年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
男性 |
2008年5月13日 |
【相談者】2008年5月13日 50代 男性 K
はじめまして、お忙しいところ、失礼します。のう胞のことでお尋ねいたします。主人が、右下あご埋まっている親知らずの下から続いて奥歯2本ぐらいの下にのう胞があります。大きいので、親知らずとその上の奥歯1もしくは2本抜かないといけないといわれました。普段、全く自覚症状はありませんでした。他の歯の治療の時に見つかりました。
親知らずは、抜いても、歯を抜かないでおきたいのですが、その場合どのような治療になるでしょうか?お忙しい中、よろしくお願いいたします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
のう胞は、全摘出が可能であれば通常は摘出します。しかし、歯や神経、上顎洞、鼻腔などがのう胞に近接し傷つけてしまう可能性がある場合は、開窓術を選択する場合もあります。開窓術とは、のう胞の一部を切り取りそのまま穴を開けておく方法で、術後のう胞が徐々に縮小していくのを待ってから摘出します。
【相談者】2008年5月13日 50代 男性 K
お忙しい中、すぐのお返事ありがとうございました。お返事の中で伺いたいのですが、<開窓術を選択する場合があります<開窓術はのう胞の一部を切り取りそのまま穴を開けておく方法です
術後、日常生活で、食事が不便になるのですか?だいたい、どれくらいの日数をみておいたらいいのでしょうか?よろしくお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
開窓術後は、穴の中にガーゼやシリコンの詰め物を入れてふさいでおきますが、やや不便な感じは否めないでしょう。また、開窓術はのう胞が小さくなるまで続けるため、個人差はありますが、数ヶ月から数年程度かかります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
男性 |
2008年5月12日 |
【相談者】2008年5月12日 60代 男性 M
杉花粉症の為3月10日頃から鼻と口内に不快感が4月末頃まで有りました。しかし杉花粉が終わり鼻のクシャミが止まったのに口内が今も(5/12現在)熱ぽく、歯茎裏に炎症が出来たり、舌に炎症が出来たりします。どんな病気が疑われますか?よろしくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口腔内の症状は、ドライマウスによって引き起こされたものと推測しますが、自律神経の不調も関連しているかもしれません。また、歯磨き粉に含まれる合成界面活性剤がアレルギー反応を誘発している可能性も考えられます。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
男性 |
2008年5月12日 |
【相談者】2008年5月12日 60代 男性 M
杉花粉症の為3月10日頃から鼻と口内に不快感が4月末頃まで有りました。しかし杉花粉が終わり鼻のクシャミが止まったのに口内が今も(5/12現在)熱ぽく、歯茎裏に炎症が出来たり、舌に炎症が出来たりします。どんな病気が疑われますか?よろしくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口腔内の症状は、ドライマウスによって引き起こされたと考えられますが、自律神経の不調も関連しているかもしれません。また、歯磨き粉に含まれる合成界面活性剤が、アレルギー反応を起こしている可能性もあります。
【相談者】2008年5月19日 60代 男性 M
有難う御座いました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
女性 |
2008年5月10日 |
【相談者】2008年5月10日 50代 女性 SH
この半年、毎月の様に口の中の左右の内頬と舌、それに瞼と順番に一巡する腫れに悩まされています。腫れは個々に出ますが、舌の腫れは耳鼻科で「多分ガマ腫だろう」と言われました。抗生物質を呑めば腫れは引きますが、顔がお岩さんのように変形する程の瞼の腫れとの因果関係は判っていません。ガマ腫以外の口腔内の腫れで考えられる病気は何でしょうか(慢性副鼻腔炎の手術を4年前にしています)。
最初に現れた突然の口の腫れは、内科では食物アレルギーと言われましたが、アレルギー体質ではありません。この様な症状が出たのも全く初めての事です。どのような治療が一番ベストでしょうか?なるべくなら手術はしたくありません。耳鼻科以外の専門医にも行くべきでしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
頬粘膜と舌と眼瞼が繰り返し、しかも両側が腫れるということから、血管運動性の病変やリンパ管運動性の病変が最も疑われます。何らかのアレルギー反応が血管やリンパ管で生じた結果、管壁の透過性が亢進して血液やリンパ液が周囲の組織に漏れ出して腫れる病気で、クインケの浮腫ともいわれます。
今のところ根本的な治療法はありませんが、腫れが生じた場合には抗ヒスタミン剤などのアレルギー薬が有効です。また、残念ながら抗生物質は効果がありません。
医療機関を受診される場合は、アレルギーを得意とする先生を選びましょう。
【相談者】2008年5月12日 50代 女性 SH
ご返事ありがとうございます。耳鼻科では「全て副鼻腔から来ている症状」と言われていたため少し疑問を持っておりましたが、今回のご返事で病名が特定出来、納得が出来ました。アレルギー専門の病院へ行ってみようと思います。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2008年5月8日 |
【相談者】2008年5月8日 30代 女性 NN
はじめまして。先日歯科医院にてレントゲン撮影を行い、左下の顎に黒い影があるとのことで病院を紹介されて行ってきました。のう胞があり、手術が必要といわれましたが、のう胞の中に神経が通っているため、何らかの麻痺が残る可能性があると言われました。どんな麻痺が残るのか教えてください。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
下顎臼歯部の歯の根の先には、下顎管という太い神経と血管が走っており、のう胞摘出の際にこの部分の神経が傷つく場合があります。症状は下顎半側の知覚麻痺ですが、特に下唇の皮膚の感覚が鈍くなったり、逆にピリピリと過敏になる症状がよく見られるようです。
【相談者】2008年5月13日 30代 女性 NN
先日は質問に答えていただきありがとうございました。最近口腔外科で下顎骨のう胞があり、その上に生えている歯を2本整えるといわれ、その処置が終了したら手術をすることになりました。
現在近所の歯科医院で2本の歯に穴を開けて膿を出す処置をしています。2回行いましたが、出血もほとんどなく、膿が2回とも出てこないと言われ、穴を大きくして何回か続けることになりました。まだ神経が残っている部分もあり、処置に伴う痛みが強く不安です。
この治療法で合っているのでしょうか?また膿が出てこないこともあるのでしょうか、出てこない場合は何かあるのでしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
のう胞摘出術を行う際に近くの(上の)歯の根の先の部分(根尖部)を傷つけざるを得ない場合があります。そのような場合は手術の前に歯の神経を抜いて治療しておくことがあり、現在そのような治療を進められているのでしょう。歯の穴から膿が出る必要性は特にないと思います。神経を抜いた部分を詰めて治して手術を受けられたらよいと思います。
年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
女性 |
2008年5月2日 |
【相談者】2008年5月2日 20代 女性 E
すみません。歯根端切除術というのは右上の一番奥から数えて2番目(差し歯)には、適応されるのかされないのか知りたいのですが?あと、この切除術は一般的に術後に顔が物凄く腫れあがるとか激痛が出ることはありますでしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯根端切除術は、主に前歯に対して行われるケースが一般的ですが、臼歯に対しても手術を行うことは可能です。ただし、奥にいくほど器具が入りにくくなるため手術の難易度が高くなり、それだけ治る可能性が低くなります。
また、個人差はあるものの術後は多少なりとも顔が腫れる場合が多く、1週間程度続く場合も多くみられます。一方腫脹は生じる場合が多いですが、痛みは総じて軽く押すと痛む程度です。
年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
男性 |
2008年5月2日 |
【相談者】2008年5月2日 20代 男性 Rr
初めまして、大変不安なので相談させて下さい。数日前より、オトガイ下部のリンパ節が腫れまして、その後、左右の顎下リンパ節が腫れました。オトガイ下部は無痛なのですが、左右の顎下は触ると痛いです。
その後、自分なりにネットで調べたところ、口内の癌になった場合、腫れると書かれているページが多く、口内を観察していたのですが、まずはじめに、舌が常に金属の味がすることに気づきました。その後、鏡で観察したところ舌の側面左右に、横に伸びる3~4センチ程の白いラインができていました。
その部分に痛みはなかったので気にしていなかったのですが、さらに奥の舌の付け根の両脇側面(触ると嘔吐しそうになるあたり)に、舌の組織よりも固めで、5mmくらいの出来物が、左右2~3個づつあることに気が付きました。歯も当たらないのに、なんだろうと不安に思いました。
この物質はどういったものなのでしょうか。癌が進行している証拠なのでしょうか。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
まず、ご心配されている舌の問題についてですが、舌の側面にある白い筋状の線は歯痕または舌圧痕といわれるもので、食いしばりや歯ぎしりに伴い、歯の型が付いたものです。また、舌の後方側面の膨らみは葉状扁桃という正常なリンパ組織です。
金属の味については味覚障害の一種で、ドライマウスや亜鉛の欠乏、あるいは薬の副作用などいろいろな原因が考えられますが、いずれの症状もガンと直接関連するものではありません。
オトガイ部のリンパ節腫脹に始まり、顎下リンパ節の圧痛に症状が移行しているようですが、原因として可能性が高いのは前歯部の虫歯や歯周病です。オトガイ下や顎下のリンパ節が腫れる病気は感染による炎症の他、亜急性壊死性リンパ節炎やリンパ上皮性のう胞、伝染性単核症、悪性リンパ腫などさまざまなものがあります。症状が持続するようであれば、歯科をはじめとした専門の医療機関を受診された方が良いでしょう。
【相談者】2008年5月2日 20代 男性 Rr
早速のお返事ありがとうございます。ひとまず、安心感がありました。
また、口内というだけでも非常に難しく、多数の物質が存在している器官だと改めて教えていただけました。顎下付近の腫れにつきましては、様子を見ながらあまり気にしないようにしたいと思います。
この度は有難うございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2008年4月30日 |
【相談者】2008年4月30日 30代 女性 FM
口腔底の粘膜に、1~2ミリ程度のびらん状のものが出来ました。ちょうど真ん中の左右の膨らみ(唾液腺?)の左側の方の近くにです。痛みはなく、触るとヒラヒラと動きます。ピンセットで摘んで引っ張ってみましたが、取れませんでした。
色は粘膜の色よりちょっと赤くなっているように見えます。一見、粘膜の皮のように見えます。1週間前はポチっと赤く点のように膨らんでいましたが、2日前あたりから、ヒラヒラした皮状のものになってしまいました。
何かの病気でしょうか?心配なのでアドバイスをお願い出来ればと思います。宜しくお願いいたします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
水胞ができて、その後破れてしぼんだものと考えられます。口底部の唾液腺の管(ワルトン管)の付近に生じたことから、管が傷ついて唾液が溜まり、水胞ができた可能性が高いと思われます。このまま放置しておけば自然に治るでしょうから、心配せずに様子を見ておいてください。
【相談者】2008年5月15日 30代 女性 FM
安心いたしました。このまま様子を見てみます。どうもありがとうございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2008年4月30日 |
【相談者】2008年4月30日 30代 女性 Y
友人が、レントゲンを撮ったら 左顎奥の骨が写ってなく 骨が溶けてないと言われました。 埋まっている親知らずを抜き、組織を生検したところ 腫瘍ではなくのう胞といわれました。 穴が盛り上がって小さくなるかどうかしばらく様子をみるとのことです。
これはとりあえずガンではないのでしょうか? 骨は元に戻るのでしょうか? 誰に聞いたら良いのかわからず、友人にもどんな言葉をかけてあげたらいいか悩んでいたところ先生の相談室が目に入り思わず質問をしてしまいました。 よろしくお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
顎骨のう胞は良性腫瘍より性質がおとなしい病気で、もちろんガンではありません。治療法はのう胞を摘出することですが、親知らずの付近にできるのう胞は、下顎管という太い神経にくっ付いている場合があります。お友達ののう胞も、おそらくこのような状態なのでしょう。
その場合、無理に摘出手術を強行すると神経が傷ついたり決断されることがあり、結果として下唇の知覚麻痺が生じる可能性もあります。したがって、のう胞の一部のみを取り除く開窓手術が行われたと思われます。時間はかかりますが、のう胞が小さくなればその時点で摘出することになります。
【相談者】2008年5月12日 30代 女性 Y
お返事 ありがとうございます。骨が溶けてなくなるなんて考えもしなかったから、友達も私も重症なのかと思いました。 ネットで調べたら エナメル上皮腫・・・しかわからず余計に考えてしまいました。
摘出・・・でまた悩みそうですが、ガンではなく時間はかかるけど治るとわかりほっとしました。友達も安心すると思います。お忙しいのに、ありがとうございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2008年4月30日 |
【相談者】2008年4月30日 30代 女性 M
はじめまして。ここ数日間、口腔のことで心配ごとがあり、ネット検索をして、こちらにたどりつきました。
早速ですが、最近、起床時に、口の中がとても甘く感じることがあります。ここ数日。夜は、念入りに歯磨きをし、それ以後は飲食は一切しません。昨夜、途中で1回起きた際、口中が甘く感じたので、うがいをし、もう一度寝て、起床すると、やはり口中が甘く感じるのです。
これは、歯磨き粉が原因なのか、それともほかに、病気なのか気になります。歯磨き粉は、特別に変えてはいません。物を食べていなくても、甘く感じることなどあるのでしょうか。
お忙しいかと思いますが、わかる範囲で教えていただけたら、大変ありがたいと思います。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
何も食べていないのに甘みを感じる理由としては、2つの可能性が考えられます。まず、口の中にでんぷん系(米やパンなど)の食べかすが残っていて、これが唾液中のアミラーゼという消化酵素でブドウ糖に変化することで甘みを感じるという可能性です。食後に多量の食べかすが残っているなら、この可能性があります。
食べかすが残っていないということであれば、2番目の可能性としては、味覚異常ということになります。通常、味覚異常は甘みを感じにくいとか甘いものを食べても塩辛く感じるということが多く、甘みが出現するケースは少数派です。
味覚異常の原因は多種多様にありますので、専門の医療機関を受診して調べてもらう必要があるでしょう。一般的には、ドライマウスと関連して症状が生じる場合が多いため、合わせて検査や治療を行うことが多くなります。