年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
女性 |
2010年4月1日 |
【相談者】2010年4月1日 20代 女性 P
矯正治療中で上下顎にブラケットを装着しているのですが、1週間ほど前から頭痛と首痛、肩こりが今まで以上にひどく、下顎のぐりぐりした部分も痛く、近くの歯科で相談したところ、噛みあわせがきつくなっているのではないかと言われ、調節をしていただきました。でも下顎の痛みがなかなか取れないのですが、原因として何か他に考えられることはあるでしょうか。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
首から上部の筋肉痛と顎下リンパ節炎が原因ではないかと考えられますが、このような症状は風邪の場合にも見られるものです。
また、口の中に炎症がある場合は顎下リンパ節炎のほか、歯肉の炎症や口内炎の可能性もあります。他には副鼻腔炎や咽頭炎、唾液腺炎などでも顎下リンパ節が腫れる場合があります。
しかし、最も可能性が高いのはくいしばりや歯ぎしりで、正しくない姿勢や強いストレスが加わると、特に悪化しやすいといえるでしょう。
【相談者】2010年3月28日 女性 YS
お忙しいところ大変恐縮なのですが、また教えていただきたいことがあり、今度は直接、こちらのアドレスにメールさせていただきます。
右上の一番奥の歯茎と頬が繋がる溝のようなところに、プツッと丸い1mmくらいのものがあります。痛みはなく、周囲と比べて特に色の変化もなくシコリというかんじではありませんが、指でも感じることができます。10日ほど前に気づき(舌で触って偶然見つけました)、ちょうど鼻風邪で耳鼻咽喉科に行ったので診ていただいたところ、確かに何かできているが、そのうち消えると思うから様子をみよう、とのことでした。
そして、水曜に再度診ていただいたところ、消えましたね、と言われ、舌で触ってもかんじなくなったのですが。今日また舌に触るかんじがでて、鏡でみたところ、同じところに同じようにありました。
ここで質問なのですが、
- これは何なのでしょう?(耳鼻咽喉科の先生は、何かはわかっていないようでした)
- また、気づいたのは最近だが、新しくできたわけではなく、以前からあったものが、条件によって見えたり見えなかったりしている可能性はありますか?
- それとも、何か悪いものの可能性はありますか?同じところに繰り返すものは良くないと聞くので、とても気になります。
些細なことでお手数をおかけし申し訳ありませんが、どうぞご回答お願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯茎と頬が繋がらず溝のような部分を「齦頬移行部」といいます。この部分に1mm大の丸い膨らみが生じたり、消えたりするということですが、ガンや良性腫瘍の場合は一方的に大きくなるばかりなので、違うと考えられます。
ところで、実はこのような症状を起こす原因は主に虫歯にあり、「フィステル」という状態が推測されます。これは歯の神経が走る歯根の中に虫歯菌が棲みつき、根の先で感染と炎症が続いている状態をいいます。
従って、フィステルを消失させるため、歯科で歯根部の治療(歯内療法)を受けられることをお勧めします。
www.koku-naika.com/p398dentalfistula.htm
【相談者】2010年3月30日 女性 YS
いつも丁寧にご回答いただけるので、とても助かります。ちょうど日曜が歯科の定期検診なので、先生に話してみます。(でも、またあっという間に消えてしまったような気がするのですが・・・)
ありがとうございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
男性 |
2010年3月16日 |
【相談者】2010年3月16日 50代 男性 N
奥歯の歯茎が腫れて白いびらんのようになり、本日口腔外科へ行きました。組織を採り病理検査にまわされました。自分で気づいたのは2週間くらい前で、最初は疲労が原因で腫れたのだと思い、様子を見ていました。近所の歯科ではレントゲンを取り異常は見られず、消毒のみでした。
口腔外科の検査結果は10日も先なので、悪性ではないかと心配で心配でたまりません。特に痛みがないので、余計に不安です。ネットで歯肉ガンの写真を見て、似ていたのでますます不安が募ります。この文章だけでは判断できないでしょうが、悪性の可能性は大きいですか?また、検査に10日もかかるのは遅すぎる気がし、いてもたってもいられません。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯肉に「びらん」(潰瘍より浅い粘膜の欠損)ができる原因には口内炎や白板症、扁平苔癬、結核、梅毒、歯肉ガンなど様々なものが挙げられます。従って歯肉ガンの可能性はあるものの、他の病気である場合も多いのです。
また、病院のシステムにもよりますが、一般的には病理組織検査の結果までに10日もかからないはずです。ご心情を担当医に伝えれば早く結果が出るよう手配してもらえると思いますので、一度ご相談されることをお勧めします。
【相談者】2010年3月23日 50代 男性 N
お返事ありがとうございます。
私の質問に誤りがあったので再度ご相談させていただきます。歯肉に「びらん」と書きましたが、「潰瘍」だと思います。白い潰瘍はやはりガンの可能性が大きいのでしょうか?白い潰瘍で良性もあり得るのでしょうか?肉眼で確認できるほどの大きさ(奥歯ほど)で、悪性だったらもうかなり進んでしまっているということなのでしょうか?何度もすみませんが、どうぞよろしくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
「びらん」でも「潰瘍」でも、ガンである場合とそうでない場合があります。また、ガンの場合は進行しているケースとしていないケースとがあります。従って、検査の結果を待っていただくしかありません。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2010年3月16日 |
【相談者】2010年3月16日 30代 女性 K
心配なことがありメールさせていただきます。今朝気づいたのですが、上唇の左側、口角の少し上に、白い線のようなものがあります。長さが2mmくらいで幅は細く、色もとても薄いので、よく見ないとわりませんが、確かにあります。いつできたかわかりませんが、以前はありませんでした。触ったかんじでは、特にザラつきや盛り上がり、しこりは感じず、痛みもありません。出血もないです。
質問なのですが、
- 唇にも白板症などはできるのですか?
- できるとしたら、その可能性はありますか?
- 口唇ガンなど、もっと悪いものの可能性はありますか?
- 歯科医院には定期的に行っていますが、口くう外科でない一般の歯科の先生も、口くう周辺については、悪性のものとそうでないものはだいたい見分けがつくのでしょうか?
画像を添付したかったのですが、不明瞭なものしか撮れません・・・。ご回答、お願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
唇の粘膜に長さ2mmの小さな色調変化ということから、皮膚にできるものを「白斑症」、また口腔粘膜の場合は「白板症」と呼ばれる症状である可能性が高いと推測します。
皮膚の白斑症は皮膚のメラニン色素が減少して白くなる病気で「尋常性白斑」、あるいは「白なまず」ともいわれ、自己免疫疾患や自律神経障害が原因とされていますがガンではなく、ガンになる病気でもありません。
一方、口腔粘膜の白板症は粘膜が皮膚のように厚く(過正角化、錯覚化)かつ白くなる病気ですが、唇にできる場合もあるため今回の症状に近いといえるでしょう。口唇ガンの可能性は低いもののガンの場合もあり、ある程度大きくなった状態であれば簡単に見分けがつきます。ただし、長さがわずか2mmの小さな病変なので、ガンとの区別は専門家でも困難です。従って、切除して病理組織検査を行うことをお勧めします。
【相談者】2010年3月18日 30代 女性 K
ご回答、ありがとうございます。診察を受けようかどうしようかと迷っていましたので、大変助かりました。私のこの白いものは、唇(外側の見えるところですが、ここもやっぱり粘膜になるのですか?)にあるため、白板症の可能性が高いということですよね?さっそく病院に行ってみます(やっぱり皮膚科より口くう外科の方がいいですよね?)。
そこで、もし、先生が、すぐ生検はしないでしばらく様子をみようとおっしゃっても、組織検査をお願いした方がいいでしょうか?また、そういう検査は、こちらがお願いしてしていただけるものでしょうか?
以前、舌が白板症かもしれないと言われた時に、すぐ検査せず、そのように様子見になったので。(結局、その時のものは違ったのですが、様子を見ていた長い間は大変憂鬱でしたし、それ以来、ちょっとした体の変化も気になって仕方ありません・・・)。お忙しいところ何度も申し訳ありませんが、再度ご回答お願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
唇の外側の見える部分は粘膜ではなく皮膚で、その場合は白板症ではなく白斑です。白斑はガンの可能性はありませんが、診断するために病理組織検査を行う必要があります。また、診療科は皮膚科か口腔外科のいずれかとなります。
【相談者】2010年3月18日 30代 女性 K
唇ですが、口の中ではなくて外側です。紛らわしい書き方をしてすいませんでした。
皮膚科でも口くう外科でも診ていただけるということで、皮膚科が近くにあるので行ってきました。先生が書かれていたように、全く心配ないとのことでした(ただ、病理検査等は一切なく、拡大鏡?で一瞬見ただけだったのですが?・・・。
先生の返信に病理検査等が必要な場合もある、とありましたので、そんな一瞬でわかるのかな?・・・と逆に気になったのですが・・・。検査はしなくても、大丈夫でしょうか?お時間のある時、返信いただけたら助かります。
いずれにせよ、問題ないようなので安心しました。素早く返信いただけたので、今日のうちに診察を受けられてよかったです。ありがとうございました。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
全く心配ないとのことでよかったですね。実際に診察を受けて組織検査の必要なしということですから、ご安心ください。
www.koku-naika.com/p522Leukoplakia.htm
【相談者】2010年3月19日 30代 女性 K
お忙しい中、何度もお手数おかけしました。毎回、素早くご回答いただけて、本当に助かりました。ありがとうございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
10代 |
女性 |
2010年3月10日 |
【相談者】2010年3月10日 10代 女性 M
顎変形症とは噛み合わせの問題がさほどなければ適用されない病名なのでしょうか?
私は子供のころから下顎が周囲の人と比べて全体に未発達な感じで下顎が後退して見えることが強いコンプレックスでした。私は顎の後退で見た目的には不自然なほど顔が歪んでいるのですが、噛みあわせに問題があると言われたことはなく歯並びはいいほうです。食べ物の租借にも不都合を感じたことはあまりありません。
しかし、時折顎の開閉する部分の骨がごりごり(かくかく)言ったり顎が歪みやすかったりします。また口が若干閉じにくい感じもあり頤のあたりに梅干しのようなしわが出来やすいです。
私のような場合、顎変形症とは診断されないものなのでしょうか? 病名がはっきり診断されれば両親も歪みを治すことに納得してくれそうな気がするのですが、診断されなければ気にしすぎだと取り合ってもらえずに終わりそうで、かといって一人でわざわざ診察をしてもらいに病院に行くのも憚られ、またどこに行けばいいのかもわからず一人悩んでいる状態です。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
「小顎症」または「小下顎症」という状態にあり、見た目と機能的な問題の両方が生じているようです。症状から判断すると顎変形症に相当すると思われますが、客観的にどの程度の歪みがあるのかは診察を行ったうえで担当医が判断することになります。
また、小顎症の場合は下顎骨骨切り術や下顎骨延長術などの外科的治療を受けることになりますが、矯正治療も同時に必要となります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
男性 |
2010年3月10日 |
【相談者】2010年3月10日 60代 男性 Y
2年程前から寒い季節になると上顎(のどちんこの手前付近)がヒリヒリする感じとなり、舌を押し当てると、強い痛みが数秒間続きます。表面上は腫れや炎症もなく、昨年1月頃近くの耳鼻咽喉科で診てもらいましたが、鼻の内部も含め、特に異常ないと言われました。しかし、最近また痛みがあり心配です。原因が分からずこのままでは悪化するのではないかと思っています。どうすれば良いかご相談致したくメールしました。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
軟口蓋の粘膜に痛みが生じているようですが、腫瘍や感染、外傷などは耳鼻咽喉科の診察によって否定されたということですね。また、入れ歯が粘膜を傷付けている可能性もないということですね。
今回のような症状は、唾液が少なくなって口が乾く「ドライマウス」の場合にしばしば出現します。ドライマウスになると粘膜が傷つきやすくなると同時に、治りにくくなります。一度、ドライマウスの有無について検査を受けられることをお勧めします。
ドライマウスになるとカンジダという真菌(カビ)が繁殖し、ヒリヒリと痛む場合があるため、カンジダ菌の検査も必要かもしれません。口腔カンジダ症に対しては抗真菌剤のうがい薬や内服薬が有効です。
また、ストレスなど心理的・社会的な要因で痛みが生じる場合もありますが、その場合はストレスへの対処や薬の服用が必要となります。
他に、まれなケースではありますが「舌咽神経痛」が原因で軟口蓋に瞬間的な強い痛みが生じることがあり、その場合は抗けいれん剤の内服が有効です。また、脳腫瘍などの脳内の異常で軟口蓋に症状が現れる場合もあるため、脳のCTやMRIで問題の有無を確認しておいた方がよいかもしれません。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
男性 |
2010年3月8日 |
【相談者】2010年3月8日 50代 男性 M
はじめまして。さっそく質問させていただきます。数年前より口内左下奥に断続的な痛みがあり、最近は舌左わきにもやや痛みが出て、唾を飲むと喉にもかすかな痛みがあります。舌の表面にざらついた感じがあり舌を動かすとやや痛みます。常に頭痛がありめまいもあり、最近は悪寒を頻繁に感ずるようになりました。1年半ほど前に左下奥歯と親不知の間に感染があり、親不知を抜いたのですがどうもそのあたりから調子がすぐれません。
歯医者さんに診てもらったのですが左下奥歯の歯根あたりが問題があるのかどうかということでよくわかりません。どのようなものか、どういった診療を受ければよいのかお答えいただければ幸いです。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
左下大臼歯自体に明確な問題がないことを前提としてお答えします。親知らずを抜いてから痛みが断続しているとのことから、親知らず周辺の神経損傷による持続性神経原性疼痛が考えられます。親知らずの歯の中にある「歯髄」という神経組織は抜歯によって切断されますが、通常は自然に治癒します。しかし、まれに痛みが続く場合があります。
また、他の可能性として筋・筋膜痛やストレスによる痛みも挙げられます。従って、口腔顔面痛を診察する医療機関を受診されることをお勧めします。
www.koku-naika.com/p447orofacialpain30.htm
年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
女性 |
2010年3月7日 |
【相談者】2010年3月7日 20代 女性 MM
ご質問させていただきます。父のことなのですが、口の奥、扁桃腺の左付け根あたりの血豆の様な黒いモノがあり、つばを飲み込んだりすると痛いそうです。母曰く、2年くらい前からあるが、こんなに大きくはなかったとのコトでした。今日、私がみた時はビックリするくらい大きかったです。直径2㎝~3㎝くらいはありそうでした。
病院に行って調べてもらってと言っても行かないと言います。どんな病気が考えられるか心配でしたので質問させて頂きます。よろしくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
粘膜下で内出血して生じる血豆(血腫)は黒いできもの(腫瘤)ですが、しばらくすれば色も腫れもひいて治ってしまうものです。従って単なる血豆ではなく、他の病気のために表層で内出血して血豆ができているのかもしれません。考えられる可能性としては、次のようになります。
色素沈着症
悪性黒色腫
扁桃周囲膿瘍
肉芽腫中咽頭ガン
血管腫
血管腫以外の良性腫瘍
病変の大きさから、早期に診察を受けられることをお勧めします。
再発を防ぐために腫瘍だけでなく同時に周囲の骨も削除します。削除する骨の量を多くすればするほど再発しにくくなりますが、その分神経や歯が犠牲になることが多くなります。とにかく、再発を防ぐためには手術の際に大きく骨を削り周囲の歯を抜いてしまうことが有効です。
残念ながら手術以外の方法で再発を防ぐものはありません。悪性ではないので抗がん剤や放射線治療も役にたちません。漢方薬も再発を直接抑えることはないでしょう。結局、再発予防の有効策はないので、再発した時に確実に見つけて対処するというスタンスを取るしかありません。今後10年程度は定期的にエックス線写真を撮って監視していく必要があると思います。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2010年2月26日 |
【相談者】2010年2月26日 40代 女性 K
はじめて相談をさせて頂きます。3日ぐらい前だと思うのですが歯磨きをしていてつい力が入ってしまい前歯の下の歯茎(歯よりだいぶ下)にきつく歯ブラシがあたってしまいました。
思わず歯磨きを中断してしまうぐらい痛みがあったのですがそのうちに気にならなくなってそのままにしていましたが今日歯茎に違和感を感じて鏡で見てみると小さい(本当に小さい)できものができてしまっていました。
触ると少し痛みがあります。このままほっておいて問題はないでしょうか?何か薬を塗った方がいいですか?以前口内炎でもらったケナログ口腔用軟膏がありますが歯茎に塗っても大丈夫でしょうか?ご返答をお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯磨きで生じた傷が一度よくなったにもかかわらず、後になって痛み始めるということは、再び同様に傷つけない限りはないと思います。
メールをいただいた日に見つかったできものについては、傷以外の別の問題でしょう。その原因として、主に次の3点が考えられます。まずひとつめは、下顎の骨の表面にある凸凹状の小さな骨の膨らみができもののように見えることで、その場合は特に治療の必要はありません。
2つめは下顎前歯の虫歯が進行して根尖部病を形成し、内部で膿が溜まって歯肉が腫れている状態で、その場合は虫歯菌に汚染された歯の根をきれいにするための「歯内治療」が必要となります。
そして3つめとしては繊維腫や乳頭腫である可能性が考えられ、その場合は腫瘍を摘出する必要があります。また、「疣贅ガン」というイボ状のガンが生じるケースもあります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
男性 |
2010年2月25日 |
【相談者】2010年2月25日 40代 男性 Y
このような場所があり感謝しています。口腔底の左に1cmほどの赤い腫れがあります。その近くの歯の付け根には口内炎があるので、口内炎による炎症だと思っていましたが、2週間たってもなかなか治りません。口腔底癌なのではと心配しています。赤い腫れには痛みはありません。また、口内炎と思われるものにもさほど痛みはありません。よろしくお願いいたします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
粘膜の表面に腫れと潰瘍がある状態なのでしょう。口内炎の中で最も多く見られる「アフタ性口内炎」の場合は、小さな円形の腫瘍が生じて周囲の粘膜が少し腫れて盛り上がるのですが、それに該当するかもしれませんね。
ただし、口内炎の場合は2週間も経過すれば治癒するため、それ以上続いているとしたらアフタ性口内炎以外の別の問題があるのかもしれません。また、ご心配されているように口底癌の場合も腫瘍形成による腫れと潰瘍が見られるため、癌の有無も含め診察を受けられることをお勧めします。