タバコ:コーラ等は当たり前の様に飲んで喫煙してます!今現在 逆流性食道炎症で薬も服用してますし偏頭痛で痛み止めも服用してます。これが原因なのかは分かりませんがいまのところ状況は毎日の舌のブラッシングをして少しは改善されましたが飲食類:喫煙をすると舌の違和感があります。(ザラザラ感) 本当に大丈夫でしょうか?
【回答4】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌の違和感は舌炎、舌痛症、口腔異常感症などによって生じますが、いずれも治療法が異なります。歯科か口腔外科、耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
10代 |
女性 |
2013年1月17日 |
【相談者】2013年1月17日 A
質問
舌の磨きすぎで舌にカビができちゃいました。まだ中学生なのでカンジタでは無いらしいのですが、臭いがキツくて困ってます。(カビ臭い)
ほっといても治りませんよね?どうしたら治りますか?市販薬で効く薬はありませんか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
カンジダ菌などのカビ感染は、免疫力の低下や抗生物質の連続服用、ドライマウスなどによって生じます。このような状況であればカビが生える可能性がありますが、舌を磨き過ぎたからカビが生えるものではありません。舌を磨き過ぎて表面の粘膜が傷つくと、血液や浸出液が出て来るため生臭くなりますが、舌磨きをやめれば傷もつかず、そのまま自然に治るでしょう。場合によっては、薬が必要になるかもしれません。
舌を磨くという行為は口臭を心配してのことでしょうが、度が過ぎれば舌が傷つき、かえって口臭が生じやすくなるのです。従って、口臭を治すには別の治療法が必要となります。
ところで、口臭は誰かに指摘されたのでしょうか。それとも自分で心配しているだけですか。いずれにせよ、まずは口臭の有無や程度について調べる必要があります。口臭は強さによっても治療法が異なるため、一度口臭外来を受診されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2013年1月16日 |
【相談者】2013年1月16日 O
質問
8歳の息子がよく口内炎になるのですが、今回のはいつものように楕円形に白くなるのとは違い、白くなく赤く5mmくらいの深い穴が開いている状態です。場所は下奥歯のすぐ隣です。いつもより痛みも強いようで、今朝なんとか口を開けて、以前口内炎で処方していただいたアフタゾロンを塗って学校へ行かせました。
白くならない口内炎もあるのでしょうか。それとも他の病気を疑うでしょうか。私自身先月、組織検査をして口腔扁平苔癬と診断されたので心配になりました。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口内炎にはさまざまな種類がありますが、最も多くみられるのは「アフタ性口内炎」です。これは円形もしくは楕円形の白くややくぼんだ病変で、周囲が赤く盛り上がります。触れると痛むだけでなく、冷たいものや刺激物もしみて痛みます。このようなアフタ性口内炎が繰り返しできているようですが、今回の赤い病変は別の病気ではないかと心配されているのですね。
この病気は、粘膜の表面が欠損して赤い腫瘍ができます。これに対して人間の体は線維素を腫瘍表面に作り出して腫瘍を治そうとするため、線維素がコラーゲンの線維の膜を作り、腫瘍の表面を覆って白くなります。お子様の口内炎が赤いのは腫瘍が発生ばかりなので赤いのか、一度できた線維の膜(偽膜)が?れて赤く見えているのかのどちらかでしょうが、今後白い膜ができてくれば痛みは軽減するはずです。
しかしながら、実際に口の中を見ていないので断定はできません。細菌感染による潰瘍や腫瘍の可能性もゼロとはいえないため、口腔扁平苔癬の組織検査を受けた医療機関を受診されることをお勧めします。