年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
女性 |
2012年11月19日 |
【相談者】2012年11月19日 女性Y
質問
40歳位から口から喉の事で悩み、額下腺炎で左の額下腺(50歳頃)を取りました。その前3年程口の中の色々な症状があり、耳鼻科歯医者何軒も診察に行きましたが、鼻も蓄膿症ではなく、喉も大したことはないと同じような診断ばかり、手術後は左の喉の痛みや腫れはほとんどなくなりましたが、右側は鼻から喉から透明のどろっとした粘液が絶えず一日中ティッシュを手放せない少しづつひどくなっていると感じます。
誰にも解ってもらえず、本当に悩んでいます。漢方の耳鼻科にも通っていますが、症状は変わりません。何とか直したいと本当に願っています。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
鼻の粘膜が粘稠になり、のどに落ちてくることを後鼻漏といいます。鼻の粘膜や副鼻腔の粘膜に炎症があると、このような症状が現れます。現状では、明らかな鼻炎や副鼻腔炎はないようですが、過去に炎症があるとその後も粘液が粘稠のままで治らなくなるケースもあるため、そのような状態なのかもしれません。
また鼻や口、のどの粘液が減少して粘稠になっている可能性もあります。唾液の50%は鼻やのどの粘液が混じったものですが、唾液が減少して生じるドライマウスの場合には、同時に鼻やのども乾燥していると考えられます。従って、まずはドライマウスの有無を確かめるため、唾液の分泌量を調べてもらってはいかがでしょうか。サラサラの唾液や鼻の粘膜が出るようになれば、今の不快な状態が改善されるかもしれません。薬剤の効果も期待できるため、合わせてご相談されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
男性 |
2012年11月17日 |
【相談者】2012年11月17日 KN
質問1
私の母(74才)の症状です。唇の裏側が腫れてかつブヨブヨしています。何かものを食べると口の裏側の部分がくっついてしまいキチンとものを食べられない状態です。お医者さんにも診てもらっていますが、1年以上症状が改善していません。
上記の内容でどの様な病気かお分かりになりますでしょうか。田舎なので口腔外科はないのですが、診て頂くとしたら何科が良いでしょうか。以上 よろしくお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
お書きいただいた症状から、病気を特定することは難しいかと思います。肉芽腫性口唇炎、口腔アレルギー症候群、ドライマウスなどがあるのかもしれませんが、何も異常が見当たらない場合は口腔異常感症や口腔セネストパチーという病名が該当するでしょう。
口腔外科がなければ、耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
【相談者】2012年11月19日 KN
質問2
早速ご回答頂きありがとうございます。ご助言頂いた病名で母がどの様な診断を受けているか確認してみます。取り急ぎ お礼まで。
年齢 |
性別 |
相談日 |
10代 |
男性 |
2012年11月10日 |
【相談者】2012年11月10日 YM
質問1
中学生の男子です。舌の先が一ヶ月前くらいから、痛痒い状態が続いています。痛痒い部分が少し白くなっています。皮膚科に行きましたが、原因が分かりません。口内炎の市販薬を飲んでいますが、効果がありません。どうしたら良いでしょうか。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌の先が白くなり、粘膜が荒れている状態であると推察します。舌が荒れる理由には貧血やビタミン不足、亜鉛不足など、さまざまな原因があります。血液検査で異常が見当たれば、それらの治療が必要となります。
口呼吸があれば、舌が乾燥するため粘膜が荒れて痛みますし、歯ぎしりや食いしばりで舌を歯に押しつける癖がある場合もまた、痛むことがあります。他にも舌を噛む癖、虫歯や歯の破折、詰め物の不適などでも舌尖が荒れてしまいます。
原因が不明でも、口内炎用のうがい薬や塗り薬には痛みを和らげる効果がありますし、漢方薬の内服も有効です。
【相談者】2012年11月14日 YM
質問2
回答ありがとうございます。近くなので、もっと悪くなるようであれば、診ていただこうかと思います。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
男性 |
2012年11月4日 |
【相談者】2012年11月4日 T
質問
二年前に左眼窩底骨折で目の下を切開してチタン製シートを入れる手術をしました。手術後に発生した痺れが全く治らず辛いです。どんな原因が考えられるのか、何か治療方があるものなのか知りたくてご相談させていただきました。
骨折で、左上唇の口角付近に軽い麻痺感覚は既にありました。手術前に先生が、この麻痺は神経が傷ついての症状だから手術しても治らないだろうと言われてました。それと、手術後は術中に神経を刺激するからその影響で頬に痺れがでるけどその痺れは日数経過と共に治ると言われてました。
なので術後確かに痺れてたけど気にしないようにしてました。飲むと口端からこぼれたり、頬が痒いからとかいても麻痺した感覚は三週間ほどでなおりましたが、目の下から上唇までの痺れが二年経った今でも全く治りません。汚い話し鼻水垂れてても気付きません。ですが全く感覚が無いわけでなく、軽く電気が走ってる感じです。寝起きが一番ましで、出歩いたり、仕事で長時間パソコンに向かうと強く痺れを感じます。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
眼窩底部を骨折すると、その下を走行する上顎神経(眼窩下神経)が傷つき、結果として目の下や上唇の皮膚の感覚が鈍くなったり、逆にピリピリと痛くなる場合があります。また手術で折れた骨を戻し、チタン製シートで補強する際にも神経に何らかのダメージが加わり、麻痺が悪化したのでしょう。
現在、知覚の低下(hypoesthesia)と異常感覚(dysesthesiaかparesthesia)が生じていると推察します。通常麻痺が生じて1~2週のうちに星状神経筋ブロックなどの治療を開始し、それを継続すれば症状が改善しやすいのですが、そのような治療は受けられたのでしょうか。
もし治療を受けていない場合は、残念ながら今から星状神経筋ブロックを始めても効果はあまり期待できません。ただし近赤外線や抗けいれん剤、カプサイシンクリームなど効果のある方法について、ペインクリニックでご相談されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
男性 |
2012年11月4日 |
【相談者】2012年11月4日 M
質問1
娘10才の子なんですが、舌の下の真ん中の線の片側に三センチほどに膨らんでいるのを言ってきました。風船のようにです。痛みなどは何もないです。結構大きいので心配です。宜しくお願い致します。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌の下の部分を口腔底もしくは口底といい、この部分に生じるできものを「ガマ腫」と呼びますが、病名に「腫』という字が入っていても腫瘍ではありません。口底の粘膜下には「ワルトン管」という唾液が通る管が後方から前方へ走行しており、この管が傷ついて唾液が周囲に漏れ出して膨らんだ状態がガマ腫です。
治療法としては、唾液が漏れ出しているワルトン管の傷口を見つけ出して封鎖することですが、実際に行うのは困難です。そこで、ガマ腫の表面の粘膜を切り開き、唾液がこの部分に溜まらないようにする方法が、ガマ腫に対する標準的な治療法となります。
もちろん粘膜を切開すれば、溜まっている唾液が外に出て腫れは治まるのですが、しばらくすると傷口がくっついて塞がり、再び唾液が溜まる場合があります。そのため、切開した粘膜を周辺の粘膜に縫い付ける「タイオーバー」という方法で再発を防止します。
しかし、万一口底部の膨らみが硬い場合は腫瘍が疑われるため、病変部を切除(摘出)して診断を受ける必要があります。
【相談者】2012年11月8日 M
質問2
こんにちは。ありがとうございます。ガマ腫ですね。検索したら、同じでした。大きな病院に行く為には紹介状が必要なんですが、その前に何科に受診したらいいですか?近くの耳鼻咽喉科で有名な開業医の先生に見てもらおうと思ってるのですが、歯科の方がいいですか?
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
耳鼻咽喉科で対応して頂けると思います。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2012年11月4日 |
【相談者】2012年11月4日 女性A
質問
初めて相談いたします。現在、右の上下と左上に親知らずがあります。右上は外(頬の方)を向いて生えており、右下は上に向かって生えてはいますがやや外を向いています。また、下は半分歯茎に埋もれています。
そのせいかもしれませんが、時々頬の内側の肉を噛んでしまいます。強く噛むわけではありませんが。数日前、下の親知らず(右)の辺りの歯茎に痛みがありました。今はそうでもありません。こういう場合は抜歯した方がよいのでしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
親知らずの抜歯については、その歯が役に立っているのか、それとも害を及ぼしているのかによって判断します。親知らずが正しい向きで正しい位置に生えており、上下の親知らずがきちんと噛み合っている場合は抜くべきではありません。
しかし向きが反れていたり、一部しか生えていなかったり、上下の親知らずが噛み合っていない場合は、役に立たないどころか歯磨きが難しくなるため、歯垢や食べかすが残りやすくなります。いうまでもなく、このような状況は細菌に絶好の繁殖の場を与えることになるため、歯肉が腫れたり虫歯ができやすくなります。さらに、親知らずの前方の歯にも問題が生じやすくなることから抜歯が必要となります。
お話の内容から、3本の親知らずのいずれもが悪い状態になっていると推察します。従って、痛みが治っている今のうちに抜いてしまうことをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2012年11月4日 |
【相談者】2012年11月4日 女性M
質問1
娘10才の子なんですが、舌の下の真ん中の線の片側に三センチほどに膨らんでいるのを言ってきました。風船のようにです。痛みなどは何もないです。結構大きいので心配です。宜しくお願い致します。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌の下の部分を口腔底もしくは口底といい、この部分に生じるできものを「ガマ腫」と呼びますが、病名に「腫』という字が入っていても腫瘍ではありません。口底の粘膜下には「ワルトン管」という唾液が通る管が後方から前方へ走行しており、この管が傷ついて唾液が周囲に漏れ出して膨らんだ状態がガマ腫です。
治療法としては、唾液が漏れ出しているワルトン管の傷口を見つけ出して封鎖することですが、実際に行うのは困難です。そこで、ガマ腫の表面の粘膜を切り開き、唾液がこの部分に溜まらないようにする方法が、ガマ腫に対する標準的な治療法となります。
もちろん粘膜を切開すれば、溜まっている唾液が外に出て腫れは治まるのですが、しばらくすると傷口がくっついて塞がり、再び唾液が溜まる場合があります。そのため、切開した粘膜を周辺の粘膜に縫い付ける「タイオーバー」という方法で再発を防止します。
しかし、万一口底部の膨らみが硬い場合は腫瘍が疑われるため、病変部を切除(摘出)して診断を受ける必要があります。
【相談者】2012年11月4日 女性M
質問2
こんにちは。ありがとうございます。ガマ腫ですね。検索したら、同じでした。大きな病院に行く為には紹介状が必要なんですが、その前に何科に受診したらいいですか?近くの耳鼻咽喉科で有名な開業医の先生に見てもらおうと思ってるのですが、歯科の方がいいですか?
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
耳鼻咽喉科で対応して頂けると思います。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2012年10月25日 |
【相談者】2012年10月25日 女性T
質問
はじめまして。数ヶ月前から、無意識のうちにぐーっとかみ締めていることがあります。仕事中やテレビを見ているとき、目が覚めたときにも噛んでいる時があります。一日のうちにその頻度は割と多いです。ふと「あ、また噛んでるわ」と我にかえる、という感じです。必ず同じ場所です。
歯医者さんで相談したら、精神的・内科的・脳外科的ないろんな要素があるかもしれないので、病院の口腔外科へ相談するように言われました。いまのところ固くなったり変色したりはしていません。噛まないような対処方法がしりたいのですが、口腔外科受診でいいのでしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
食いしばる癖は、無意識に上下の歯を接触させることから始まるものですが、上下の歯がどこか一ヶ所でも接触していることはありませんか。もし接触している場合は、上下の全ての歯が常に2~3mm離しておくように注意してください。
前歯が前に出ている「出っ歯」の状態では口を閉じにくいため、いつの間にか開いてしまいがちです。そこでこの点に注意して口を閉じておこうとすると、つい奥歯に力が入ってしまうのです。
対策として、丸めたガムを舌の上で転がしておく方法が噛みしめ防止に有効です。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2012年10月23日 |
【相談者】2012年10月23日 女性O
質問
2011年5月に一回相談したものです。白板症と診断を受けて、定期検診で近くの口腔外科で見てもらっているのですが、白板症の部分がヒリヒリしている状態です。ストレスや体調などでよかったり、よくなかったりする気がするんです。9月に病院に行った時は良かったのですが、白板症と診断される前もヒリヒリしていたのですが、痛かったりするとよくないと書いているのを見て怖くなりました。
今、他の怪我や病気疑いで精神的に不安定です。悪いことしか浮かばなく・・・。そういう状況で粘膜が一時的悪くなったり、痛くなったりすることは現にありえますか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
白板症の部分がヒリヒリと痛むため、ガン化しているのではないかとご心配されているのですね。確かに白板症の中にはガン化するものもありますが、その確率は非常に低く、定期的に口腔外科を受診されている場合はご心配に及ばないでしょう。
ところで口腔粘膜に白板症などの異常がなく、一見すると正常な粘膜であっても痛む場合があります。舌痛症や口腔灼熱症候群などがこれに該当するのですが、白板の部分にこのような症状が見られませんか。
実のところ、上記のようなタイプの痛みにはストレスが関与しているケースが多く、ストレス自体が痛みとして感じられる「疼痛性障害」という病気がそれに当たります。また、ストレス自体が食いしばりやドライマウスを引き起こし、これらが原因となって痛みが生じるケースもあります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
女性 |
2012年10月14日 |
【相談者】2012年10月14日 女性YT
質問
よろしくお願いします。身体表現性障害で11年位とその後舌痛症になって3年位。今心療内科にかかっています。起きている間はずっと舌がビリビリしています。医者からは治らないから一生付き合うしかないと言われています。
また、舌痛症になった頃と同時期に食事の時食べ物が前歯にくっつき、肉、こんにゃくなどを食べるとき長い時間かかります。ガムをかんでも全部上前歯くっついてしまいます。このこともかかる科(医者)はないと言われましたがそうなんでしょうか。心が折れてしまいそうです。病気に負けてしまいそうです。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
身体表現性障害により舌に痛みがあるとのお話ですが、直接的な原因としてドライマウスや亜鉛不足などが関与しているケースもあります。舌痛症のほとんどが原因不明ですが、治療法としては三環系抗うつ剤などの薬物療法が中心となります。
また、食べ物やガムが上顎前歯の内側に付着してしまう件については、幾つかの原因が考えられます。歯並びや歯の形態の問題の他、ドライマウスや舌の動きの問題も可能性として挙げられます。また、それぞれについて歯の治療とドライマウスの治療、舌の機能訓練が必要な状態かもしれません。対策として、食べ物がたまりやすいスペースを封鎖するため、舌接触補助床を作製して使用する方法もあります。