年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2012年10月13日 |
【相談者】2012年10月13日 女性Y
質問1
3月に相談した術後性上顎洞のう胞のことです。その後5月に手術しました。ありがとうございました。5月左側の鼻より手術(左のみ)その際、右側は右目の下に小さいのがあるといわれました。同時に手術してほしいといったところ、痛くないし、大きくないと言われた。
今朝、洗顔中右鼻の下に手があたったら、飛び上るほど痛い。右ほお違和感あり。そんなに急激にのう胞が大きくなるとは考えられないのですが、歯が痛いという感じではない。ただ、歯も違和感あります。
CTやMRIもとっているのに、のう胞がわからなかったということはあり得ますか??痛いのが怖いし、また手術になるのかと不安。すでに鼻の手術4回しています。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
術後性上顎のう胞は、10~20年間かけて徐々に大きくなるおとなしい性質の病気ですから、1年以内に撮影したCTで小さなのう胞だったものが急に大きくなることはありません。また、大きなのう胞を見落とす可能性は少ないでしょう。
そこで、鼻の下に触れると突然激痛が生じるという点から、三又神経痛による痛みが疑われます。三又神経の三つの枝の一つ、右側上顎神経領域の痛みです。眼の付近にあるのう胞が神経を圧迫して痛みが生じたのかもしれませんし、頭蓋内で血管や腫瘍が神経を圧迫しているのかもしれません。従って、手術を受けた病院で本当に三又神経痛なのか、三又神経痛であればどこに原因があるのかについて調べてもらうことをお勧めします。
【相談者】2012年10月13日 女性Y
質問2
早速お返事ありがとうございました。病院に行ってみます。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2012年10月11日 |
【相談者】2012年10月11日 女性M
質問1
乳癌のため、抗がん剤治療が始まります。その前に根治をしてもフィステルができたままの上顎7番の歯を抜歯しましたが、ドライソケットになってしまいました。2週間たってもまだ痛みがある状態ですが、予定通り抗がん治療(分子標的薬+ホルモン療法+抗がん剤)を始めてもよいでしょうか?
2週間たっても激しい痛みがある場合ドライソケットではない可能性もありますか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
ドライソケットとは抜歯により生じた穴(抜歯窩)に血のり(血餅)ができず、骨がむき出しになった状態をいいます。本来なら血餅が薄い皮(粘膜上皮)に変わり、徐々に抜歯窩が小さくなっていきます。
ドライソケットは、過度なうがいで血餅が剥がれてなくなったり、抜歯前に炎症が続いて骨の栄養状態が悪くなる硬化性骨炎に罹患していると起こりやすくなります。また、栄養状態や免疫力の低下によっても生じやすいため、現在そのような状況にあるのかもしれません。冷たい飲み物などがしみて、ズキズキ痛むことはありますか。それがドライソケットの典型的な症状です。もし該当する場合は、抜歯窩を保護する処置で痛みをやわらげることができるため、対応してもらいましょう。
一方、ドライソケット以外では隣歯の歯髄炎や根尖性歯周炎、筋・筋膜痛、上顎洞炎、神経障害性疼痛、疼痛性障害、本能性疼痛などがあります。
痛みの原因が何であろうと対処は可能です。乳癌の治療の開始を遅らせてまで、優先的に治療を受ける必要はないと思います。まずは化学療法を開始し、それと平行して上顎の痛みへの対応を検討されることをお勧めします。
【相談者】2012年10月11日 女性M
質問2
返信ありがとうございます。とても分かりやすい説明で大変助かりました。私の場合は骨は見えてません。冷たいものがしみることもないです。しかし、まるで根管治療をした時のような痛みがあります。
先生が言われるような、骨髄炎や神経障害性疼痛、疼痛性障害、本能性疼痛などかもしれません。しばらく様子を見て、それらを視野に入れてCTを撮るなどして、詳しく調べたいと思います。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2012年10月9日 |
【相談者】2012年10月9日 女性K
質問
1年前から、左の下の奥の歯ぐきが痛く近くの歯医者さんへ行きました。レントゲンを撮り診察をしていただきましたが異常がなく、大学病院を紹介てもらい口腔外科に受診しました。レントゲン・MRI・三叉神経など調べましたが異常なし。少し舌の痛みもありましたがその舌も異常なし。
異常ないとのことでしたので、普通に生活していました。今年の、夏前にまた同じ症状があり違う歯医者さんへ受診してレントゲン・CT撮りましたが異常はありませんでした。
食べてる時は、痛みがなく何もしていない時の方が痛みを感じます。今度は耳鼻咽喉科に受診しました。その時に舌痛症といわれ、デパスを飲んでいます。仕事もしていまして、子供もいるのであまり病院に行けません。
この痛みは、舌痛症でいいのでしょうか?毎日が不安です。宜しくお願いいたします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌などの粘膜が何もしていない時に限って痛むという点から、舌痛症の可能性が高いと思われます。舌痛症とは舌に限らず、口蓋や歯肉など口腔粘膜が痛む場合を指し、別名「口腔灼熱症候群」ともいいます。
舌痛症はドライマウスや食いしばり、ストレスとの関連が強いものですが、これらの問題については診察を受けられましたか。
治療法としてはデパスが効くケースもありますが、抗うつ薬や抗けいれん薬の方がより効果的でしょう。これらの薬についても相談されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2012年9月26日 |
【相談者】2012年9月26日 女性Y
質問1
上唇の皮膚の部分に白い斑点があります。あと皮膚と粘膜の境目が少し白いような気がします。もともと、唇が荒れて皮がむけるタイプです。白斑が気になっていますが、それ以外にこうなる病気はありますか?唇が真っ白になってしまうことはありますか?
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
皮膚に白斑が生じる病気には尋常性白斑と癜風があり、白斑が周辺にまだら状に拡がる場合と変化しない場合があります。皮膚科で診察を受けられることをお勧めします。
【相談者】2012年9月26日 女性Y
質問2
ありがとうございます。唇はいろいろ調べたところもしかしてフォアダイス状というものなのかなと思いました。小さな白いぶつぶつのようなものがあり、笑って唇の皮膚が伸びると白く見えるような感じです。近々皮膚科に受診してみたいと思います。
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
フォーダイス斑は粘膜にできる異所性の皮脂腺です。黄色っぽく見えること、皮膚にはできないことから、フォーダイス斑には該当しないでしょう。
【相談者】2012年9月26日 女性Y
質問3
お返事ありがとうございます。皮膚科を受診しましたがフォアダイス状という診断でした。 上唇の部分に出ています。そこは皮膚なのですか?それとも粘膜ですか?
【回答3】口腔外科総合研究所 樋口均也
上唇の粘膜に当たる部分であると推察します。
【相談者】2012年9月26日 女性Y
質問4
普通に見えるところの唇も粘膜になるんですか?というか唇は全部が粘膜ですか?
【回答4】口腔外科総合研究所 樋口均也
唇の赤い部分のほとんどが粘膜です。粘膜の部分は濡れていて、皮膚の部分は乾燥しています。
年齢 |
性別 |
相談日 |
10代 |
女性 |
2012年9月22日 |
【相談者】2012年9月22日 女性 P
質問
彼氏とキスをしてから唇が荒れています。リップを塗っても治りません。そして、唇に赤いものが一個できました。ネットでヘルペスなど調べたのですが…不安なのでよろしくお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
ヘルペスウィルスに感染した場合は、唇に水ぶくれ(水疱)ができるため、その心配はないでしょう。
ではなぜ唇が荒れ、治らないのかについてはこの文面だけではわかりません。口腔外科や耳鼻咽喉科などで診察を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2012年9月21日 |
【相談者】2012年9月21日 女性 Y
質問
小学6年女の子ですが、首のリンパ辺りにぐりぐりがあり、ご飯を食べるときに違和感があり気持ち悪いとのことです。普段は気にならないらしく、おそらく疲れたときに症状が出ている感じです。
どういう病気の可能性がありますか。また、治療するにはどの科に受診すればよろしいですか。早急に対処したほうがよろしいですか。よろしくご回答お願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
「リンパ辺り」ということですが、リンパ腺が腫れている場合は、次のような病気が考えられます。まず、細菌や真菌に感染してリンパ腺が腫れているケースです。虫歯や歯周病の他、外傷や手術後にもリンパ腫が反応して腫れます。
また伝染性単核症のようなウィルス感染、悪急性壊死性リンパ節炎、リンパ上皮性のう胞、悪性リンパ腫などの病気もあります。但し腫れているのはリンパ節ではなく、リンパ節付近の唾液腺に炎症や腫瘍があるのかもしれません。
緊急性は低いと推察しますが、そのまま放置して様子をみるのがよいとも限りません。一度、口腔外科か耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
10代 |
女性 |
2012年9月20日 |
【相談者】2012年9月20日 女性 Y
質問1
はじめまして。先生に質問があります。チョコレートや、うどん等にかかった鰹節を食べたときに、口の中が酸っぱく感じます。また、最近唾液がたくさん出ている気がします。食欲はないのですが、食事を食べ始めると普段以上の量を食べてしまいます。
これは、何かの病気ですか?病気だとしたら、何科に相談したらよいですか?教えてください。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
症状ごとに考えてみると、まず口の中が酸っぱくなるのは味覚障害ですが、原因は胃酸逆流やドライマウス、薬の副作用、頭蓋内の病変などさまざまです。
また唾液がたくさん出る症状は、唾液分泌過多症ということになります。神経系疾患や薬の副作用などさまざまな原因がありますが、実際はドライマウスと唾液嚥下障害の併発によって生じているケースが多いのです。
さらに食べすぎてしまうのは過食症で、原因は心理的問題や神経疾患、内分泌疾患などがあります。
上記のいずれの症状もストレスが関係していると考えられますが、思い当たることはありませんか。
さて診療科についてですが、まずは口の中や胃腸に関する異常の有無を調べるとよいでしょう。口腔外科や耳鼻咽喉科、胃腸科などが該当します。そこでの診察結果によって神経内科や内分泌内科、心療内科、神経科などへ紹介してもらうことをお勧めします。
【相談者】2012年9月26日 女性 Y
質問2
こんにちは。私は高校3年生で今年受験生なので、ストレスが原因のような気がします。受験が一段落ついたら、受診しようと思います。
専門の先生に気軽に質問できて、本当に助かりました。また、不安なことがでてきたら、教えてください。どうもありがとうございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2012年9月18日 |
【相談者】2012年9月18日 女性Y
質問
六歳娘が口内の左奥の頬に穴があいているような口内炎ができて一ヶ月たちます。最初の2週間くらいで白い分泌物のようなかさぶたのようなものができて痛がらなくなったのですが、四週間後にはそれもとれて治りが遅いようです。本人は噛んだといっていますが深いようです。3ミリくらいです。
感染症や何か病気が考えられますでしょうか?口腔外科に診てもらってますが、一週間くらい抗生物質を飲んで様子見です。病理検査という話もでてきて親判断ですが、さらに穴が大きくなるのか心配です。病理検査はどのようにやるものでしょうか?教えていただけたら幸甚です。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口腔粘膜の傷は比較的治癒が早く、口内炎の中で最も多いアフタ性口内炎であれば2週間程度で治るのが普通です。従って先天的な異常や代謝性疾患、放射線照射などがあれば別ですが、一か月経っても治らないのだとすれば繰り返し傷つけている可能性があります。本人が噛んだというなら、その疑いが濃厚です。
病理検査には、細胞診と組織診があります。細胞診は、病変部の粘膜の表面を擦過するだけで済む負担の少ない検査法です。但し正確に診断できる確率が高くないことが欠点で、結果的に組織検査を併せて行うケースが多いため、初めから組織検査のみを行う方法が一般的となっています。組織検査は局所麻酔後に病変部分の一部もしくは全部を切り取り、傷口を縫合する必要があります。口や舌が勝手に動く症状をオーラルジスキネジアといい、薬の副作用により生じやすいとされています。
ただし薬とは無関係に生じるケースもあり、今回は恐らくこちらに相当するのでしょう。脳内の神経伝達物質の異常が関係していると推察しますが、原因を突き止めるのは困難です。昨年の症状とは少し様子が違うことから、オーラルジスキネジアではない可能性もあります。その場合は、ストレスによる転換性障害が疑われます。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2012年9月18日 |
【相談者】2012年9月18日 女性R
質問
昨年、精神科でもらった薬を飲んでいるうちに、 口や舌が勝手にモゴモゴ動くようになり、医師に相談したところ薬の副作用だと言われ、その薬をやめました。それから半年、精神科の薬は一切飲まず、口の動きも治まっていたのですが1ヶ月程前か又、口の動きがおかしくなり始めました。
以前と違って、歯を食いしばっていないと口がピクピク動き、気を抜くと口が勝手に大きく開いて舌が外に出てきて、まるで犬のようです。食べる時も飲む時も、口が必要以上に開いてしまい、咀嚼もうまくできません。何もしていない時も、口が勝手に、あ~んと全開し、そのまま舌をビロ~ンと出している方が歯を食いしばって口を閉じている時より楽なような気がします。口を閉じると、顎に強い圧迫感があります。
精神科の医師に相談しましたが、半年以上精神科の薬は飲んでいないから、薬の副作用とは考えにくいと言われました。このまま口の動きがおかしいままなのかと思うと大変苦になります。何病気でしょうか。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口や舌が勝手に動く症状をオーラルジスキネジアといい、薬の副作用により生じやすいとされています。ただし薬とは無関係に生じるケースもあり、今回は恐らくこちらに相当するのでしょう。脳内の神経伝達物質の異常が関係していると推察しますが、原因を突き止めるのは困難です。昨年の症状とは少し様子が違うことから、オーラルジスキネジアではない可能性もあります。その場合は、ストレスによる転換性障害が疑われます。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2012年9月18日 |
【相談者】2012年9月18日 女性 S
質問
はじめまして。娘二人が幼い頃に小児歯科のすすめで上唇小帯を切除しました。医師のすすめであったため、知識のない私は親の判断で言われる通り切除したのですが、二人とも十代になり年々ガミースマイルが酷くなっているように思います。
今思えば、小帯もさほど太くもなかったので、本当に必要な施術であったのか、頭から離れません。両親はガミーではなく、上唇小帯の位置は我々と比べ、娘二人は明らかに上の方にあります。やはり、上唇小帯切除とガミースマイルは関係がありますか。また、再生はできますか。二人とも歯並びは良い方です。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
小帯とそのスマイルの関連性については難しいところです。幼少期の小帯の力により、成長後のスマイルのかたちが変えられたのでしょうか。
小帯は軟組織で歯肉の下には骨がありますが、小帯の力と骨の成長のどちらの力が優位であるかの報告はまだ見たことがありません。小帯の力が上顎の骨の成長に影響を与えることが証明されたら、小帯を短くする手術が登場する可能性はあるでしょう。