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口腔外科無料相談室



半年前位から口の中が大変不快です

年齢 性別 相談日

50代

女性 2015年10月15日 

【相談者】2015年10月15日  50代 女性

質問

69歳の母のことで相談いたします。6年前に右視症脳出血発症。左片麻痺、要介護3、身長手帳2級1種で車椅子です。

ここ3~4年ほど、口腔内が粘つく、唾液が大量に出る、味覚がないと言い続けています。 かかりつけ内科医から紹介状を得て、関東労災病院の口腔外科を受診。ガムテストは異常なしでした。ベタベタの唾液が口の中に粘着し、呼吸ができない、声が出ないとの訴えが強くあります。

本人が納得する結論を探しております。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

口の中の症状について説明します。まず、口腔内の粘つきは交感神経が活発になって緊張状態が続くとき起こるものです。

ドライマウスにより唾液の分泌量が減るとネバネバしますが、何も異常がなくてもネバネバした感覚が生じる場合もあります。これは感覚の異常であるため、脳の働きに問題があります。

次に、唾液が大量に出るという問題について言及します。大量の唾液が出る場合もありますが、実際には唾液の分泌量が低下する唾液口嚥下障害がほとんどです。つまり、唾液が出過ぎているのではなく、唾液の嚥下障害が起こっているのです。

味覚の障害については、風邪やインフルエンザの感染後の他、薬の副作用、ドライマウス、亜鉛不足、脳腫瘍などの頭蓋内の問題でも生じます。

口腔内が粘つく、唾液が大量に出る、味覚がない3つの問題には共通してドライマウスが関連しています。一度、詳しい検査を受けられることをお勧めします。

舌の先に小さな口内炎が繰返し出来るようになりました

年齢 性別 相談日
20代 女性 2015年10月13日

【相談者】2015年10月13日  K

質問

1年くらい前から舌の先に小さな口内炎が繰返し出来るようになりました。熱いものを口に入れたときに触れて火傷したかなと思っていましたが、治りきっても暫くするとまた小さく腫れてきて穴があくようになってしまいました。舌の先を噛んだり歯に当たってる自覚はありません。少々痛みを伴うので食事や会話にも支障が出て煩わしくてしかたありません。また舌の先、真ん中左寄り辺りにコリコリしたできものがありそれも気になっています。

繰返しできる口内炎で癖になってそこにできてしまうだけでしょうか?また舌のできものについてどんなものの可能性があるか教えて頂けると幸いです。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

舌先に繰り返して口内炎ができる場合は、歯に当たることにより粘膜が傷ついている可能性が高いと推察します。歯ぎしりや食いしばりの癖があると、舌を前歯の裏側に押しつけてしまうため傷つきやすく、たとえ食いしばりの自覚がなくても知らず知らずのうちに食いしばっていることもあります。

安静時は上下の歯が接触せず少し離れているのが自然な状態で、上下の歯が1ヶ所でも当たっていたら正常な状態ではありません。常に上下の歯を離すよう心がけることにより、舌の力が抜けて前歯に押し付けることもなくなります。

一方、舌にできたしこりは腫瘍、感染による肉芽組織、異物の混入などが考えられますが、無意識に舌を噛んでいたために生じた可能性もあります。就寝中に舌を噛んでいるのかもしれません。しこりの正体を突き止めるためには、その部分を切り取って病理組織検査を行う必要があります。

筋硬結

年齢 性別 相談日
30代 男性 2015年10月6日

【相談者】2015年10月6日

質問

半年前に舌の下部分をタービンで傷つけられました。傷痕はしこりも消えて、すっかり元通りになり綺麗に完治しました。しかし、ある口腔外科専門の歯医者で診てもらった時に、

「表面部分は綺麗に完治したが、若干粘膜表面下の筋肉部分に瘢痕があり、少し固くなっている。かさぶたみたいなものだから気にしなくても良い。意識的に舌を動かしたりすれば筋肉が柔らかくなる。」

と言われました。舌の先左側表面が5ミリ程度円形状にツブツブがなくなり、つるっとした表面になり、少し痛い様な、知覚鈍麻の様な感じに、おそら2~3年前よりなります。ツブツブもあり痛み等の症状がない時期もあります。

ちょっと心配だったので、次の日実際にタービンで傷つけられた歯医者で診てもらった時に「しこりも消えたし、粘膜表面下の筋肉部分も固くもなく、正常な状態で完治している。」と正反対の事を言われました。

自分としては、固いと言われれば少し固く感じるし、固くないと言われれば固くないと感じるし、なんか複雑な気持ちです。しこりとか消えても、瘢痕で粘膜表面下の筋肉部分が固くなる事ってあるんでしょうか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

傷口がすっかり治って何よりです。ご質問の「筋肉部分の瘢痕」が実際に残っているかどうかについては、診察してみないとわかりません。2人の先生の診察結果が正反対になっていますが、同じ部分を診ても判断が分かれることは珍しくなく日常的に起こることです。

筋肉が傷ついてしこりができ、治ったあと再び瘢痕のように硬くなることは実際にあります。肩こりなどで出現する「筋硬結」がそれに該当しますが、軽度であればマッサージやストレッチを行うと消失します。口腔外科の先生はこのようなことを指摘されたのではないでしょうか。"

舌の違和感と味覚の異常

年齢 性別 相談日
男性 2016年10月5日

【相談者】2016年10月5日  G

質問1

舌の違和感に混乱しています。何かアドバイスいただけたら助かります。現状を説明します。舌の表面に鈍い、ヒリヒリするような違和感を感じたのは2週間ほど前です。鏡で舌を見てみると、横から裏にかけての部分にプクッとした膨らみがあるのに気づきました。膨らみは中心が赤く血液の色をしています。

悪い病気では…と、あわてて耳鼻科に駆け込みました。診断結果は1秒くらいみただけで、「口内炎の初期」と言われ薬を出されました。口内炎と言われても、痛みはまったくありませんのでどこか腑に落ちませんでした。

2、3日してかかりつけの歯科医に聞いてみましたが、歯科医の先生は丁寧に舌全体をみてくれて、「舌の裏側なんて、こんなぼつぼつしたものたくさんあるから気にしない!口内炎ではないですが、まったく問題ないですよ!」と言われました。

安堵感はあったのですが、そこから1週間ほどすると、舌の表面のヒリヒリ感にプラスして苦味を感じるようになってきました。なんとなく舌の表面が全体的に白っぽいような気もします。気のせいかもしれませんが…。

ヒリヒリ感も苦味もそこまで苦痛というわけではないので、我慢しろといわれれば我慢できます。ただ、やっぱり悪い病気では?とか考えると、このヒリヒリ感や苦味が苦痛になってきます。

このような状態なのですが、私はどうしたらよいのでしょうか。もう一度耳鼻科へ、もう一度歯科医へ、または別のクリニックへ…いくつか選択肢はあるのですが、どうすべきなのか悩んでいます。

ちなみに、耳鼻科も歯科医も後日きてとは言われていません。一応、舌裏のプクッとした膨らみの写真も添付しますので、専門家の樋口先生のお立場からアドバイスをいただけると非常に助かります。長文失礼しました。

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【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

舌の違和感が生じた後に絶縁から下面にかけての膨らみが気になるようになったということですね。耳鼻咽喉科と歯科の2か所で重大な問題を指摘されなかったという点から考えて、その膨らみは特に問題となるようなものではないと推測されます。

膨らみについてはそのままにしておいてよいとして、最初から生じている舌の違和感やその後に生じた苦味はなぜ生じているのでしょうか。この質問の内容からその原因を言い当てることはできませんが、幾つかの検査を進めてみてはどうかと思います。

その検査とは唾液検査、カンジダ検査、血液検査、心理テストといったものです。このような検査を行えば何らかの異常が明かになるかもしれません。必要があれば病理組織検査を受けることも考えられます。

確率は低いのですが、脳腫瘍や脳梗塞といった頭蓋内の病変の影響が舌に生じることもあります。神経内科や脳神経外科で診てもらうことも検討されてはどうかと思います。

特に原因がなくても舌の違和感や味覚の異常が生じる場合もあります。原因の探求はひとまず置いておいて漢方や抗不安薬、抗うつ薬などで症状を改善するという治療もあります。

症状は特に支障がなくても、何か重大な問題が隠れてはいないかと無性に心配になる病気があります。これを心気症といい、心療内科や精神科で治療を受けることができます。

【謝辞】2016年10月7日  G

質問2

樋口先生、ご丁寧なアドバイスありがとうございました。今後の方針の軸にさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

年齢 性別 相談日

50代

男性 2015年9月24日 

【相談者】2015年9月24日  50代 男性

質問

数年前から、唾液が多く、また、少し甘味があります。唾液を吸う(または飲み込む)ために、口をもごもごさせたり、口をとんがらせたりするくせがついてしまっています。どのような病院でどのような治療を受ければよいのかご教示いただけないでしょうか。(口腔内科を探しているのですが、自宅の近くにはなさそうです)

なお、虫歯はありません。以前、歯医者さんで3か月程かけて歯石をとってもらいましたが、症状は改善しませんでした。

 

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

唾液が多く甘味があるという症状から、唾液分泌過多症と味覚障害が考えられます。ただし、実際には唾液が異常に多く出ているのではなく、唾液をうまく飲み込めなくて口の中に溜まりやすくなっているケースの方が一般的です。唾液が少なくてうまく飲み込めないために、唾液が多く感じられる場合もあります。唾液の分泌量や性状を検査することにより、どのような状況なのかが判明するでしょう。

一方味覚は唾液と密接な関係があり、亜鉛不足は味覚異常につながりやすいため、ドライマウス外来や味覚異常外来のある耳鼻咽喉科や口腔外科、歯科を受診し、血液検査を受けられることをお勧めします。

単純性骨のう胞

年齢 性別 相談日
40代 女性 2015年9月2日

【相談者】2015年9月2日  P

質問1

歯医者のレントゲンで歯茎に黒い影あると言われ大学病院口腔外科へ。抜歯したところ(抜歯してみないと分からないと言われ)単なる空洞。膿も膿疱もないと言われました。抜歯されたことが解せないです。これは抜歯しなくてもよかったということでしょうか?他に3本黒い影があるのでまた抜歯されてしまうしかないのでしょうか?(虫歯、治療は一切なく体質らしいのですが)

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

顎の骨の中に黒い陰(透過像)が見られる病気で最も多いケースは歯根のう胞で、虫歯が進行すると発症し、大きくなると抜歯が必要になる場合があります。

また鼻口茎管のう胞、単純性骨のう胞、脈瘤性骨のう胞、ろ胞性歯のう胞など別ののう胞や、透過像を示す良性腫瘍、エナメル上皮腫、角化のう胞性歯原性腫瘍、歯厚性粘液腫なども病変部が大きい場合は抜歯が必要です。

大学病院での手術の結果「単なる空洞」といわれたことから、上記のようなのう胞や腫瘍ではなかったようですね。「単なる空洞」が顎骨に生じる病気に「静止性骨空洞」があり、下顎骨の内側(舌側)の骨がくぼんで薄くなり、その部分に唾液腫や腺脈組織が入りこんでいる状態です。エックス線写真で透過像が生じますが治療の必要はなく、もちろん抜歯も不要です。

CTを撮れば静止性骨空洞であることが確認できるはずです。他の黒い影についても同様です。

【相談者】2015年9月7日 P

質問2

ご解答ありがとうございます。本日も抜歯したガーゼ交換で口腔外科に行って参りました。病名を伺ったところ「単純性骨膿疱」というものでした。 やはり抜歯しなくても良かったみたいですね。健康な奥歯だったし右側全ての痛みに耐えられません。ありがとうございました。

唾石と思われるものが無数ある

年齢 性別 相談日
50代 女性 2015年8月31日

【相談者】2015年8月31日  M

質問

歯医者でCTを撮ったときに、唾石が見つかり、別の口腔外科で診てもらったところ、唾石と思われるものが無数あり、こんなにあるのは珍しく、もしかしたら石ではないかもしれないと言われました。リンパにも一つ写ってると言ってました。

石でないとしたら、何なのか尋ねると、昔結核か何かに感染したことがあって、その影響かもと言うのです。私は結核など罹ったことはありません。どちらにしろ、それが石なのか何なのか、精密検査しないとわからないということでした。

大きい病院で唾液の検査をするとのことでした。その検査とは日帰りで出来る検査なのでしょうか。痛みなど伴う検査ですか?今フルで仕事をしているので、すぐに休むわけにもいかず、検査は様子をみてすることになりましたが、不安でしかたありません。

痛みなどまったくないのですが、すぐにでも精密検査を受けた方がいいと思われますか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

唾液腺や唾液の通り道である導管にできる石を唾石といいます。唾石のために唾液が正常に流れなくなると、唾液腺が腫れて痛みます。

通常唾石は1つだけできますが、その周囲に幾つか小さな唾石が見られる場合があります。今回は無数の石のような像(石灰化像)が見つかったということから、唾石ではなく粟状結核や筋炎などが疑われます。唾液腺の検査には唾液腺造影や超音波断層撮影、MRI、唾液腺シンチグラフィーがあり、いずれも入院せず外来での検査が可能です。

たとえ痛みがなくても放置せず、検査を受けられることをお勧めします。

前歯の歯茎の違和感が続いています

年齢 性別 相談日
30代 女性 2015年8月24日

【相談者】2015年8月24日  M

質問

はじめまして。口腔外科総合相談所のHPを拝見させていただき、相談させていただきました。これまでの経緯をお話しします。

2年ほど前に左の頬に違和感があり歯医者で相談しました。レントゲンでははっきりしないが昔根の治療した歯が原因かもと言われ詰め物を外し中を消毒しました。頬の違和感はよくなりましたが、その後歯茎に拍動性の違和感が生じ耳鼻科をすすめられ受診したところ、副鼻腔炎で三ヶ月ほど抗生物質を飲み治療しました。

副鼻腔炎は完治したのですが歯茎の違和感は取れず大きな病院を紹介され、今度は顎関節症と言われました。確かに20年以上前に口が開かなくなり、それ以降も生活に支障はありませんが大きな口は開けられませんでした。顎関節症を診断されてから、口腔外科専門医が開業している歯医者に変更し、今は就寝時にマウスピースをつけ、二週間に一度マイオモニターをやっています。

前歯の歯茎の違和感については噛み合わせによる咬合性外傷と言われ、歯が強く当たっている部分を少し削ってもらいました。しかし症状は相変わらず、今日歯医者で相談したところ、神経を抜くことを提案されました。ただ、神経を抜くとデメリットも多いようで、この不快感から解放されたい気持ちを持ちつつ判断に迷っています。

迷って色々調べていたところ、口腔顔面痛を知りました。色々な症状が当てはまっているように思うのですが、治療方法を見るとうつ病の薬を服用するとあり、踏み込めずにいます。うつ病の薬は離脱症状やめまいなどの副作用があるようなのでどうしても飲みたくありません。

薬の服用なしで治すことはできないのでしょうか?長いあいだこの症状に悩まされており、軽いめまいや不安感などがでています。不安感で心療内科にもかかったことがあり薬をすすめられましたが、やはり薬だけはどうしても飲むことができず、普段は頓服だけ持ち歩き、なんとか気力で乗り切っています。お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願い致します。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

違和感の継続に対する治療法として、歯の神経を抜くことを提案されているということですね。歯の神経と関連している違和感であれば改善する可能性はありますが、本当に改善するか否かについては、神経を抜いた上で様子を観察しなければわかりません。何の変化もなく違和感が続く場合や逆に症状が悪化する場合もあるため、やはり神経を抜くことはお勧めできません。

このように原因不明の違和感をおぼえる病気を「口腔異常感症」といいます。似たような病気に「口腔セネストパチー」がありますが、口腔異常感症は口の感覚を脳が勘違いすることにより何らかの異常を感じる病気です。

最も有効な治療法は、抗うつ薬の内服です。ご心配されている離脱症状やめまいなどの副作用が見られるケースは、それほど多くはありません。また、これらの症状が起こりにくい抗うつ薬もあります。他には抗けいれん薬や局所麻酔薬、漢方薬が効く場合もあり、薬物以外の治療方法としては認知行動療法があります。"

口腔内が粘つく、唾液が大量に出る、味覚がない

年齢 性別 相談日

60代

女性 2015年8月20日

【相談者】2015年8月20日 60代 女性

質問

69歳の母のことで相談いたします。6年前に右視症脳出血発症。左片麻痺、要介護3、身長手帳2級1種で車椅子です。

ここ3~4年ほど、口腔内が粘つく、唾液が大量に出る、味覚がないと言い続けています。 かかりつけ内科医から紹介状を得て、関東労災病院の口腔外科を受診。ガムテストは異常なしでした。ベタベタの唾液が口の中に粘着し、呼吸ができない、声が出ないとの訴えが強くあります。

本人が納得する結論を探しております。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

口の中の症状について説明します。まず、口腔内の粘つきは交感神経が活発になって緊張状態が続くとき起こるものです。

ドライマウスにより唾液の分泌量が減るとネバネバしますが、何も異常がなくてもネバネバした感覚が生じる場合もあります。これは感覚の異常であるため、脳の働きに問題があります。

次に、唾液が大量に出るという問題について言及します。大量の唾液が出る場合もありますが、実際には唾液の分泌量が低下する唾液口嚥下障害がほとんどです。つまり、唾液が出過ぎているのではなく、唾液の嚥下障害が起こっているのです。

味覚の障害については、風邪やインフルエンザの感染後の他、薬の副作用、ドライマウス、亜鉛不足、脳腫瘍などの頭蓋内の問題でも生じます。

口腔内が粘つく、唾液が大量に出る、味覚がない3つの問題には共通してドライマウスが関連しています。一度、詳しい検査を受けられることをお勧めします。

 

 

顎関節の異常、心臓の動悸、呼吸の苦しさ、熱感、めまい、吐き気

年齢 性別 相談日
40代 女性 2015年8月18日

【相談者】2015年8月18日  KK

質問

18年前に顎関節症を発症し、スプリントで口は開くようになり、音もしなくなっていたのですが、ずっと首や顎周り~全身にねじれたような不快感を持っていました。それでも普段は顎関節症を意識することもなく体力はないながらもふつうに生活していました。

それが1月末に首を激しく回したり、左にずれた顎を右方向へカンカンずらしていったところ、筋肉が右方向へ常にひっぱられるようになってしまいました。つっぱり感だったり波打ち感だったりとにかく苦痛に耐えられず何もできない状態になってしまいました。

顎は右の方へガクンガクンと震えるような不安定な動きをしていてカチカチッと関節も鳴るようになりました。しゃべったり食べたり、身体を動かしたり寝転がった時起き上がった時に症状が強くなります。

1月28日の晩からのことですが、同時に心臓の動悸、呼吸の苦しさ、熱感、めまい吐き気も出ていて、1か月不眠の状態になりました。その後心療内科で抗不安薬を出してもらい眠れるようになっています。鍼灸なども通って心臓や呼吸、めまい、吐き気はおさまったものの。頻脈と微熱は続いています。顔面両サイド(特に右)~後頭部にかけてのしびれるようなつっぱり感が特に耐え難いのですが、のどや胸、骨盤辺りにも出ます。両手もしびれています。

神経内科や脳神経外科では特に異常は見つかっていません。首も激しく回していたので頸部の交感神経を刺激してしまったのか、でも、上記のとおり、顎の動きもかなりおかしくなってしまっているのです。精神的にもかなり追い詰められており、もう治らないのだとあきらめてしまっています。このような症状ですがどのように思われますでしょうか。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

首を動かし過ぎて神経を痛めた時点で、心臓や手足に異常が出現した可能性があります。神経内科や脳神経外科ではそれを否定されているようですが、顎の動きについて疑問が残ります。

実際に診察していないので断言はできませんが、顎関節や筋肉、骨格、噛み合わせのいずれかに何らかの問題があると推察します。