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口腔外科無料相談室



長期間持続する歯肉の痛みに対する薬物療法

年齢 性別 相談日
40代

女性

2011年9月20日

質問

4月末に2度歯茎に大きな痛みがあり5月に大学口腔外科でレントゲン・触診で異常なく歯ぎしりが原因と診断され三叉神経痛・非定型歯痛ではないと言われました。フロモックスを飲んだところ痛みはなくなったのですが1ヶ月後週に2回ほど小さなピリッとした痛みがありました。

それから3ヶ月マウスピースをはめましたが効果がなく、9/1から1週間毎日1回小さい痛みがありフロモックスを飲みましたが前ほど効果が無かったためトリプタノールを使いたいと言われました。噛んだ時のみの痛みに効くのでしょうか。副作用も心配です。

回答

歯や歯肉の痛みの多くは虫歯や歯周病、歯の破折、修復物の破折などによって生じるものです。しかしながら中には問題が見当たらない場合もあり、そのケースの多くが歯ぎしりや食いしばりなどの無理な力が歯に加わって起こる痛みであるといえます。

大学病院では歯ぎしりが原因とされ、夜間にマウスピース(ナイトガード)を装着されているようですが、歯ぎしりが原因であればこれで痛みはなくなるはずです。

しかし効果がない場合は、歯ぎしりより日中の食いしばりに原因があるのかもしれません。昼間、無意識のうちに奥歯に力が入っていることはありませんか。心当たりがあるなら上下の歯を接触させず、奥歯を噛みしめないように注意してください。

抗生物質のフロモックスで痛みが消失したこと、また噛んだ時のみ痛みが生じることから、虫歯や歯周病による細菌感染が潜んでいる可能性も疑われます。歯自体に問題がないのか、もう一度よく調べることをお勧めします。

一方、上記以外の場合は歯定型歯痛や神経障害性疼痛、疼痛性障害などの原因が考えられます。その場合には、三環系抗うつ薬であるトリプタノールなどを用いた薬物療法が治療の中心となります。トリプタノールの副作用には眠気、口腔乾燥、便秘などがありますが、薬の効果と副作用を天秤にかけながら治療を行う必要があります。

    夜間の口の渇きに対するモイスチャープレートの使用

    年齢 性別 相談日

    80代

    男性 2011年9月12日

    【相談者】2011年9月12日 80代 男性 

    質問

    2年ほど前から口の渇きを感じていましたが、その後次第に強まり特に就寝中に激しくなり、目が覚めてしまいます。口腔外科で診察を受けましたが、対症療法しかなとの診断でした。どのような治療法があるのでしょうか。

    【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

    ドライマウスの原因にはさまざまなものがありますが、口腔外科の診察では原因を解消することが難しいのか、あるいは特定の原因が見当たらない状況なのではないかと推察します。

    夜間の口の乾きに対しては、就寝前にドライマウス用のオーラルリンスでうがいをしたり、専用のジェルを口に中に塗布する対処法が一般的です。また、モイスチャープレートというマウスピースの中にジェルを塗布して夜間装着すると、ジェルが徐々に放出されて潤いを保つことが可能です。

    なお、モイスチャープレートの詳細についてはこちらをご参照ください。

    www.koku-naika.com/p452drymouth9.htm

    舌炎が治らなくて困っています

    年齢 性別 相談日
    10代 男性 2011年9月1日

    【相談者】2011年9月1日  10代 男性 T

    質問

    はじめまして。舌炎が治らなくて困っています。痛みを我慢してなんとか食事は食べて居ますがかなり痛みます。症状は皮膚が薄くなったようなように赤みを帯びています、食事のせいだと思いますが症状が左右交互に現れます。 

    約二ヶ月になりますが現在の病院でビタミン剤とうがい薬をもらい服用していますが一向に良くなりません。血液検査、唾液の細菌検査をしても特に異常なしと言う事でした。現在大学医学部付属病院で治療中です。 

    【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

    舌の痛みのため食事をとるのもつらいということから、粘膜がかなり荒れているようですね。細菌感染や傷、火傷、ガンなどでもこれらの症状が出るものですが、大学病院でその可能性はないと確認されたのでしょうね。 

    舌炎である場合には貧血やビタミン不足、亜鉛不足などが関与する場合がありますが、検査や治療を受けられているようですね。他に、漢方薬も有効なので相談されてはいかがでしょうか。 

    また免疫力の低下やドライマウスがある場合には、カンジダ症というカビがはびこって痛む場合があります。カンジダ症に対する検査や治療薬については、既に検討されたのでしょうか。 

    一方、歯ぎしりや食いしばりがあると舌の側面や先端が傷ついて痛みやすくなるため、注意が必要です。歯ぎしりに対しては、ナイトガードと呼ばれるマウスピースのような装置を歯に取り付けて就寝すると舌の粘膜を保護することができます。

    舌癌を疑っています

    年齢 性別 相談日
    10代 女性 2011年8月30日

    【相談者】2011年8月30日  10代 女性 Y

    質問

    舌癌を疑っています。3週間ほど前に歯の治療をしました。左奥歯の2つの歯を削り、詰め物をして終えました。その治療した歯に触れる舌に常に違和感を覚えています。何か出来ている感覚や張り付いた感覚が常にあり、調べたところ舌癌でゃないかと思い非常に不安です。

    • 長いこと放置していた虫歯であった
    • 詰め物をした歯がたまに少し痛む
    • 治療した歯にわずかに尖り?小さな詰め物の破片が付いている
    • 熱いものや塩味のある飲み物を飲むと舌がピリピリとする(わずかに痛いとも言える気がします)
    • 常に違和感がある
    • 治療前よりずっと前から口内の肉を噛む癖が日常的にある

    さらには治療後、左上の奥に腫れ物が出来ています、固いようですがこれは再度歯医者に診てもらい気にし過ぎと舌で触りすぎているとのことでしたが全く引けていません。それらが不安でなりません。回答の方、よろしくお願いします。

    【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

    舌と歯の両方を気にされているようですね。一度診察を受けられて異常なしということであれば、おそらく問題はないでしょう。

    舌ガンは舌に癌の病巣(できもの、しこり)が生じ、大きくなっていく病気です。そんな病巣は見当たらず、単に違和感があるだけなら癌ではありません。また、舌が虫歯の面に接触し続けたとしても癌になることはありません。残念ながら舌癌の原因はまだ判明していませんが、喫煙とは関連があるようです。

    インプラント手術後の左耳の下や耳介の痛み

    年齢 性別 相談日
    50代 女性 2011年8月30日

    【相談者】2011年8月30日  50代 女性 M

    質問

    4月上旬、左上の5番目のところにインプラントを手術を施しました。術後の経過は良好で特に何処にも痺れや痛みもなかったのですが、ゴールデンウィーク頃から左耳の下や耳介に痛みを感じるようになりました。それはイヤリングの留めがきつい時の痛みに似ています。

    もともと首や肩が凝り性なので、その所為だと思って放っておきましたが未だに治らず、どうも今までの痛みと種類が違うのです。日によって差があり、一日のうちでも明け方に痛みが強くなることが多いです。

    これはインプラント手術と関係あるのでしょうか?何科で尋ねたらよいか判らず、たまたまこのサイトを見つけてご相談させていただきました。宜しくお願い致します。

    【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

    耳周辺の痛みということですが、インプラントの埋伏部位とは離れているため直接の関係はないと推測します。加えて埋入一ケ月後に症状が出現したということから、まだインプラントの上部構造は装着されていない時期であると思われますので、噛み合わせの変化もないでしょう。

    耳の周辺に生じる問題としては耳下腺炎やリンパ節炎、外耳炎中耳炎、食いしばりや肩凝りからくる筋肉痛、ヘルペスウィルスの感染症、顎関節症、など様々な問題が考えられます。従って耳鼻咽喉科や口腔外科、皮膚科などでそれぞれの問題の有無についてチェックされることをお勧めします。

    口腔底に5個くらいのできものがポコポコとできた

    年齢 性別 相談日
    40代 男性 2011年8月29日

    【相談者】2011年8月29日  40代 男性 H

    質問1

    口腔底に5個くらいのできものがポコポコとできてしまいました。写メをとったのでみてもらえますか。口腔底

    【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

    写真を見ると、下顎の内側(舌側)に境界がはっきりとした半球状の膨らみ(隆起)がありますね。この部分は硬くて動きがなく、周辺の粘膜と同じ色調で、痛みがないのではないでしょうか。

    もしそうなら「下顎隆起」という骨の膨らみだと思われます。下顎隆起は下顎骨の表面が膨らんでいるだけのものであり、腫瘍や骨髄炎などのような病的なものではないため、切除などの対応は不要です。

    下顎隆起が生じる原因は歯ぎしりや食いしばりにあるため、これらの問題への対応が必要でしょう。

    【相談者】2011年8月31日  40代 男性 H

    質問2

    早速のご返信ありがとうございました。丁寧にご説明いただき、ありがたかったです。確かに硬くて痛みもありません。安堵しました。

    歯ぎしりや食いしばり、、自分でもわからなかったので、家族にも聞いてみます。本当にありがとうございました。

    舌の裏面が腫れています

    年齢 性別 相談日
    20代 男性 2011年8月27日

    【相談者】2011年8月27日  20代 男性 K

    質問

    舌を裏返すと中心に筋がると思いますがそのすぐ右横が正常な左と比べると腫れています。そして舌があたると痛みを感じます。激痛ではありません。真っ先に舌癌を心配してしまったのですがどういう病気が考えられますか?ちなみに年齢29歳。タバコ・飲酒は一切したことがありません。よろしくお願いします。

    【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

    舌の裏面(舌下面)中央には舌下ヒダが付着し、口腔底まで伸びています。また、舌下ヒダの左右には数本ずつ采状ヒダが横に走り、舌下静脈という青紫色の血管が浮き上がって見えるはずです。

    さて、舌下面が腫れて痛みを感じるということから口内炎ややけど、傷、魚の骨などの異物の迷入、細菌感染などにより炎症が生じていると考えられます。

    舌癌自体は痛みを感じるものではありませんが、癌の病変に細菌感染が加わると炎症を起こして痛みが生じる場合もあるため、口腔外科や耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。

    上唇小帯の外傷

    年齢 性別 相談日
    20代 女性 2011年8月23日

    【相談者】2011年8月23日  20代 女性 W

    質問

    1歳になる娘が上唇小帯をだいぶ切ってしまったようです。出血はすぐ止まり、歯も大丈夫そうです。

    このスジは重要なものではなくほっといてよいようですが、審美的にはどうなのでしょうか?スジがなくなったことによって、上唇がめくり上がりやすくなり、笑うと歯茎がでるガミースマイルになったりしないのでしょうか??とても心配です。よろしくお願いいたします。

    【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

    上唇と両側上顎中切歯の歯間部歯肉をつなぐようにして、上唇小帯があります。幼少時にはこの小帯は中切歯を分け隔てるように付着していますが、上方に付着位置が移動していくため、年齢とともに短くなります。

    今回のけがで上唇小帯が切れてしまったとのことですが、上記の通りこの小帯はいずれ短くなるものなので、早い時期に短くなっても特に支障はありません。また、上唇がめくれあがりやすくなることもガミースマイルになることもありません。

    出血もすぐ止まり歯にも異常がなければ、心配は無用でしょう。ただし、歯に異常が隠れているこ可能性もあるため、一度歯科を受診されることをお勧めします。

    両側咬筋部が常に腫れぼったく、熱い状態が続いています

    年齢 性別 相談日
    20代 男性 2011年8月19日

    【相談者】2011年8月19日  20代 男性 P

    質問1

    6年ほど前から両側咬筋部が常に腫れぼったく、熱い状態が続いています。右側が腫れ出したのは今年の3月頃で、左側が特に強いです。食事時(咀嚼時、上を向いた時等により強く症状が出ます。酷いときは耳下腺辺り、首元辺りまで熱くなります。これは関係ないかもしれませんが最近では耳詰まりの症状もあります。

    様々な耳鼻科、口腔外科で様々な病気の検査をしました(血管腫、唾液腺症、歯軋り・食いしばり、咬筋肥大症、唾石症、等)しかしどれも違うようで、結局咬筋が通常の2倍ほどあるらしく、それが原因で腫れぼったくなってるんじゃないかと大学病院で言われました。咬筋を取れば治る可能性が高いとの事ですが、病気とは言えないので病院で取ることは出来ないと言われました。

    仕方なく咬筋を縮小させるボトックスという物を美容外科で打ってみましたが全く効果がありませんでした。1日中熱いので本当に辛いですし、顔が太って見えるのも辛いです。そこでお聞きしたいのですが、

    • 咬筋が厚いだけで顔両側一帯が常に腫れぼったくなる事はあるのか。
    • 他に何か考えられる原因はあるか。
    • 美容整形で咬筋を切除した場合治る可能性は高いか。

    本当に悩んでいます。細かい部分の説明が足りないかもしれませんが、宜しくお願い致します。長文失礼しました。

    【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

    既に多くの医療機関で詳しく調べているため、腫瘍や筋肉の病気が潜んでいることはなさそうですね。

    歯ぎしり・食いしばり以外、筋肥大を起こす病気はありません。食いしばる力によって熱感は生じます。従って食いしばりを改善することにより、症状が緩和されるのではないかと思います。

    咬筋以上に顔面が腫れぼったくなるとすれば肥満や浮腫、アレルギー性の変化、頚静脈の異常などが考えられますが、既にこれらの問題点も検討済みなのではないでしょうか。

    原因不明で咬筋が大きくなることは珍しいケースで、手術で対応した例も恐らくほとんどないでしょう。このような場合において、治る可能性についてコメントすることは難しいのが実情です。

    【相談者】2011年8月20日  20代 男性 P

    質問2

    お忙しい中お返事ありがとうございます。痩せ型ですので肥満ではありません。 症状的に浮腫も違う気がします。アレルギー性の変化、頚静脈の異常は言われたことが無かったので検査はしていません。

    歯医者で歯軋り、食いしばりを検査した時に症状が酷い人は必ず痕が残るそうなのですが、自分は全くその形跡は無いと言われました。力仕事をしているわけも無いですし、無意識の間にもしてる様には思えません。寝てる間も無さそうなのですが、それでも食いしばりをしている可能性はあるのでしょうか。

    【相談者】2011年8月20日  20代 男性 P

    質問3

    何度も申し訳ございません。やはり病的に膨張してなかったら口腔外科で切除する事は無理なのでしょうか?美容的にそこまで悩んでいる訳でも無く、腫れて熱い事に一番悩んでいるのに美容外科を利用するのはやはり抵抗があるのです。CTとMRIの画像(CD内)はあるのですが、診察をして切除の検討をして頂く事は可能でしょうか?最近では腫れぼったいせいなのか食べる事も少し億劫で本当に辛いです。又最初の咀嚼時にズキッと少し痛みます。お手数ですがこちらにもお返事頂けますでしょうか?ごちゃごちゃとした文章で申し訳ありません、よろしくお願い致します。

    【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也

    美容形科か口腔外科かということでお悩みですが、いずれの診療科においても検査や治療の内容に大きな違いはないと思います。両者の最大の違いは保険適応外の美容的な問題に対応するのか、保険適応内の病的な問題に対応するのかということです。美容外科でも病的な状態に対して保険内で治療することもあり、口腔外科でも保険外で治療することはもちろんありますが。

    「腫れぼったい」「耳詰まり」などの症状があることを考えると単に美容的な問題とはいえず、保険が適応される病的な問題だと思います。

    粘液のう胞摘出後の痛みと膨らみ

    年齢 性別 相談日
    20代 女性 2011年8月16日

    【相談者】2011年8月16日  20代 女性 IM

    質問

    3月末に下唇粘液のう胞の切除をしてもらいました。傷口はきれいで再発もないのですが、つったような痛いような感じがしています。心なしか少し唇の下の皮膚も膨らんでいる感じです。そういうものなのでしょうか?

    【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

    粘液のう胞を摘出する際にはのう胞表面の粘膜を切開したうえ、のう胞やそれにつながる口唇腺と周囲の組織を引き剥がし(剥離)ます。これらの操作によって微少な神経網が切断され、麻痺や痛みが生じる場合があります。

    しかしながら、これらの症状は手術では避けられないものです。幸い時間の経過とともに症状は軽快し、数か月~数年後には消失あるいは気にならなくなるでしょう。従って、それまではあまり気にしないように心がけ、回復を待つしかありません。

    ところで、唇の皮膚ではなく粘膜が膨らんでいる場合には2つの可能性があります。まず考えられるのが、粘液のう胞の再発です。その場合はしばらくすると前と同様の形状になるため、ご自分でも再発と気が付くはずです。逆に言えば、膨らんだ感じが以前から続いているのなら再発は否定されます。

    2つ目の理由は、術後の粘膜や粘膜下組織の引きつりです。通常粘液のう胞を被う上層(表面)の粘膜を切り取ってしまうため、粘液のう胞や口唇腺を取ったあとの粘膜下組織には空洞(組織欠損)が生じます。そこで摘出後は糸で引き寄せて縫合し、これらの組織欠損部を閉鎖するのですが、どうしても元通りの形には戻らずに変形が生じてしまうのです。その場合は上述の痛みと同様に、長い期間をかけて徐々に元の形に戻っていくでしょう。粘液のう胞を摘出する際にはのう胞表面の粘膜を切開したうえ、のう胞やそれにつながる口唇腺と周囲の組織を引き剥がし(剥離)ます。これらの操作によって微少な神経網が切断され、麻痺や痛みが生じる場合があります。

    しかしながら、これらの症状は手術では避けられないものです。幸い時間の経過とともに症状は軽快し、数か月~数年後には消失あるいは気にならなくなるでしょう。従って、それまではあまり気にしないように心がけ、回復を待つしかありません。

    ところで、唇の皮膚ではなく粘膜が膨らんでいる場合には2つの可能性があります。まず考えられるのが、粘液のう胞の再発です。その場合はしばらくすると前と同様の形状になるため、ご自分でも再発と気が付くはずです。逆に言えば、膨らんだ感じが以前から続いているのなら再発は否定されます。

    2つ目の理由は、術後の粘膜や粘膜下組織の引きつりです。通常粘液のう胞を被う上層(表面)の粘膜を切り取ってしまうため、粘液のう胞や口唇腺を取ったあとの粘膜下組織には空洞(組織欠損)が生じます。そこで摘出後は糸で引き寄せて縫合し、これらの組織欠損部を閉鎖するのですが、どうしても元通りの形には戻らずに変形が生じてしまうのです。その場合は上述の痛みと同様に、長い期間をかけて徐々に元の形に戻っていくでしょう。