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口腔外科無料相談室



顎関節症に対する運動療法

年齢 性別 相談日
女性 2011年6月3日

【相談者】2011年6月3日 女性 IM

質問1

病院に行ってもなかなか顎関節症が治らないので、何か体を動かす運動をやってみようと思っています。整体やエゴスキューやヨガ それから顎関節症を治すDVDなど、ネットで出てきて、何が良いのでしょうか? 毎日顎が痛く、そのストレスで喉の詰まり感もでてきてしまい、とってもつらいです。結婚して千葉に行ったのですが、実家に暫く帰ってきてしまっています。なので早く治したいです。よいものがあったら教えて下さい。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

体を動かして筋肉の凝りをほぐし血行をよくすることは、顎関節症の改善に結びつきます。方法は整体でもヨガでも真向法でも、どのようなものであってもそれなりに効果はあると思います。

顎関節症に対しては、顎関節の体操が直接的な効果をもたらします。顎関節の可動性を高めるストレッチや開口筋の筋トレなど、さまざまな方法を当ホームページでも紹介していますので、どうぞ参考にしてください。

www.koku-naika.com/p499TMJ10.htm

【相談者】2011年6月4日 女性 IM

質問2

今ネットを開きトレーニング法を見つけました。他のネットには原因ばかりが載っていたので、助かります。沢山方法があるのですね(^-^)。病院では自費診療だったのでとても親切ですね。長くかかるかもしれないけれど、顎のストレッチをやってみたいと思います。ありがとうございます。

【相談者】2011年10月3日 女性 IM

質問3

樋口先生おはようございます。以前相談させて頂いたものです。いつも丁寧にありがとうございます。

実は半年ほど前から内科的に問題ない、喉のつっかかりや首の圧迫感に苦しんでいます。安定剤や、漢方薬も暫く飲みましたが、私には効果ありませんでした。

顎関節症は3年前からあったのですが、先月辿り着いた整体でよくなってきました。整体の先生は顎関節症と舌骨筋群の関係が深く、背骨を矯正していけば、喉の問題も、解決すると言ってくれましたが、なかなかよくならずに困っています。自分ではどうする事も出来ないので困っています。私のような症状でも治療法はありますか?

【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也

のどのつっかかり感などにお困りということですね。アレルギーや炎症、悪性腫瘍がないか耳鼻咽喉科で調べてもらう必要があります。このような問題があれば、それに対する治療法がそれぞれあります。はっきりとした異常が見当たらない場合でも薬による治療法がいろいろとあります。

【相談者】2011年10月4日 女性 IM

質問4

メールありがとうございます。もうすでに、何件か耳鼻咽喉科には行っております。血液検査、肺のレントゲン、腹部、喉の超音波、カメラで喉をみて頂いても、何も異常がないのです。安定剤や漢方薬も飲みました。原因不明なのです。少しでも改善しないかと日々思っています。お返事ありがとうございました。

両頬に白いざらざらした部分ができた

年齢 性別 相談日
30代 女性 2011年5月31日

質問1

【相談者】2011年5月31日  30代 女性 OA

よろしくお願いします。1年半くらい前に口腔内、口角うち両頬に白いざらざらした部分ができ、皮膚科で見てもらって、そのときはデキサルシン軟膏をもらい塗った所良くなりました。完全にはよくならず、体調とかにもよりますが、よくなったり、悪くなったりと。で、ちょっと読んだものに白板症の記事が・・・

急遽気になり今度は口腔外科へ。先生にはすぐ初期の白板症かなといわれ、病理検査にと組織をとりました。患部を舌で触ったりすると、荒れているときはちょっとひりひりする感じもあります。普通は痛みがないと書いてあり、痛みがあったら、初期のがんの可能性もあると・・・

結果を聞くまで不安です。がんでなくても白板症でひりひりしたりしますか?それと、デキサルシンをぬって、白板症でもぽろっと剥けきれいになることはあるんでしょうか?この薬は通常、扁平苔癬に効果あるみたいですが・・・よろしくお願いします。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

両側の頬粘膜が白くなってヒリヒリするという症状から、扁平苔癬の可能性が高そうです。デキサルチン軟膏はステロイド剤で炎症を抑える効果があるため、炎症が軽減したのではないでしょうか。

扁平苔癬なのか、あるいは白板症なのかをはっきりさせるために、白い病変部分を一部切除して病理組織検査をされたのですね。ガンの心配もされていますが、検査をすれば正しい病名が判明するでしょう。

扁平苔癬は粘膜の炎症が持続する原因不明の病気で、難治性といえますが、内服薬やうがい薬など幾つもの治療法があり、その中に必ずよくなる方法があります。検査の結果を踏まえ、症状に応じた治療法を試していくことになると思います。今かかっている口腔外科の先生を信頼したうえで、治療を委ねられることをお勧めします。

【相談者】2011年6月5日  30代 女性 OA

質問2

お返事ありがとうございました。遅かれあと2,3日で結果がでると思いますが、きちんとこれからのことをきちんと聞いてこようと思います。また結果がわかりましたら、ご報告させていただきたいと思います。そして、アドバイスありましたらよろしくお願いします。

【相談者】2011年6月7日  30代 女性 OA

質問3

本日結果が出ました。白板症でした。病理検査の結果、がんなどの悪いものはなかったようでなんらかの原因だろうと・・・なので、一応半年に一回、定期検査をして様子をみていきましょうとのことです。先生は気にしなくていいよ~と軽い感じでした。

白板症の症状がでるずっと前から両下の奥歯に1本ずつ銀歯があります。そういうのも原因になったりするということで、一回皮膚科でパッチテストをうけてみては?ともいわれました。確かにネックレスとかシルバーのものをつけると赤くかゆくなるのでつけれません。セラミックにするとお金もかかるし・・・といろいろな問題はありそうです。

たばこはすぐに先生に聞かれました。吸いません。強いていえば、お酒は好きです。辛いものは苦手です。気をつけることはほかにありますでしょうか?お酒は控えたほうがいいという感じでいいでしょうか?

【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也

ガンでなくてなによりですね。口の粘膜をガン化させる要因として判明しているのは、喫煙です。たばこを吸われない場合は、他に注意することは何もありません。お酒も適量なら問題ないでしょう。

ただし定期健診だけはきちんと受け、普段は白板症のことを忘れている状態が一番よいと思います。気にしすぎると、心身内面に悪影響を与えてしまいます。

www.koku-naika.com/p522Leukoplakia.htm

【相談者】2011年6月8日  30代 女性 OA

質問4

早速お返事ありがとうございました。ほっとしております。定期健診は忘れず受け、口腔内を清潔にし、生活していきたいと思います。

いろいろとアドバイスありがとうございました。また何かありましたらよろしくお願いします。

前歯の歯茎の裏から小さなゴミのようなものが出ている

年齢 性別 相談日
50代 女性 2011年5月25日

【相談者】2011年5月25日  女性 M

質問

1年くらい前に奥歯の治療をしたことがきっかけなのか、口の中の汚れが気になり出し、前歯の歯茎の裏から小さなゴミのようなものが出ているようなのです。その傾向はだんだん強くなり、常に歯の裏が気になります。口の中がねばつき、発音がしづらいこともあります。何科に受診してよいかも分からず、ガムなどを噛んでごまかしていますが、汚れはなくならないようです。歯科に行くべきでしょうか。

今年6月に唾石症の手術(12ミリの石の摘出)を口内(右側)から行い、術後、舌の右半分に軽いしびれ感がありました。ところが、術後一ヶ月頃よりしびれがひどくなり、痛みも感じるようになり、味覚障害もあり人工唾液サリベートを時々使用していました。8月からは神経修復するようメチコバール錠の服用を始め、9月には舌の痛みが強いため、舌痛症の薬ロンラックス錠、ドグマチール錠を服用し、20日間で痛みはほとんどとれたため、服用は中断しましたが、舌の右側はしびれて話しづらく、また以前と変わらず熱いものを口に入れると痛みを感じます。

現在も痛みを伴ったしびれが続いており、食べる時や話す時に舌が動きにくく、症状は改善されていません。何か改善できる方法はないものでしょうか。来週月曜日(28日)に手術した病院で診察してもらうことになっているので、それまでにご返答いただけると幸いです。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

口の中の汚れというと歯垢や舌苔、歯石、食物残渣などがあります。また、粘膜の炎症や傷、荒れなどにより血液、浸出液、膿なども出てきます。前歯の裏から出てくるものもこのようなものかもしれません。まずは、歯科に受診しどのような問題があるかを診てもらい、実際に汚れがあるなら取り除いたり出てこないようにしたりしてもらうとよいと思います。

口の中がねばつくのはドライマウスであったり、交感神経の緊張による変化であったりするのかもしれません。歯が抜けたり歯並びが乱れたりすると発音しづらくなるのも事実です。

口の中に明らかな異常は何も見つからないのにこのような症状が出てくることもあります。「口腔異常感症」や「口腔セネストパチー」といった病気が相当し、薬による治療が中心となります。

まずは歯科、口腔外科 耳鼻咽喉科を受診し、口の中の状態を調べてもらいましょう。必要があれば他の診療科を紹介されることもあると思われます。

食事中に起こる瞬間的な激痛

年齢 性別 相談日
40代 女性 2011年5月25日

【相談者】2011年5月25日  40代 女性 NY

質問

4月26・28日に夕食で食べ物を噛んで食事が半分済んだ頃に左の下歯にビリッと電気が数秒1回走る激痛があった。おかゆなどを食べていても最初ほどの痛みではないが噛んでしばらく経つとビリッと数秒2回左の下歯に痛みがくることがある。不自由なのは食事をするときだけで他は困っていることはない。

静岡市立清水の先生にメールで相談して大学病院を紹介してもらったが三叉神経痛ではないし歯に全く原因がないとも言えないので診断がつかないと言われた。歯を叩いても、歯茎を触っても、水を掛けても痛くない。歯をカチカチ合わせても痛くない。レントゲンで歯の根にヒビも入ってない。部分的なレントゲンでもわからない。先生に痛みのでる場所に麻酔をしてすぐにパンを噛んでも痛みはでなかった。三叉神経痛なら最初のひと噛みで激痛が走ると言われた。

現在フロモックス錠とセレコックス錠でここ5日程痛みは治まっている。食べるのが恐怖で体重減と精神的に落ち込んでしまいました。痛みを完全に止めたいです。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

食後に歯が痛む場合は、まず歯に問題が生じていないかどうかを検査しますが、調べても異常が見当たらず、さまざまな刺激を加えても痛みが出なかったようですね。麻酔を行って痛みに変化が見られるかについても調べられたようですが、それでも原因解明に直接つながるような所見は得られなかったということですね。結論を言えば、歯自体には痛みの原因となる問題は起こっていないと考えます。

瞬間的に激痛が生じた後すぐ消失する場合は三叉神経痛が疑われますが、その場合はテグレトールなどの抗けいれん薬が痛みを抑えます。大学病院は三叉神経痛を否定したとのことですが、それでもテグレトールを試す価値はあるでしょう。逆にテグレトールで痛みがなくなれば、三叉神経痛であると診断がつきますので、テグレトールの内服について相談されることをお勧めします。

www.koku-naika.com/p423orofacialpain10.htm

受け口(反対咬合)に対する外科的矯正治療

年齢 性別 相談日
男性 2011年5月25日

【相談者】2011年5月25日  男性 TY

質問

はじめまして、52歳男性会社員です。生まれつき受け口ですが、治療するにもかなりの高額治療との事で治療はしておりませんでしたが最近になって肩こりや姿勢の悪さが気になりインターネット等で調べたところ原因が受け口に有るのでは?と思い治療方法をインターネット等で調べておりましたが、整形外科の治療の場合は保険を使った治療が出来るような事を知りましたのでメールしました。

ぶしつけな質問で申し訳ありませんが、歯科では保険適用できますでしょうか?よろしくお願いします。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

受け口(反対咬合)に対しては、一般的に矯正治療で改善させることができます。しかし、上顎に対して下顎が大きすぎる骨格性反対咬合の場合は、矯正治療だけでは改善の程度に限界があります。このような場合には、顎の骨を切って短くする外科的矯正治療の手術と通常の矯正治療を組み合わせて行うことが必要となります。

顎の骨を切る手術は、大学病院や総合病院に入院して全身麻酔下で受けることになりますが、その費用には保険が適用されます。また外科的矯正治療を行う場合は、一般矯正治療も保険適用となります。ただし、このような矯正治療はどこの施設でも受けられるというわけではなく、顎運動を計測できる装置を設置している医療機関でないと保険が適用されないと規則により定められています。

ところで、肩こりや姿勢の悪さと受け口とは全く関連性はありません。つまり、受け口を治しても肩こりなどはなくならないということです。肩こりや姿勢の悪さにはそれぞれ原因や関連する問題があるため、そちらへの対応を優先されたほうがよいでしょう。

精神病が顎変形症の手術に与える影響

年齢 性別 相談日
20代 男性 2011年5月24日

【相談者】2011年5月24日  20代 男性 N

質問

全身麻酔で顎変形症の手術を受けることになったのですが、精神科に通っていて、障害年金をもらうほどの重度の精神病なので、飲んでいる薬を口腔外科の先生に言いたくないと思っています。実際、以前にそのことが原因で顎変形症の手術を断られたことがありました。

デパス、アモバン、レキソタンの精神安定剤を飲んでいるのですが、この薬は全身麻酔の手術に悪影響を及ぼすことはないでしょうか?よろしくお願いいたします。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

薬を飲んでいることが手術中止の原因になったと解釈されているようですが、薬剤のデパス、アモバン、レキソタンが全身麻酔の直接的な危険因子になるという事実はないと考えます。むしろ、麻酔による精神病の悪化を危惧したため断られたのではないでしょうか。

入院して全身麻酔下で手術を受けることは、肉体的にも精神的にも大きな負担になります。重い精神病がある場合は一気に悪化する恐れもあるので、現在精神病であることや服用中の薬のことを隠して治療を受けるのは、大変危険な行為といわざるをいません。従って現状を正しく説明した上、手術を受けても大丈夫なのか、またどのような対策をとるのかなどについて、よく相談される必要があります。

放射線治療後に生じた親知らず周囲の炎症

年齢 性別 相談日
70代 男性 2011年5月21日

【相談者】2011年5月21日  70代 男性 TK

質問

下咽頭癌右頸部リンパ節転移で右根治的頸部郭清術という手術をして頂き、そして、その後抗がん剤2クールと放射線グレイ数はすみません分かりませんが、35回のうち32回しか体力の都合で受けられませんでした。

そして、今年3月に退院を致しましたが歯が痛いと言うので、かかりつけの歯科へ行きましたら歯茎も浮いていて歯科だけの領域ではないようなので口腔外科へ行って下さいと言われたので、癌の分かる近くの総合病院に行きました。そして、レントゲンを撮っていただき、口腔内を見ていただいたら、親知らずがあり、それが悪さをしている様なのですが顎の骨が溶けかかっている様ですし、骨の病気にもなっているかも知れないので抜歯をするにも出来ない状態のようで先日血液検査をして頂き少し経過を見ることになっています。

放射線終了が2月15日位でしたのでもうそろそろ3ヶ月になりますが、未だに食事もご飯にお茶をかけて食べていたり、咽て洗面所へ駆け込む始末です。一体どうなっているのか心配です。もし、骨の病気ならどの今後どうなるのか?こんな状態で再発をしたらどうなるのか?心配です。どうぞ宜しくお願い致します。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

下咽頭癌に対する放射線治療を受けられた際、下顎骨も照射影に入っていたのでしょう。32回の治療で64Gy(グレイ)か96Gyの大量の放射線が骨に当たっているとすれば、放射線骨壊死を起こす確率が高いと予想されます。

さて親知らずによる痛みは、親知らずが一部埋まっているために歯磨きで汚れを落とすことが難しく、歯肉が炎症を起こしやすい状態になっているのでしょう。通常は痛みの原因となっている親知らずを抜くことになりますが、放射線骨壊死を起こしていたりその疑いがある下顎骨の場合、歯を抜くとその後いつまでたっても治らなくなります。通常、歯を抜くと生じた穴に新しい粘膜ができて(上皮化)塞がるものですが、その新しい粘膜ができずにいつまでも骨がむき出しの状態が続くのです。さらに、むき出しになった骨面に飲食物が触れると痛みが生じるため、今よりもさらに食事が困難になってしまいます。

上記の理由により、本来抜くべき親知らずが抜けない状態のまま、放置されているのだと思います。この場合は、次善の策として親知らず周辺をできるだけ清潔に保ち、細菌感染を起こさないように注意することが肝心です。放射線口内炎が続き食事さえ困難な状態の中、親知らずの周辺をきれいにするのは大変なので、口腔外科で親知らずの清掃方法や使用器具についてよく相談されることをお勧めします。

放射線骨壊死が起こると、長い年月にわたり骨に痛みや炎症が生じやすく、悪い歯であっても自然に抜け落ちるまで温存しておくほかありません。従って、歯を悪くしないように歯磨きやフッ素製剤の使用を心がけていただくことが大切です。

頬の裏にしこりのようなものができました

年齢 性別 相談日
20代 男性 2011年5月17日

【相談者】2011年5月17日  20代 男性 H

質問

2ヶ月ぐらい前に右の頬の裏にしこりのようなものができました。口内炎かなと思い薬をつけてたのですが、しこりの大きさは変わりませんでした。今は痛みがなく、耳鼻咽喉科の先生の話だとほっとけばなおる言われましたが、いっこうに小さくならないので心配で相談しました。1センチ弱でやわらかいです。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

頬粘膜に生じたしこりの原因として、まず考えられるのが腫瘍性の病気で、唾液腺腫瘍(唾液腺ガンを含む)や脂肪腫、神経線維腫、類皮のう胞、リンパ上皮性のう胞などが挙げられます。しかし耳鼻咽喉科の診察では、上記のような病気は疑われなかったようですね。放置しておいて治るのは、リンパ節腫脹や血腫、肉芽腫などの炎症性の病気です。

大きさが変わらないとすれば、腫瘍性か炎症性か、どちらのタイプの病気であるかを判断するのは難しいですね。従って、超音波断層撮影(エコー)やCT撮影など、さらなる検査を行う必要があるでしょう。その上で、摘出して病理組織検査を行えば、最も確実な診断を下すことができます。

もう一度同じ耳鼻咽喉科で診察を受けるか、あるいは他の口腔外科や耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。

下顎骨骨折後に生じたカウザルギー

年齢 性別 相談日
30代 男性 2011年5月11日

【相談者】2011年5月11日  30代 男性 d

質問

初めてご質問させて頂きます。私は、医療の知識はありません。2010年5月29日に右下顎骨折のため固定する手術を行いました。手術後、もうすぐ1年を迎えるところですが術後より右下唇から右側喉元にかけて表面の皮膚が冷たい又はむず痒いと感じる症状が続いております。

現在も通院中でして担当して下さっております先生に伺ったところ「カウザルギー」の症状がありますがその内完治するでしょう。と言われております。そこで、「カウザルギー」なる症状について2件、お聞かせ願いたいのですが1件目:自然治癒で改善されていくものなのでしょうか。もし自然治癒で改善されるのであれば、通院を取り止めようと検討しております。2件目:よく右下唇周辺がむず痒くなるため落ち着くまで何度も手で擦るように触る事が1年近く続いているのですが触り続けていても支障はございませんか。

以上、ご多忙のところ恐縮ですがご教示頂きたく宜しくお願い申し上げます。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

カウザルギーとは何らかの原因によって神経が傷つき、痛みやしびれが続く状態をいいます。下顎骨骨折の際にその中を走行する下歯槽神経が傷つき、結果としてカウザルギーが生じたのでしょう。世界疼痛学会では、1995年以後カウザルギーに代わり「複合性局所疼痛症候群Ⅱ型」という用語を使用しています。

カウザルギーは治癒が困難で症状が何年も続くとされていますが、中には自然に治るケースもあるため、治療を受けずに様子を見るという方法も一つの選択肢となります。ただし、薬物療法や星状神経ブロックを行うと改善する場合もあるため、ペインクリニックを紹介してもらい、しばらく治療を受けられるのも一案です。

また、右下唇周辺を擦るように触る行為は症状の悪化を引き起こす可能性はあるものの、血行の促進により回復への一助となる可能性も秘めています。

下唇に小さく白いぶつぶつが昨日から増え始めてしまいました

年齢 性別 相談日
20代 女性 2011年5月11日

【相談者】2011年5月11日  20代 女性 IM

質問1

二週間前から喉に痛みがあり、耳鼻咽喉科にて、抗生剤を貰いました。一週間たっても治らなかったので、別の耳鼻咽喉科へ行き、オラセフ錠250㎎とトランサミンカプセル250㎎ロキソニン錠60㎎を貰いました。また3日4日たって治らなかったら来てくださいと言われたので、一昨日同じ医院に行きました。喉頭炎を起こしているとのことでした。薬を変えて今度はクラリシッド錠250㎎とトランサミンカプセル250㎎を飲みはじめました。喉はまだ治ってません。

そして相談は、特に下唇に小さく白いぶつぶつが昨日から増え始めてしまいました。これは何なのでしょうか?写真を送りますので、もし原因やよい薬などありましたら回答お願いします。下唇

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

写真だけでは判断しづらいのですが、ウィルス性の水疱ができているように見受けられます。 口唇にできるものはヘルペスウイルスが原因となっている場合が多く、治療としては内服薬や軟膏を使用します。

【相談者】2011年5月14日  20代 女性 IM

質問2

お返事ありがとうございます。 昨日耳鼻咽喉科の先生に診てもらったのですが、はっきりと分からないそうです。白いぶつぶつは痛みはありませんが、一度消えてもまた出来てきます。

抗生物質は止めてみようという事になり、トランサミン錠のみになりました。あと家にあったケナログを塗っています。もしヘルペスウイルスの場合でも今飲んでいる薬で大丈夫でしょうか?

【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也

直接肉眼で見て診察されている先生が「はっきりと分からない」ものに関して、メールでお答えすることに無理があるとは思いますが、分かる範囲で回答します。トランサミンは血液を溶かすプラスミンの働きを抑制し、出血を防止するための薬なので、ヘルペスウイルスに直接的な効果を発揮することはありません。ヘルペス感染に対してはバルトレックスやゾビラックスの内服、あるいはアラセナA軟膏の塗布が有効です。