年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
男性 |
2011年6月11日 |
【相談者】2011年6月11日 60代 男性 OS
質問
舌の先が1年ほど前からぴりぴり痛み、よる寝ているときは口のなかが乾燥し、上あごや、歯根や歯にくっつき舌も、痛みます。ゲンザイアスノールうがい薬4%、テキサルチン口腔軟膏1mg/gを使用、プロマック顆粒15パーセント0.5gを服用注(過去に漢方薬も服用)
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌の痛みと口の乾燥、このふたつの症状は関係している場合が多いのです。口の乾き即ちドライマウスは、舌の粘膜を荒らすことによって痛みを生じさせます。また、ドライマウスによってカンジダ菌(かびの一種)が繁殖し、痛むこともあります。
ドライマウスを治療するためには、まず原因をはっきりさせる必要があります。薬の副作用や糖尿病、筋力低下、ストレス、シェーグレン症候群など、多種多様な原因に応じて治療方法も異なりますが、よくかむことや唾液腺マッサージ、保湿性のオーラルリンスなどはいずれに対しても有効です。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
男性 |
2011年6月8日 |
【相談者】2011年6月8日 60代 男性 MT
質問
昨年の夏から、3月まで悪性リンパ腫で抗がん剤治療を行っていました。退院後はそのようなことはなかったかと思いますが、この一カ月ほど前から舌の先がピリピリと痛く、特に歯に当たるとピリピリします。舌ガンなのでしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌の先がピリピリする理由として、次の4点が考えられます。いずれも可能性として考えられるというだけなので、実際に診察を受けて原因を調べる必要があります。
- 舌尖の痛覚と知覚を司る舌神経は、三叉神経第三枝の下顎神経の枝であるため、三叉神経の近くにリンパ腫病変が生じて神経を圧迫すれば、このような症状が出てくる可能性があります。
- 抗がん剤を用いた化学療法を長期間受けられたため、副作用として神経が損傷され、舌に症状が現れた可能性があります。
- 抗がん剤の副作用で唾液腺が障害を受け、唾液の出が悪くなってドライマウスが生じると口腔粘膜が荒れ、舌に症状が生じます。また、ドライマウスによってカンジダ菌というかびが繁殖し、口腔カンジダ症に罹っている場合にも舌に痛みが生じます。
- 舌に何の異常も見当たらないにもかかわらず、舌が終始痛む病気を「舌痛症」といいます。長く続いた闘病生活によるストレスや不安が関与している可能性もあります。
1や2も原因として挙げることができますがその可能性は低く、恐らく3か4のいずれかが原因であると推測します。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
女性 |
2011年6月7日 |
【相談者】2011年6月7日 50代 女性 YT
質問
8年ほど前咽頭がんの術後口が少ししか開かなく手術した大学病院の口腔歯科でも虫歯の治療が困難で現在も虫歯に悩まされている状態です。どこか適切に治療可能な病院があれば教えてください。よろしくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
咽頭の前方部のガンの切除手術を受けられたのですね。原発部位は舌根部でしょうか、それとも軟口蓋部でしょうか。切除後に傷口(創部)を縫い縮めると咽頭周辺の軟組織の可動性が低下し、口が開きにくい状態になります(開口障害)。
他に、創部を縫い縮めるのではなく、他の部位から組織を移動させて咽頭壁を再建された可能性もあります。こちらの方が組織欠損が少なく機能障害が軽くはなりますが、それでも元通りに再建することは困難で、どうしてもある程度の開口障害は生じるものです。また、筋力の低下や神経の損傷も関係していると考えられます。
手術して間もない時期であれば、開口訓練を継続することにより改善する部分もありますが、嚥下訓練や開口訓練は受けられたのでしょうか。現状では、術後8年も経っているため効果は限られますが、開口訓練を行うことで改善する余地があるかもしれません。また、再度の咽頭再建術が有効かもしれませんし、痛みのために大きく口が開けられないのであれば、全身麻酔をかけて口を開けたうえで、虫歯を治療するという方法も考えられます。
一度、大学病院や総合病院の口腔外科で相談されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2011年6月6日 |
【相談者】2011年6月6日 40代 女性 T
質問
はじめまして。14歳の子供の舌のことで相談させていただきます。娘は、1年前より舌の両縁に白いヒダのようなできものが増えたり減ったりしながら治らずにいます。(1ヶ月の間に、ポツポツだったり、縁にびっしり出来たりしています。)現在は、舌の両縁に白い毛が生えているような感じで多い時期になっています。全身状態はとてもよく、体も比較的体格も良いです。痛みは刺激のあるもので僅かに感じる程度で、他には症状がありません。病院で病理組織検査もしましたが、原因も分からず、先生もみたことがないとおっしゃっていました。
このまま、治療もできず、症状を繰り返していくのはとても心配です。 何か体に病気があって舌に症状があらわれるのでしょうか? 放置していても大丈夫でしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
実際に診てみないとわからないのですが、舌の両端に歯のかたが付いて白くなっているのではないかと推測します。舌の側面部分はちょうど上下の歯が噛み合わさる高さにあるため歯の型がつきやすく、白い筋やひだのような形がよく現れるものです。
漢方医学ではこれを「歯痕」といい、水が溜まっていたり消化器の機能が低下している状態であると捉えます。歯ぎしりや食いしばりがある場合は、このような型が付きやすいといえます。また、舌にできる腫瘍の可能性もゼロとはいえませんが、その場合は病理組織検査を行うと判明するので、検査でそのような所見は見られなかったのでしょうね。
結局のところ、歯痕である可能性が高いと思いますが、歯痕はそれほど心配する必要はありません。くいしばりがある場合は上下の歯を接触させないように注意し、歯ぎしりがあればナイトガードというマウスピース状の装置を歯科で作ってもらい、夜間に装着されることをお勧めします。その他の方法として、漢方薬の服用により改善する場合もあります。
www.koku-naika.com/p205tonguecancer2.htm
【相談者】2011年6月3日 女性 IM
質問1
病院に行ってもなかなか顎関節症が治らないので、何か体を動かす運動をやってみようと思っています。整体やエゴスキューやヨガ それから顎関節症を治すDVDなど、ネットで出てきて、何が良いのでしょうか? 毎日顎が痛く、そのストレスで喉の詰まり感もでてきてしまい、とってもつらいです。結婚して千葉に行ったのですが、実家に暫く帰ってきてしまっています。なので早く治したいです。よいものがあったら教えて下さい。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
体を動かして筋肉の凝りをほぐし血行をよくすることは、顎関節症の改善に結びつきます。方法は整体でもヨガでも真向法でも、どのようなものであってもそれなりに効果はあると思います。
顎関節症に対しては、顎関節の体操が直接的な効果をもたらします。顎関節の可動性を高めるストレッチや開口筋の筋トレなど、さまざまな方法を当ホームページでも紹介していますので、どうぞ参考にしてください。
www.koku-naika.com/p499TMJ10.htm
【相談者】2011年6月4日 女性 IM
質問2
今ネットを開きトレーニング法を見つけました。他のネットには原因ばかりが載っていたので、助かります。沢山方法があるのですね(^-^)。病院では自費診療だったのでとても親切ですね。長くかかるかもしれないけれど、顎のストレッチをやってみたいと思います。ありがとうございます。
【相談者】2011年10月3日 女性 IM
質問3
樋口先生おはようございます。以前相談させて頂いたものです。いつも丁寧にありがとうございます。
実は半年ほど前から内科的に問題ない、喉のつっかかりや首の圧迫感に苦しんでいます。安定剤や、漢方薬も暫く飲みましたが、私には効果ありませんでした。
顎関節症は3年前からあったのですが、先月辿り着いた整体でよくなってきました。整体の先生は顎関節症と舌骨筋群の関係が深く、背骨を矯正していけば、喉の問題も、解決すると言ってくれましたが、なかなかよくならずに困っています。自分ではどうする事も出来ないので困っています。私のような症状でも治療法はありますか?
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
のどのつっかかり感などにお困りということですね。アレルギーや炎症、悪性腫瘍がないか耳鼻咽喉科で調べてもらう必要があります。このような問題があれば、それに対する治療法がそれぞれあります。はっきりとした異常が見当たらない場合でも薬による治療法がいろいろとあります。
【相談者】2011年10月4日 女性 IM
質問4
メールありがとうございます。もうすでに、何件か耳鼻咽喉科には行っております。血液検査、肺のレントゲン、腹部、喉の超音波、カメラで喉をみて頂いても、何も異常がないのです。安定剤や漢方薬も飲みました。原因不明なのです。少しでも改善しないかと日々思っています。お返事ありがとうございました。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2011年5月31日 |
質問1
【相談者】2011年5月31日 30代 女性 OA
よろしくお願いします。1年半くらい前に口腔内、口角うち両頬に白いざらざらした部分ができ、皮膚科で見てもらって、そのときはデキサルシン軟膏をもらい塗った所良くなりました。完全にはよくならず、体調とかにもよりますが、よくなったり、悪くなったりと。で、ちょっと読んだものに白板症の記事が・・・
急遽気になり今度は口腔外科へ。先生にはすぐ初期の白板症かなといわれ、病理検査にと組織をとりました。患部を舌で触ったりすると、荒れているときはちょっとひりひりする感じもあります。普通は痛みがないと書いてあり、痛みがあったら、初期のがんの可能性もあると・・・
結果を聞くまで不安です。がんでなくても白板症でひりひりしたりしますか?それと、デキサルシンをぬって、白板症でもぽろっと剥けきれいになることはあるんでしょうか?この薬は通常、扁平苔癬に効果あるみたいですが・・・よろしくお願いします。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
両側の頬粘膜が白くなってヒリヒリするという症状から、扁平苔癬の可能性が高そうです。デキサルチン軟膏はステロイド剤で炎症を抑える効果があるため、炎症が軽減したのではないでしょうか。
扁平苔癬なのか、あるいは白板症なのかをはっきりさせるために、白い病変部分を一部切除して病理組織検査をされたのですね。ガンの心配もされていますが、検査をすれば正しい病名が判明するでしょう。
扁平苔癬は粘膜の炎症が持続する原因不明の病気で、難治性といえますが、内服薬やうがい薬など幾つもの治療法があり、その中に必ずよくなる方法があります。検査の結果を踏まえ、症状に応じた治療法を試していくことになると思います。今かかっている口腔外科の先生を信頼したうえで、治療を委ねられることをお勧めします。
【相談者】2011年6月5日 30代 女性 OA
質問2
お返事ありがとうございました。遅かれあと2,3日で結果がでると思いますが、きちんとこれからのことをきちんと聞いてこようと思います。また結果がわかりましたら、ご報告させていただきたいと思います。そして、アドバイスありましたらよろしくお願いします。
【相談者】2011年6月7日 30代 女性 OA
質問3
本日結果が出ました。白板症でした。病理検査の結果、がんなどの悪いものはなかったようでなんらかの原因だろうと・・・なので、一応半年に一回、定期検査をして様子をみていきましょうとのことです。先生は気にしなくていいよ~と軽い感じでした。
白板症の症状がでるずっと前から両下の奥歯に1本ずつ銀歯があります。そういうのも原因になったりするということで、一回皮膚科でパッチテストをうけてみては?ともいわれました。確かにネックレスとかシルバーのものをつけると赤くかゆくなるのでつけれません。セラミックにするとお金もかかるし・・・といろいろな問題はありそうです。
たばこはすぐに先生に聞かれました。吸いません。強いていえば、お酒は好きです。辛いものは苦手です。気をつけることはほかにありますでしょうか?お酒は控えたほうがいいという感じでいいでしょうか?
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
ガンでなくてなによりですね。口の粘膜をガン化させる要因として判明しているのは、喫煙です。たばこを吸われない場合は、他に注意することは何もありません。お酒も適量なら問題ないでしょう。
ただし定期健診だけはきちんと受け、普段は白板症のことを忘れている状態が一番よいと思います。気にしすぎると、心身内面に悪影響を与えてしまいます。
www.koku-naika.com/p522Leukoplakia.htm
【相談者】2011年6月8日 30代 女性 OA
質問4
早速お返事ありがとうございました。ほっとしております。定期健診は忘れず受け、口腔内を清潔にし、生活していきたいと思います。
いろいろとアドバイスありがとうございました。また何かありましたらよろしくお願いします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代 |
女性 |
2011年5月25日 |
【相談者】2011年5月25日 女性 M
質問
1年くらい前に奥歯の治療をしたことがきっかけなのか、口の中の汚れが気になり出し、前歯の歯茎の裏から小さなゴミのようなものが出ているようなのです。その傾向はだんだん強くなり、常に歯の裏が気になります。口の中がねばつき、発音がしづらいこともあります。何科に受診してよいかも分からず、ガムなどを噛んでごまかしていますが、汚れはなくならないようです。歯科に行くべきでしょうか。
今年6月に唾石症の手術(12ミリの石の摘出)を口内(右側)から行い、術後、舌の右半分に軽いしびれ感がありました。ところが、術後一ヶ月頃よりしびれがひどくなり、痛みも感じるようになり、味覚障害もあり人工唾液サリベートを時々使用していました。8月からは神経修復するようメチコバール錠の服用を始め、9月には舌の痛みが強いため、舌痛症の薬ロンラックス錠、ドグマチール錠を服用し、20日間で痛みはほとんどとれたため、服用は中断しましたが、舌の右側はしびれて話しづらく、また以前と変わらず熱いものを口に入れると痛みを感じます。
現在も痛みを伴ったしびれが続いており、食べる時や話す時に舌が動きにくく、症状は改善されていません。何か改善できる方法はないものでしょうか。来週月曜日(28日)に手術した病院で診察してもらうことになっているので、それまでにご返答いただけると幸いです。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口の中の汚れというと歯垢や舌苔、歯石、食物残渣などがあります。また、粘膜の炎症や傷、荒れなどにより血液、浸出液、膿なども出てきます。前歯の裏から出てくるものもこのようなものかもしれません。まずは、歯科に受診しどのような問題があるかを診てもらい、実際に汚れがあるなら取り除いたり出てこないようにしたりしてもらうとよいと思います。
口の中がねばつくのはドライマウスであったり、交感神経の緊張による変化であったりするのかもしれません。歯が抜けたり歯並びが乱れたりすると発音しづらくなるのも事実です。
口の中に明らかな異常は何も見つからないのにこのような症状が出てくることもあります。「口腔異常感症」や「口腔セネストパチー」といった病気が相当し、薬による治療が中心となります。
まずは歯科、口腔外科 耳鼻咽喉科を受診し、口の中の状態を調べてもらいましょう。必要があれば他の診療科を紹介されることもあると思われます。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2011年5月25日 |
【相談者】2011年5月25日 40代 女性 NY
質問
4月26・28日に夕食で食べ物を噛んで食事が半分済んだ頃に左の下歯にビリッと電気が数秒1回走る激痛があった。おかゆなどを食べていても最初ほどの痛みではないが噛んでしばらく経つとビリッと数秒2回左の下歯に痛みがくることがある。不自由なのは食事をするときだけで他は困っていることはない。
静岡市立清水の先生にメールで相談して大学病院を紹介してもらったが三叉神経痛ではないし歯に全く原因がないとも言えないので診断がつかないと言われた。歯を叩いても、歯茎を触っても、水を掛けても痛くない。歯をカチカチ合わせても痛くない。レントゲンで歯の根にヒビも入ってない。部分的なレントゲンでもわからない。先生に痛みのでる場所に麻酔をしてすぐにパンを噛んでも痛みはでなかった。三叉神経痛なら最初のひと噛みで激痛が走ると言われた。
現在フロモックス錠とセレコックス錠でここ5日程痛みは治まっている。食べるのが恐怖で体重減と精神的に落ち込んでしまいました。痛みを完全に止めたいです。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
食後に歯が痛む場合は、まず歯に問題が生じていないかどうかを検査しますが、調べても異常が見当たらず、さまざまな刺激を加えても痛みが出なかったようですね。麻酔を行って痛みに変化が見られるかについても調べられたようですが、それでも原因解明に直接つながるような所見は得られなかったということですね。結論を言えば、歯自体には痛みの原因となる問題は起こっていないと考えます。
瞬間的に激痛が生じた後すぐ消失する場合は三叉神経痛が疑われますが、その場合はテグレトールなどの抗けいれん薬が痛みを抑えます。大学病院は三叉神経痛を否定したとのことですが、それでもテグレトールを試す価値はあるでしょう。逆にテグレトールで痛みがなくなれば、三叉神経痛であると診断がつきますので、テグレトールの内服について相談されることをお勧めします。
www.koku-naika.com/p423orofacialpain10.htm
【相談者】2011年5月25日 男性 TY
質問
はじめまして、52歳男性会社員です。生まれつき受け口ですが、治療するにもかなりの高額治療との事で治療はしておりませんでしたが最近になって肩こりや姿勢の悪さが気になりインターネット等で調べたところ原因が受け口に有るのでは?と思い治療方法をインターネット等で調べておりましたが、整形外科の治療の場合は保険を使った治療が出来るような事を知りましたのでメールしました。
ぶしつけな質問で申し訳ありませんが、歯科では保険適用できますでしょうか?よろしくお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
受け口(反対咬合)に対しては、一般的に矯正治療で改善させることができます。しかし、上顎に対して下顎が大きすぎる骨格性反対咬合の場合は、矯正治療だけでは改善の程度に限界があります。このような場合には、顎の骨を切って短くする外科的矯正治療の手術と通常の矯正治療を組み合わせて行うことが必要となります。
顎の骨を切る手術は、大学病院や総合病院に入院して全身麻酔下で受けることになりますが、その費用には保険が適用されます。また外科的矯正治療を行う場合は、一般矯正治療も保険適用となります。ただし、このような矯正治療はどこの施設でも受けられるというわけではなく、顎運動を計測できる装置を設置している医療機関でないと保険が適用されないと規則により定められています。
ところで、肩こりや姿勢の悪さと受け口とは全く関連性はありません。つまり、受け口を治しても肩こりなどはなくならないということです。肩こりや姿勢の悪さにはそれぞれ原因や関連する問題があるため、そちらへの対応を優先されたほうがよいでしょう。
年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
男性 |
2011年5月24日 |
【相談者】2011年5月24日 20代 男性 N
質問
全身麻酔で顎変形症の手術を受けることになったのですが、精神科に通っていて、障害年金をもらうほどの重度の精神病なので、飲んでいる薬を口腔外科の先生に言いたくないと思っています。実際、以前にそのことが原因で顎変形症の手術を断られたことがありました。
デパス、アモバン、レキソタンの精神安定剤を飲んでいるのですが、この薬は全身麻酔の手術に悪影響を及ぼすことはないでしょうか?よろしくお願いいたします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
薬を飲んでいることが手術中止の原因になったと解釈されているようですが、薬剤のデパス、アモバン、レキソタンが全身麻酔の直接的な危険因子になるという事実はないと考えます。むしろ、麻酔による精神病の悪化を危惧したため断られたのではないでしょうか。
入院して全身麻酔下で手術を受けることは、肉体的にも精神的にも大きな負担になります。重い精神病がある場合は一気に悪化する恐れもあるので、現在精神病であることや服用中の薬のことを隠して治療を受けるのは、大変危険な行為といわざるをいません。従って現状を正しく説明した上、手術を受けても大丈夫なのか、またどのような対策をとるのかなどについて、よく相談される必要があります。