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【相談者】2017年2月27日 S
質問
はじめまして。いきなりの長文メール失礼致します。
歯科金属アレルギーを疑い、6年程前にオールセラミックにしました。(思い返すと金属アレルギー以外原因が見つからず、自己判断ですが金属が原因だと思ったのは小学生の頃歯科治療で銀歯やアマルガムを入れたあとに足指の間に水泡ができました。それから何年かしてピアスをあけた後酷いニキビを発症しました。今思えば歯科治療の金属やピアスから金属アレルギーの皮膚炎をおこしていたんだなと思います。でも当時は全く分かりませんでした。)
その金属アレルギーからくる皮膚炎(脂漏性皮膚炎のような顔からフケ?角質が細かく剥がれます。角栓がたまり赤ニキビや白ニキビが顔・首・胸・背中にでき)長年悩んでいまして歯科金属アレルギーにたどり着き、6年程前にオールセラミックにしました。
それからは以前より皮膚炎はマシになったのですが完治には至らず、最近また化学物質に過敏になり化粧品やシャンプー、石鹸などにもアレルギーが出るようになりました。香料も駄目です。基礎化粧やファンデーションなどは使ってません。
ポイントメイクのみ金属アレルギー対応にし、普段の生活は調理器具や食べるものはできるだけ金属成分の少ないものにしたり、染料などにも気をつけてできるだけ金属を避けてますが、正直辛いです。皮膚炎が酷くなると外に出たくなくなるので、外に出れるレベルを保つために頑張っています。それでも、どこかしらに皮膚炎がある状態で酷いときとマシな時の差が激しく憂鬱な毎日です。
金属アレルギー(自己判断ですが安価アクセサリー、コーヒーチョコ、抹茶、貝類、豆類、金属を多く含むものを使用したり食べたりすると皮膚炎が悪化してきます。魔法瓶に入れたインスタントコーヒーはテキメンでした。。)と、ミネラルアレルギー持ちで(これは皮膚科でパッチテストをした時に酷く反応がでました。ミネラルウォーターとミネラルコスメに反応し、しこりのようなニキビができました。)
あとは金属を含む食材をわざと食べて独自で金属アレルギーを判断しました。◎ニッケルと亜鉛がとくに駄目でした。次に△マンガン、スズ、銅、コバルト、クロムという感じです。酷くなったりおさまったりする皮膚炎に本当に悩んでいます。
ネットで根管治療をしたら原因不明の皮膚炎が完治した記事があったのを知り、少し希望がみえたので歯科金属アレルギーについて詳しく教えて頂きたいです。
ですが歯科金属を全て除去するのは不可能(沢山種類があればアレルギー検査も沢山しないといけない)だけでなく、人間が生活する上で金属とミネラルは必要不可欠なのは承知しております。ただ不要な金属とアレルギー反応が強く出る金属をできるだけ除去すれば今より皮膚炎はマシになるのではないかと思いました。
聞きたい事をズラズラ書き長くなりましたが、お返事宜しくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
皮膚科でパッチテストを受けられたということですが、歯科用金属を網羅していたのでしょうか。パッチテストや経口負荷テストの結果からどのような材料が使えるかについて明確にし、使用可能な材料を用いて歯を修復していくことになるでしょう。
同時に、皮膚科領域のアレルギー体質の改善が必要です。抗アレルギー剤やステロイド、漢方薬などによる薬物療法を行いながら、生活習慣や食生活の改善を心がけましょう。
年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
男性 |
2017年2月16日 |
【相談者】2017年2月16日 S
質問
2年前に上下顎の外科矯正を行いました。そこから腫れは引いていったものの、口角あたりに血腫?しこり?があり、笑ったり話しづらかったりします。また、そのせいで頬がたるんで見えます。2年経っているのですが、口腔内を切開して、しこりを除去することは可能でしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
外科矯正は顎の骨を切断して移動させ骨格や歯並びを修正する手術ですが、口角付近を切開することはありません。手術で口角を引っ張ったとしても、その程度で血腫やしこりができることはありません。
また、切開すれば術後に内出血を起こして血腫ができることはありますが、しばらくすれば消えてなくなるので、術後2年間も残存することはありません。血腫と似た蔓状血管腫であれば2年間変化しなくてもおかしくはありませんが、蔓状血管腫は手術によって生じるものではないため、今回のケースには該当しません。
以上の観点から、血腫ではなく手術によって生じたしこりである可能性があります。手術の際の粘膜の切開や粘膜下組織の剥離でできた瘢痕組織、あるいは肉芽組織ではないかと推察します。口角ではなく、口角付近にこのような組織が生じたのでしょう。
瘢痕組織と肉芽組織はいずれも手術で取り除くことができますが、術後に同様のしこりが再び生じる可能性はあります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2017年2月13日 |
【相談者】2017年2月13日 S
質問
初めまして。母の口の痛みで悩んでいます。漢方、口腔外科、内科、歯科その他凡ゆる物を試しましたが駄目でした。3年前に大腸癌を患い手術しましたが、ステージ3bでした。抗がん剤治療は断りました。橋本病も患っています。
口の中が痛くて気が滅入っています。何か良い治療法はありますか?大腸癌の事は母には未告知です。本人は知りません。何とか口の痛みだけでも取ってあげたいのですが…お返事お待ちしております。よろしくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口の中の痛みには大きく分けて2つあります。粘膜が荒れて食事の際に痛む場合は、通常貧血や口内炎が原因として疑われますが、今回はドライマウスで粘膜が荒れている可能性が高そうです。橋本病に罹っているようですが、同様の自己免疫疾患であるシェーグレン症候群を併発している可能性もあります。
この病気は口の乾きが特徴で、ドライマウスになるとカンジダ症というカビがはびこる病気に罹りやすくなるため、口の中も痛くなりがちです。一度、検査を受けられることをお勧めします。
もう一つは、舌や顎の感覚を司る神経に異常が生じることによって痛みを感じる場合です。舌痛症や口腔灼熱症候群が該当しますが、抗うつ薬や抗けいれん薬、漢方薬などが痛みの緩和に対して効果的です。
年齢 |
性別 |
相談日 |
20代 |
女性 |
2017年2月9日 |
【相談者】2017年2月9日 S
質問
歯肉に腫瘍があり、2ヶ月ほど前に切除手術をし、生体検査をしてもらったところ、細胞に異形成が見られ、現在も経過観察の為に月1で通院しています。
しかし手術してから僅か1ヶ月ほどで患部に再度腫瘍ができて、予約日以外で何度も通院したところ、擦過細胞診をしてもらい、やはりクラス3という事でこれからも月1で経過観察を続けましょうと主治医に言われました。
私が今回の件で大変ナーバスになっており、主治医の方は「現在は癌ではないので大丈夫です」と断言していますが、最近では患部の裏側の歯茎にまで腫れが広がっていっており、このまま毎回のように視診のみをされてる状態で大丈夫なのだろうかと、不安になっております。
今の状態では踏み入った検査などは出来ないのでしょうか?針を使って細胞を取る検査は頼んだらしてもらえるのでしょうか?教えていただければ嬉しいです。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯肉の腫瘍があり、切除した結果「異形成あり」とされたということは、白板症で隆起するタイプの丘型か疣型が考えられます。白板症自体は痛みもなく、放置しても特に困ることはない病気ですが、稀ながら癌になることもあるため注意が必要です。
白板症の原因は不明ですが、喫煙や飲酒、不良補綴物、ビタミン不足、ドライマウスの関与が疑われています。喫煙される場合は禁煙し、過度な飲酒も控えた方がいいでしょう。ビタミン不足などの栄養状態に問題があれば注意し、歯の被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)、入れ歯、矯正装置、マウスピースが合わない場合は修正が必要です。ドライマウスが疑われる場合は唾液の検査を受けましょう。
2か月前に切除した部分が1か月で再発したのであれば、より広い範囲の切除についてご相談されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代 |
女性 |
2017年2月3日 |
【相談者】2017年2月3日
質問
こんにちは、現在10年前あたりから、口の渇き、およびネバネバ、歯のキシキシした感じで、少し口の中の歯茎にも痛みが有ります。15年前あたりから、うつ病とパニック障害で、診療内科で精神安定剤等の薬を飲んでいます。
又一昨年に乳がんになり、昨年抗がん剤(ドセタキセル・ハーセプチン)治療で、味覚障害、口内炎などに悩まされましたが、手術も無事に終わり、現在単独ハーセプチン治療中です(2月で終わります)。今までガンの事で頭が一杯でしたが、今後無治療になりますので、この際口の違和感もなくしたいと思いますが、治りますでしょうか、また治らなくても緩和の方法は有りますでしょうか?!宜しくおねがいします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
抗癌剤の副作用で粘膜や神経、唾液腺が損傷されているようですね。何もしなくても徐々に回復していくと予想されますが、薬物療法や機能訓練、口腔ケアを積極的に行うことでより早い回復が期待できるでしょう。
以前からの口の渇きや歯の違和感については、ドライマウスや食いしばり、歯周病、口腔異常感症などの病気が考えられます。一度、診察を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
女性 |
2017年2月2日 |
【相談者】2017年2月2日
質問1
去年の10月に子供におたふく風邪をうつされてから、未だに唾液が出なくて、息苦しさや舌の痛み、色々困っております。漢方薬も麦門冬とう、温経湯、四物湯煎、を2週間試して、あまり効果を感じず、シェーグレン症候群の血液検査を3回して、3回共に陰性でした。どうしたらドライマウスを改善出来ますか?治るか本当に毎日不安です。宜しくお願い致します。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)は、ムンプスウイルスが耳下腺や顎下腺などの唾液腺に感染することにより発症し、耳下腺や唾液腺が腫れる病気ですが、通常は1~2週間で自然に治癒します。
しかし、中には唾液腺の細胞が傷害されて機能が損なわれることもあります。そのため唾液の出が少なくなり、ドライマウスが生じていると推察します。
おたふく風邪後のドライマウスがその後改善するのか否かについては判明しておらず、時間の経過とともに自然治癒する可能性もあれば、いつまでも治らない場合もあります。
唾液腺の回復を促す対処法としてはホットパックで温めたり、赤外線やソフトレーザー、マイクロ波などを照射する方法があります。また、マッサージやはり治療も効果が期待できます。
【追伸 相談者】2017年2月4日
質問2
お忙しい中、ご丁寧にご連絡頂き有難う御座いました。ちなみに、ホットパックで温めたり、赤外線、ソフトレーザー、マイクロ波などを照射したりすると血行がよくなります。マッサージやハリ治療も効果が期待できます。と、言われておられましたが、赤外線や、ソフトレーザー、マイクロ波などの照射は、どこでやって頂けますか?
そちらの歯医者様に通えたら一番良いのですが、少し遠いので、通えないのが残念です。歯医者さんで、もし上記↑の事をされている所があれば良いのですが、あったとしても、それをしてくれるのか?後、保険適用外だと、高額なら通えないのが困った所です。
針灸も顔に針を指すのですか?一度だけ通ってみたのですが、その時は、顔ではなく、頭と首の後と、後は身体に針を刺されました。こちらもずっと通うとなるとお値段が高額なので、少し悩んでいます。
私は母子家庭なので、そんなに経済的余裕がない現状で、自分でできる事となると、毎日行ってはいますが、唾液腺のマッサージ位です。良いサプリや、漢方薬等も御座いますか?今は温経湯と、四物湯と言う漢方薬を処方されて、2~3週間服用しておりますが、あまり効果を感じていません
。ネットの記事で、ジアテルミーと言う温熱療法で、シェーグレン症候群の方が、唾液が出るようになったと言う記事をみつけました。おたふく風邪から後遺症が残ったと言う記事や、話を聞いた事もなければ、載ってないので、治るか毎日不安で仕方ありません。度々申し訳ありません。
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
保険治療では赤外線やソフトレーザー、マイクロ波、はり治療(鍼灸)はそれぞれ適応疾患が定められています。「色々困っている」という状況であれば、これらの治療を保険で受けられる可能性は高いでしょう。
漢方薬は病気で決まるものではなく、気血水や五臓の状態から「証」を判定してその証に合った漢方薬を使用するため、正確な判定を受けられることをお勧めします。
サプリメントについては現在の症状を改善できる根拠に欠けるため、コスト面からもお勧めできません。
また、ジアテルミーとマイクロ波はよく似た性質を持っていますが、どの治療法や治療機器を用いるかについては医療機関や医師により異なります。歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、整形外科、内科、リハビリ科、鍼灸院など、各種の治療について問い合わせるとよいでしょう。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代 |
女性 |
2017年1月28日 |
【相談者】2017年1月28日 K
質問
こんにちは。初めて相談させて頂きます。昨日気がついたのですが、左唇口角の少し下あたりに5mmくらいのできもののような物(腫瘍?)ができていました。見た目にはわからない状態、口内は白・黒・黄色等の変化腫れ・突起は見られません。触るとコリコリした物があることがわかります。
現状、痛みも無く生活に支障はありません。ですが今までの口内炎とも違うようで、とても心配です。どのような病名が考えられますか、また何科に受診すればよいのでしょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
下唇粘膜か頬粘膜に無痛性の腫瘤があるようですが、この部分に多発する病気に「粘液のう胞」があります。口唇腺という唾液腺が傷ついて唾液が周辺に漏れだし、粘膜が風船のように膨らむ病気で、粘膜を切開してのう胞と傷ついた口唇腺を摘出する手術を行います。
その他に静脈湖(蔓性血結腫)、リンパ節、異物の迷入、線維腫、唾液腺腫瘍、口唇ガン、頬粘膜がんなどの可能性があるため、歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
30代 |
男性
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2017年1月19日 |
質問1
非定型歯痛で大学病院のぺインクリニックに通院しています。状態は、下前歯の歯茎の痛み、奥歯は根幹治療ごの違和感や痛み等がある歯が4本あります。
質問 1 トリプタノール60ミリグラムを飲んだ時点て約4ヶ月は、前歯歯茎は8割、奥歯は6割位改善して喜んでいたのですが、先週から奥歯の一本が急に痛み出し、次々に他の奥歯も痛くなり、今は前歯歯茎も違和感が出て来ました。こういった事はよくあるのでしょうか?
質問2 痛み出した歯の数本は虫歯の可能性が高いのですが虫歯の悪化の痛みかもしれないと思うと不安です。非定型歯痛と虫歯の見分け方や治療する時の注意点等教えてください。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
非定型歯痛に対して三環系抗うつ薬のトリプタノールが効いているようですが、この種の痛みは変動しやすいため、一時的に痛むことも珍しくありません。
そもそも現在の痛みが非定型歯痛によるものとは限りません。根管治療後に痛みや違和感が続いていた4本の臼歯のいずれかの歯に虫歯や歯周病などの問題があり、悪化してきたケースや、歯痕破折や咬合性外傷など歯の問題が生じているケース、あるいは今まで無症状であった他の臼歯に何らかの問題が起こっている可能性もあります。
虫歯などの歯の問題が原因なのか、従来からの非定型歯痛が一時的に悪化したのかによっても治療法は異なります。虫歯を放置すると症状はますます悪化する恐れがある一方、非定型歯痛では歯を治そうすると逆に痛みが強くなる恐れもあります。従って、まずは痛みの原因を究明することが重要ですが、なかなか困難なのが実情です。
痛む歯の周辺に局所麻酔を打ち、痛みが治まれば非定型歯痛ではない可能性が高くなりますが、この結果だけでは断定できません。やはりさまざまな検査や所見、症状を総合して鑑別診断を下すことになります。
質問2
返信ありがとうございます。やはりむずかしいのですね。
また三環系より副作用が少ないといわれるサインバルタやトレドミンでも効果がありますか?また漢方薬はどうでしょうか。お返事よろしくお願いします。
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
抗うつ薬は少量から始めて徐々に増量し、十分な効果が得られた時点でその量をキープします。抗うつ薬の内服により痛みが治ったとしても、服用を中止すれば痛みが再発するため、継続することが肝心です。
痛みの消失から一定期間内服を続けると、内服を中止しても痛みは再発しにくくなります。一定期間とは6ヶ月から1年間とされています。6ヶ月後に中止してみて痛みが再発しなければ治療終了となり、再発する場合はさらに6ヶ月間内服を続けます。
抗うつ薬の内服を急に中断すると吐き気やめまいなどの離脱症状が生じやすいため、計画的に減量することにより離脱症状が生じないようにします。
三環系抗うつ薬は慢性疼痛に対して効果的ですが、眠気や便秘などの副作用が出やすいという一面もあります。一方、サインバルタなどのSNRIは効き目が劣るものの副作用も少ないため、痛みがそれほど強くない場合はSNRIを使用します。
また、漢方薬は痛みを抑える働きとともに、抗うつ薬の副作用を和らげる効果もあります。なお、当クリニックでは漢方薬や抗うつ薬を処方しています。
年齢 |
性別 |
相談日 |
10代 |
女性 |
2017年1月14日 |
【相談者】2017年1月14日
1月3日くらいから、急に口の中が乾燥し舌があれるようになりました。喋るとより乾燥してうまく話せなかったり、唾液が白くネバネバします。
一度内科に行き、ビタミン剤と軟膏、うがいぐすりをもらいました。舌の荒れは治ったのですが、未だに口の中が乾燥しています。一日中していて、唾液も少なく、出るとしてもネバネバしています。なにか大きな病気だと思うと怖いです。回答よろしくおねがいします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口の乾きはさまざまな理由により生じますが、実際に糖尿病や腎臓病が原因となる場合もあります。また、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患の他、唾液腫の病気や薬の副作用、口の周囲の筋肉の麻痺、ストレス、口呼吸なども考えられます。従って、詳しい検査を受けられることをお勧めします。
ドライマウス研究会のホームページには、ドライマウス(口腔乾燥症)の診察を行っている医療機関が紹介されています。参考にされるとよいでしょう。
URL: drymouth-society.jp/
質問1
助けてください。私はネットの記事を見てメールしました。記事の内容とは異るかもしれませんが、相談させて下さい。4回に渡る顎先のオトガイ切りの修正手術をしました。始め二回は顎先削り、あとの二回は顎先からエラにかけて削りました。手術方法は下唇をめくって切開する方法です。
術後の症状
・下唇が少ししか持ち上がらない
・喜怒哀楽の表情が全て下の歯がむき出し状態になる
・口角が少ししか上がらないのに、凄く下がりやすい
・鼻の下を伸ばすような口の閉じ方しかできない
・(う)の口をしても、下唇が少ししか突き出ない
・(い)の口をすると、口角下垂筋が異常に下がる
一番異常を感じているのは、オトガイ筋を動かた感じ、硬く動かしにくい事と、口角下垂筋?が異常なくらい下がる運動をしてしまう事です。あと一つ、(い)の口をすると、首に力が入ってしまい首に筋が出てしまいます、、、沢山症状を書いてしまい読みにくくすみません(;_;)長文失礼いたしました。
表情が変なため、毎日無表情で生活していて辛くて助けて欲しくてメールしました。治せなくても、原因がしりたいです。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
下顎の口腔前庭部を4回切開し、下顎下縁まで粘膜骨膜弁を剥離して手術を受けられたようですね。この部分に走行する下唇下制筋や口角下制筋が手術によって傷つき、瘢痕拘縮して動きにくくなった状態であると推察します。動かそうと力を入れると、不自然に動いて下唇が下がってしまうのでしょう。
唇や口角の動きは、上唇や下唇を走る顔面表情筋群によってコントロールされていますが、現状ではこれらの筋肉のバランスが崩れ、上唇よりも下唇の動きが大きくなっているようです。そのため下唇が上がりにくく下がりやすく、笑うと下顎前歯が丸見えの状態になってしまうのでしょう。口角が下がるのも同様です。
下唇の動きを改善するために手術も一つの選択肢ですが、筋肉の瘢痕拘縮が強いと難しいかもしれません。また、ボトックス注射で下唇の下がり過ぎを防ぐことが可能かもしれませんが、逆に下唇や口角が上がりにくくなるというリスクもあります。
以上の点から、筋トレやストレッチ、マッサージにより下唇を上がりやすくすると同時に上唇の筋肉を鍛え、上唇や口角も上がりやすくすることに取り組まれるとよいでしょう。